エビフライと海老天は、同じエビを使った揚げ物ですが、調理法や文化的背景に大きな違いがあります。
- エビフライは洋食として発展し、小麦粉、溶き卵、パン粉を使ってサクサクとした食感を楽しむ料理。
- 一方、海老天は和食の一部で、水溶き小麦粉の衣を使い、軽やかで素材の味を引き立てる仕上がりが特徴です。
これらの違いを理解することで、どちらの料理もより深く楽しむことができます。
天ぷらとフライの違いは材料
何となく料理する時に材料を出して、何となく調理していましたが改めて考えてみたら、意外と迷うものですね。
天ぷら
天ぷらの材料は、小麦粉と水、卵ですよね。でも天ぷら粉という便利なものがあるから、ちょっとややこしくなってきましたが...。
料理の仕方は、ボウルに卵と水をいれ、小麦粉をさらに追加してかき混ぜます。
具合良くできたら、ボウルに天ぷらの食材をくぐらせて、適温に温めた油でカラッと揚げれば完成。
小麦粉をふるいにかけると、仕上がりはさらに良くなります。お水の代わりに、炭酸が抜けたビールを使うとさくっとあがると言われていますが、面倒なので天ぷら粉を使う方が簡単です。
フライ
フライの材料は卵、(小麦粉を入れる場合あり)、パン粉です。
料理の仕方は、たとえば海老に卵を付けてから、パン粉をつけて(まぶして)油で揚げます。
卵に小麦粉を入れる方もいるので、天ぷらとフライの一番大きな違いは、このパン粉を付けるかどうかで、揚げたあとの見た目が異なることです。
しかもパン粉がついたことで、食感がさくっと感じるのがポイント。
結局違いは?
両方とも揚げる調理法。違いは・・・・
材料や手順に若干の違いがありますが、専用の粉を使うと自分では、どっちも同じに見えてきますが、食事で出されたもので見分けるなら、唯一、フライはパン粉を付けるからフライと呼ぶのが一般的です。ちょっとありきたりな答えになってしまいました^^
フライはえびに卵を付けたあと、パン粉をまぶすのが作業工程で大きな違いかな~と思います。
でも天ぷらもフライも、どっちも油で揚げるのに変わらないのですが、分類するとしたらこうなります。
└唐揚げなど
(フライ>天ぷら)
見た目は、フライの方が少し色が濃く、人間で言えば日焼けした感じ。
天ぷらは色白なイメージ。
フライという調理法の中の天ぷらという調理法という分類になるのかな~と。
たとえをあげるなら、家族で考えると自分が産んだ長男と長女は誰の子?みたいな議論になっているってことですね。両方とも自分の子供で、性別が異なるので、見た目が異なるみたいな。
フライ(揚げる)調理法の中のひとつが、天ぷらという位置づけ。だから素揚げ、唐揚げもフライの一種。そう考えるとすっきりしますね!
ただ使う材料や手順が異なるので、見た目や食感が変わるので天ぷらとかフライと分類して、分かりやすくしているのかな~と。
海老天じゃない!
海外旅行(インドネシア)に行ったとき天ぷらを注文したら、天ぷらでもない、フライでもないフリッターがでてきてビックリしました。
甘くない海老のドーナツ揚げみたいな感じになっていました。お好み焼きは美味しかったのですが…。
この流れていくと、油で揚げないエビフライってどうなのですかね。
ノンフライ
調理法で分類したら、ノンフライヤーなどいまどきの油で揚げない家電で調理したエビフライ。あれって揚げている感じではなく、食材に含まれている脂をしみ出させて加熱調理しています。
だから海老をまるごと油で揚げるのとは違いますよね。
もっとややこしいのは、脂があまり含まれていない食材は、少し上から油を垂らして加熱しているので。それだとフライパンに油を少し引いて加熱調理するのと、ほとんど同じじゃないですか?
徐々に調理法も、ぼやけた感じになってきたように思います。まあ、それをいったらお寿司職人さんから言わせれば、いまのお寿司はお寿司じゃないって言われるかもしれませんね。
やはり時代で少しずつバリエーションが増えたり変わったりしながら、料理って進化していくものなのですね。
良い意味でワクワクしながら次は、どんな調理でどんな食材を料理して食べさせてくれるのか楽しみ♪
えびが美味しい調理法はどっち?
まだ終わった訳じゃないですよ。フライと天ぷらの違いをまとめましたが、問題は味。
どっちが美味しいかです。
えびに関して言えば、私はさくっとしたエビフライの方が好きです。海老のフライはしっぽまでカリカリに揚げられているのですが、天ぷらはしっぽはなんとなく柔らかくて、食べきれない感じです。
えびを美味しく食べるならエビフライ。ソースやタルタルソースを、ちょっと付けて食べるのが最高!
意地悪な人がいても平気。
「それじゃ、海老天重がでたら食べないの?」って聞かれたら、こう答えます。
「いただきま~す♪」
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。