テレビショッピングで家庭用真空パック【ピタント】を紹介されていました。榊原郁恵さんも、欲しそうでした。
私が欲しいと思ったきっかけは、食べかけのポテトチップスやポップコーンは、すぐに湿気ってしまい、何とかしたいと思ったこと。
乾燥方法はネット上にはあり、たとえばオーブンにクッキングシートやアルミホイルを敷いて、3分180℃で加熱してから150Wで10分くらい加熱、その後30分くらい放置する方法などがあります。
でもこんな方法、面倒で手間がかかります。
そこでめんどくさがり屋の私は、食べかけのお菓子や乾燥した野菜、野菜パウダーなどを真空パックで保存するアイデアを思いつきました。(・・・というより食品乾燥機を調べていて、たまたま見つけただけなのですが。。。)
※注 商品の情報やその関連動画も調べて詳しく掲載したので、相当に記事の分量が多い。時間がない方は、この記事をお気に入りに入れて、ゆっくりみてください。
目次
家庭用真空パック器の機種リスト
家庭用真空パック器のサイズは、方手で持てるサイズからラミネーターくらいのコンパクトサイズ、大きいものはFAX機くらいのサイズまであります。
今回はひんぱんに活用する前提で、(強度に不安がありそうな)コンパクトタイプは除外。
売れ筋・人気商品の8機種中から、筆者が欲しいと思った3機種について購入リストに設定。詳しくみていくことにしましょう。
参考 購入時の注意点
検討機種
主に人気の家庭用真空パック器の機種はこちら。
興味のある機種なら、下記をクリックすると、すぐ見られますよ。
次に価格や包装する袋のコストなどについて表に簡単にまとめました。
ランニングコスト
真空パックをするときに、気になるのは、1袋あたりのコストですよね。
そこで一覧表にまとめました。
機種名 | 参考価格 | 袋コスト 大 小 |
DUCKY(ダッキー) | ¥23,800 | 専用袋なし |
真空パックん plus | ¥12,800 | 53円 37円 |
フードセーバー V2244 | ¥10,800 | 88円 68円 |
ピタント | ¥14,800 | 2本ロールで、 91円 |
袋コストは、真空パック大と小を1回あたり30cm使用した場合のコスト(概算)
- DUCKY(ダッキー)は専用の袋がないので、市販品を活用します。
真空パックん plus専用ロールを見ていきましょう。
ロールとカットされたものがあります。カット品がない機種もあります。
まずはロール品。
- 大28cm×5m 2本1697円
- 小20cm×6m2本1491円
次は専用カット品。
- 35cm×28cm(44円)
- 28cm×20cm(33円)
カット品は意外とお徳です。
耐熱/耐冷温度 100℃/-40℃(湯煎・冷凍・注意事項あり)
フードセーバー V2244専用
- 28cmロール 5.4m 2本 amazonで2本3,189円
- 20cmロール 6.7m 2本 amazonで2本2,981円
耐熱/耐冷温度 100℃/-40℃(湯煎・冷凍・注意事項あり)
コスト考察
安くする方法があります。
DUCKY(ダッキー)は専用の袋が用意されていないので、真空袋 ナイロンポリの安いタイプを使用できます。ただし本体が、他の2機種と比べると高い。
真空パックん plusは、フードセーバー V2244の袋より安い。たくさん使うほどこの差は大きくなります。ここまでのところ真空パックん plusが有利。
いずれにしても専用品は高いです。
そこで、裏技があります!
