煮こごり、子供の頃に魚の煮物がゼリー状に固まっているものを食べたことがありましたが、不思議には感じていませんでした。
大人になってから、煮こごりを食べてみたいと思ったのですが、どういう作り方なのかが分からず調べて煮こごりだとわかりました。
煮こごりは、ゼラチン状で基本的に魚や鶏肉のコラーゲンが煮汁にしみ出したもの。つるつるお肌のビタミン剤ですね! 旨味も閉じ込められています。
そこで作り方や食べ方を改めて調べてまとめてみました。
煮こごりの材料と作り方
煮こごりは、地域によって食材は異なりますが、主にコラーゲンが固まってゼラチン状になったもの。
魚や鶏肉、肉などでコラーゲンが多い食材を煮出せば煮こごりは作れます。
材料
- 鯛、カレイ、ぶり、ふぐ、うなぎ、鶏肉(手羽先など)、牛すじなど。
- しょう油、みりん、料理酒、塩などを用意してください。
鯛の骨から作った煮こごり💕
料理長❗️
これ美味いよ〜😍 pic.twitter.com/seFmV6rPWK— 佐久 ゑにし (@sakunokoisan) 2019年5月10日
カレイの煮こごり。
もずく。 pic.twitter.com/3S40M4hLhk— 秋葉原新聞 (@akiba_journal) 2018年7月20日
手順
- 水を沸騰させたら、食材を入れて沸騰させないように火加減を調節。
- 十分に煮出したら、あら熱を取り冷やます。
- 冷蔵庫で冷やして固まるのを待ちます(数時間以上はかかります。)
- 完成
素材を煮出してコラーゲンがでてくるので、冷蔵庫で冷やせば美味しく頂けます。
ゼラチンが少ない食材でも、煮こごりが作れるのが、タイの煮こごりの作り方動画
煮こごりの食べ方
作り方は以外と簡単で、煮出して冷やす行程だけですが、アレンジ次第で煮こごりは様々な食べ方が楽しめます。旨味がゼラチンに閉じ込められているので、鍋物の出汁として使えます。
あったかいご飯の上にのせて食べる人が多い。
宮城県産 アナゴ
うちの店で開きました🎵
やっぱり開きたてが一番白焼きをワサビ醤油で、
天婦羅ならお塩で、
煮穴子にして次の日は煮こごりをご飯にのせて🎵
食べ方いろいろです pic.twitter.com/xMCoIihIj1— 鮮魚の渡憲仙台朝市店えんどぅ (@watakenasaichi) 2018年8月22日
味を活かしタレに使ったり、炒め物などにも使えます。素材の味と味付け次第で、いろんなアレンジができますね。コラーゲンがたっぷりなので、捨てずに肌の潤いにプラスしましょう♪
ちなみにコラーゲンはタンパク質なので、美容だけではなくダイエットに活用できます。運動する時に食べれば、筋肉を作る材料になるので良いです。ただし、しょう油をたくさん使うと塩分が気になるので注意しましょう。
あ、でも私は甘いものばかり食べているから、あまり効果はないかな。。。
煮こごりの賞味期限と保存方法
作ったのは良いけど、そんなに一気に食べられませんね。調べたのですが、はっきりとした日数は気待ていませんが、生ものと同じで早めに食べるのが良いでしょう。
- 目安は冷蔵で3日
- 冷凍で3ヶ月くらい。
私はせいぜい2~3日で食べきるようにしないと、冷蔵庫にいつまでも入り切らないです。
冷蔵庫の中に入れるときも、しっかりと密閉容器に入れて雑菌が入り込まないように注意しましょう。
業務用の場合は、真空パックや冷凍をしているので、ある程度は長持ちします。
冷凍から解凍する場合は、前日に冷凍庫から冷蔵庫に入れてゆっくり解凍させましょう。
煮こごりが固まらない
水分に含まれるコラーゲンが少ないと固まりにくいです。前日に調理して冷蔵庫に入れて置いても、固まっていない場合は、そのままでは失敗ですのでゼラチンを適量加えるのが良いです。(本当は加える必要はないのですが。)
その他にもこんな原因も。
【煮こごり】
脂肪分の多い魚の煮物を
冷蔵庫で冷やすと煮汁が固まり
煮こごりができる魚から出たゼラチンが固まったもの
(フランス料理ではアスペック)ゼラチンは
コラーゲンが分解したもの
50~60℃で溶け
15~20℃で固まるキウイなど
たんぱく質分解酵素がある液は
固まらない#料理の科学— キントレ⚡ラバーズ (@YusukeYamawaki) 2018年9月21日
ゼラチンの特性上、室温が高いとかたまりくいので冷蔵庫で、一晩ゆっくり冷やしましょう。あまり沸騰させると、固まりにくいようなので火加減にも注意が必要です。基本的な考え方はゼラチンを作るのと同じです。
ゼラチンを加える発想もありますね!
(ゼラチンについて>>寒天とゼラチンの違い!知ってる様で知らない?)
鍋で固まったものをそのまま食べるのは・・・型に入れると、使いやすいかもしれませんね。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。