こちらの方法を使えば、かなりコストを下げられます。
これならコストを考えずに、どんどん真空パックできちゃいます♪
だから毎日のコストは何とかなるので、機能で選ぶと良いですよ。
機能一覧
機種名 | 液体 | 粉もの | マリネ ×未機能 |
カッター ×未搭載 |
DUCKY(ダッキー) | ||||
真空パックん plus | ||||
フードセーバー V2244 |
性能面では真空パックん plusとフードセーバー V2244は互角。
ただしカッター未搭載のフードセーバーは、使う度に面倒だと感じそう。またおでんや漬け物など液体ものが扱えないのが痛い。
粉ものは真空にせず、包装パックにするだけなら真空パックん plusもOK。
袋を二重にする方法もあります。スナック菓子や乾燥させた野菜など、真空パックの用途だけだったら、フードセーバーで十分。
豆知識
液体:キャニスター使用。漬け物の汁程度。液体自体はパックできません。みそ汁などは不可。
キャニスターは水が直接、本体に入らない様にする専用の付属容器の名称。
マリネ:容器に入れて空気を抜きしばらく放置、その後また空気を減らすという行程を自動で行ってくれます。
このマリネ機能は、調味料を素材に浸透圧で染みこみやすくするので、調理時間を時短できる優れた機能。
詳しくみていくことにします。私が欲しいものをランキングで表示しています。
家庭用真空パックマシーン DUCKY(ダッキー)
DUCKY(ダッキー)は、家庭用と業務用がありますが業務用は高い。
こちらは家庭用。
価格と性能バランスで選ぶなら
専用袋不要の真空パック器。たくさん使うほど有利。
ただし格安の袋を使う場合、選定を間違うとトラブルを起こしやすい。仕様をしっかり確認しましょう。(一般的:耐熱/耐冷温度 100℃/-40℃)袋の厚みも関係します。
専用の袋がない割り切りの良さで、購入リストに加えました。価格帯からみると、家庭用の本格的な機種といえます。期待は高かったのですが・・・
※注 粉もの・野菜パウダーは本体故障の原因になるので包装できません。(販売サイトに記載あり。)
通販・最新価格 solacle 卓上脱気シーラー ダッキーを楽天市場で検索する。
ここからは業務用のDUCKY(ダッキー)
amazonの全てのカテゴリーで検索すると、業務用と家庭用がありますが同一機種(商品詳細情報で確認済み。)ですが販売元が異なります。
乾燥したもの操作画像はこちら(ほぼ無音)
参考価格:¥23,800
包装用のロールなどは付属していません。
液体を包装する場合はこちら(ほぼ無音)
『たくわん』などが汁に入った状態の物を真空包装する場合の動画です。
清掃方法まで用意されていました。これは分かりやすい。(音が多少でます。)
価格の割に付加価値が見えてこない機種。寿命や故障率などの面なども分かれば、選択肢として強く押したいのですが。動画なども分かりやすいだけに残念。
粉物の真空包装は故障の原因になるので不可。野菜パウダーが扱えると良かったのですが。
イマイチ レビュー数が若干少ない。
ココがすごい! 一般の真空用袋(真空袋ナイロンポリ)が使用できるので、ランニングコストが安い。
動画が用意されているのでイメージがつかみやすい。商品説明が豊富にあります。
参考製造輸入元サイト
初期タイプは不具合がでていますが、現在は改良型が販売されています。
マイナーなルートで売られている格安の場合は、初期タイプの可能性が高いので避けた方が無難。あまりにも安い場合は、販売元に理由を確認しましょう。
でも、また家庭用に毛が生えた程度に思えます。
高性能で耐久性の高い業務用
やはり家庭用では、寿命が短く耐久性には疑問が残ります。
もし本格的に真空パックを使うようになれば、業務用を検討した方が安心。
長く使えそう。予算があれば。
ここまでが3位。
次は2位の商品。
フードセーバー V2240
2位のフードセーバー V2240。
海外で有名
国内よりも海外で認知度が高く、累計2000万台も売れているのがフードセーバー。
2つの類似モデルがあります。こちらで紹介するのは下位モデルのV2240。
キャニスターは付いていません。ただしテレビ紹介モデルなどもあり、非常にややこしい商品ラインナップになっています。
なぜか上位モデルの型番がV2240(キャニスター付)
毎月付属品を購入する代わりに、本体が安いタイプがあるので購入時は注意してください。これは高くつきます。
粉もの可能
手作りの野菜パウダーなどを真空パックする場合は、ロールを長めに切って使用してください。そうしないと本体に粉を吸引して故障の原因になります。20umという細かい粉は避けた方が無難。
関連記事 20umの細かい野菜菜パウダー
参考価格:¥10,800
付属品:パックロール大x1 パックロール小x1 バック小x3 バッグ大x2
純正ロールが高いので、真空パックん plus プラスのロールは使えないのか?
材質的には使えそうな気はしますが、質問するのはさすがにできないので、自己責任でテストしてみる価値はあります。
定期便コースは本体は安いですが、消耗品を定期購入する必要があります。大量に使う場合なら断然オススメ。あまり使わないなら、本体が高くても本体のみを購入するのが良いでしょう。
イマイチ ロールはハサミで切ります。レビュー数が少ない。パックロールが高め。キレイなら再利用ができるのが救い。
ココがすごい!
専用ロールで電子レンジや湯せんで温めOK(切り込みを入れます)。吸引コントロールで柔らかい食材もできる。マリネ機能が搭載。粉ものができる。
フードセーバー V2240というハイグレードモデルがあり、そちらは水分の多い食材にも対応しています。ただし価格は2倍程度と高くなります。
参考公式サイト
真空パックん plus プラス
1位は、真空パックん plus プラス。
迷ったら、これを買っておけば間違いない!
お手頃価格
付属品 お試しロール大1本(28cm×3m)お試しロール小(20cm×3m)
本体セットだけですぐに使用できます。
通販価格を見る 真空パックん plus プラスを楽天市場で詳細を見る。
かなり売れている機種。
専用ロール使用。本体内に1つセットできる。
これは毎日使うとかなり欲しい機能でありがたい♪
粉ものはおすすめできません。
汁物は専用カット袋がおすすめ。
イマイチ たまに初期不良等のハズレがあります。他の機種にも言えることですが・・・
使用例の動画を見つけました。
お総菜の真空パック
お米を真空パック
ステーキ肉
スタイリッシュな「真空パックん+plus」が一番<噂は本当だった>
音が小さいので、ボリュームを大きくして聴いてください。
いかがでしたか?
意外と簡単に使えますね!
ココがすごい!
ソフトに真空できるモードを搭載。マリネ機能。ロールカッターあり。
【番外編】コンパクトタイプ
野菜乾燥機でも紹介しましたラボネクト株式会社さん。そこが販売している卓上コンパクトサイズの家庭用真空パック器を紹介したいと思います。
粉もの可能
公式サイトに粉ものが包装された写真あり。
amazonや楽天市場さん等では販売されていない機種。
とてもシンプルで取扱が簡単。レビューなどが読みたいので、ぜひ一般販売して欲しい機種。
価格:¥7,800円
公式サイト 詳細はこちら
その他の機種
こちらは購入時から、調べて欲しい気持がでてこなかったので、上記のリストに加えませんでした。私が選ばなかった理由を簡単にまとめました。
パナソニック 密封パック器 BH-951P 参考価格:¥7,000円
汁物は不得意。大手さんですが、ロールはハサミ切り。得意分野ではないような。。。
真空パックんコードレス 参考価格:¥6,000円
専用の替え袋の使用でないと使えない。バッテリー式が面倒。そもそもロールが使えない。
粉ものは、袋を二重にすると可能。粉が機械に入らないのが前提。
「グルメセーバー」 TU-420 参考価格:¥6,000円~10,000円(付属品注意)
使いづらいという方や真空性能がイマイチ。改良版に期待。
アイリスオーヤマ 真空保存フードシーラー VPF-385T 参考価格:¥7,000円
価格はこのクラスにしては低価格ですが、コストが省かれているので故障率が気になります。
CCP BONABONA 参考価格:¥6,500
レビュー評価をみると、シール成功率が低く、トラブルも多いような。次機種に期待。
朝日 真空パック器 吸太郎 ASV001【2013年改良型】 参考価格:¥38,000
レビュー評価をみると、使いづらい。真空がイマイチ。高い。ただし業務用です。
次機種(家庭用)に期待。さすが業務量、真空袋ナイロンポリが使えるのでランニングコストはやすい!
販売サイト 家庭用真空パック器を楽天市場で検索する。
まとめ
イチオシ
当サイトでオススメは、マリネ機能やロールカッターあり、袋のコストが安く費用対効果(性能面)を考慮するとこちらになります。
オススメ
家庭用 真空パック器 真空パックん plus プラス
>>真空パックん plus プラスの記事
※野菜は乾燥させて真空パックして、使う時に粉にするスタイルか、粉にして袋を二重する方法を検討中です。
購入前の注意点
欲しいなったら、どんどん調べて買いたい機種を見つけるまで探すのが私。
実際に購入するかどうかは、お財布次第ですが余力が産まれる度に様々なものを購入するので、家族からは購入禁止令がだされるほどに。
そこで今回は、家族にも喜ばれ実用性がある家庭用真空ポンプなら納得してくれるはず!家族への説明用に記事にまとめました。参考になれば幸いです。
まず買いたい気持を抑えて、デメリットをまとめました。
このマイナス面を把握しておかないと、amazonや楽天で悪いレビューを書いてしまう結果になるからです。大事なのは、業務用じゃないから購入時に過度の期待は禁物。
機種を選定する場合、以下の点は最低でも情報として知っておいてください。
でないと、使えない等の感想になります。あくまでもそういう仕様です。
- 真空にするので音が大きい。(掃除機よりは静か。)
- 専用の袋以外は、空気が入る・・・かも。
- 水分が多いものは故障の原因になるのでやめる。
- 野菜や生魚は水が垂れなければOK。
- ゆでたては、水分をキッチンペーパーなどで吸収させないとシール(包装)できない。
- 洗ったそのママはダメ。
- サイズが小さく軽量のものは、吸引力も小さい。
- 購入店によってはトラブル時の対応が悪い。(商品の品質とは別。)
- 柔らかい果物は真空で潰れるのでできません。途中で真空をやめたり包装だけなら可能。
- 汁物はロール(袋)が機械に汁が届かないよう、長めにカットして使いましょう。
- シールをする場合、しっかり抑えないと包装が不十分になり空気が入ります。
- シール部分のテープなどは消耗品で交換の必要があります。
- シールをするには、卓上タイプは力が必要な場合が多い。
- 袋の入り口に汁が付くと、シールできません。
- 袋にすき間やゴミ、粒などがあると、シールが不十分になり空気が入ります。
- シールが不完全だと真空ではなくなります。
- 専用のロール(袋)でないと性能が発揮されません。
- シールのみの仕様は寿命を早めます。
- 殺菌機能はありません。冷蔵や冷凍保存は指示に従ってください。
これらの不満を1つでも減らしたい方は業務用も検討してください。ただし価格帯が違いますね。
番外編 業務用はすごい!
参考機種 さすがにこのクラスになると安定感があります。
さすがプロが使う機種はレベルが違いますね!
欲しい・・・
業務量の機種名:ボンマック デジタル真空包装機 BMV-281
通販 ボンマック 真空 包装機 BMV-281を楽天市場で詳細を見る。
格安品に不満がある方は、業務用をおすすめします。ただし高額な予算や設置場所が許されればですが。
故障までの期間が早い人だと2年以内との声も。普通の購入者レビューは、購入直後のレビューが多いので、故障に関してはあまり参考になりません。
1~2年で十数回しか使わずに壊れたら、失敗したと感じてしまいますね。
最近の家電は当たりハズレが大きいので注意してください。(多機能になり、部品点数が増えたのも原因の1つ。)
※購入時、くれぐれも欲しい機種を間違えてしまわないように。
類似品や上位・下位モデルの間違いが多くなっています。当サイトの情報に記入ミスなどもあり得ます。必ず申し込みページを再度確認して、自分が欲しいモデルかを確認しましょう。
以上、家庭用真空パック器の選定の参考になれば幸いです。
参考 野菜パウダーの作り方と家庭用食品乾燥機 野菜の乾燥に最適。保存食作り。
参考 野菜パウダーの栄養や使い方【離乳食・販売店】一発チェック! 乾燥が面倒な方に。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。