我が家ではテフロン加工(フッ素樹脂加工)のフライパンを使っています。
焦げ付かず後片付けが簡単なので、朝の忙しい時間は助かりたいへん重宝しています。
そこではがれたフライパンを復活する方法を2つ紹介したいと思います。(テフロンをプロに依頼する再加工の情報も掲載中)
復活させる2つの方法
復活する方法を紹介する前に、こちらの『テフロン加工とは?』をお読み下さい。
豆知識テフロン加工とは?
テフロン加工と言われていますが、デュポン社によって商品化されフッ素樹脂を「テフロン」という登録商標名でよばれています。
そのため、厳密にはデュポン社のテフロンではなく、フッ素樹脂加工と呼ぶのが正しい呼び方。そこでこの記事ではフッ素樹脂加工で統一することとします。
もちろんデュポン社のテフロンを使っている場合は、テフロンのフライパンと呼んでかまいません。
フライパンを購入されるときに、テフロンかフッ素樹脂かの違いでそれが分かります。
私はこの記事を書く時に調べて始めて知りました。
そこで、何か商品はないか調べてみたら見つかりました。それがフッ素革命という商品です。
フッ素革命とは?
簡単に説明すると、
- フッ素革命11 フライパンの再生・リペア、光沢効果、防汚効果などに使います。
- フッ素革命15 防水スプレーと同様の効果が期待できます。さび止めなどにも有効。
フライパンでテフロン加工やフッ素樹脂加工の性能が低下したものは、フッ素革命11を使います。
- 油を使わないと焦げついてしまうようになったフライパンを用意します。
- きれいに洗います。
- フッ素革命11をワンプッシュします。
- スポンジで塗り広げ、クロスで拭き取ります。
- フライパンを弱火で5秒くらい加熱したら完成。
補足
かなり広範囲にフッ素樹脂加工がはがれている場合は、フライパンにフッ素革命11を塗って乾燥をする行程を3~5回繰り返すと、皮膜が厚くなって効果が伸びます。
こちらの動画で、他の用途も説明されています。(約6分の動画です。)
フッ素革命11の問題点
フッ素革命11がフッ素樹脂加工と異なる大きな点
フッ素樹脂加工の場合は、170~400度にフライパンを温めて(焼き付け)加工します。焼き付け塗装のような感じで取れにくい。
缶ジュースや缶コーヒーなどに印刷してあるもの。スポンジでこすったくらいでは、はがれたりしませんね。
あれが焼き付け塗装の強さです。
フッ素革命11は、スプレーでシュッと吹きかけているだけなので、コーティングよりは厚いかもしれませんが0.2μ、2/10000mm。薄すぎて想像もできません。
ぜんぜん厚みが違いますね。
耐久性は厚い方が優れています。もちろん加工技術によっても差がでますから、単純に厚みだけでは判断できません。耐久指数という指標がありますが、一般には公表されていない場合が多い。ここでは厚みだけで比較しています。
計算してみた
フッ素革命11で得られる厚み 0.2μ。
重ね塗りしてもぜいぜい1μくらいですね。
20μmの最低ラインのフッ素樹脂加工と比較しても1/20
仮に安いフライパンを毎日使って、180回くらい(半年)ではがれ始めたとしたら、
1μだったら180/20=9回くらいではがれる計算になります。
実際に、口コミを見ていると耐久性は5~10回くらいだと思われます。
1回1プッシュで30円くらいのコスト。
このあたりをどう判断するかです。
フッ素革命11が1回でダメになった?
1回でダメになったという方がいます。
あくまで想像ですが、
- フライパンをしっかり洗っていなかった。
- 樹脂がもともとはがれが広範囲でひどかった。
- 使い方がもともと過酷な使い方だった。
このような条件だと、1回でダメになる場合も予想できます。
ただ製品としては、フライパンのような料理の度に加工面に、頻繁に食材やヘラなどがこすれるものばかりを想定していないので、フッ素革命11に耐久性を求めてはいけないでしょう。
大掃除などのときに、簡単に拭き取るので使ってて良かったというアイテムのような気がします。
個人的には、換気扇や電子レンジの汚れ予防にメインに使い、1度、フライパンにもためして見るのが良いのではと思います。こっちの用途で使ってみようかな。
フッ素樹脂加工を業者に依頼する方法
フッ素革命11で満足している方も一定数の方がいらっしゃるようですが、フライパンのような耐久性が重視されるものは、業者に依頼するのが確実です。
さすがプロ。焦げ付かないという機能は、買ったときの状態そのもの。
フライパンのフッ素加工の再加工
下記の料金は変更になる場合があります。(税抜き価格)
調べてみると、取っ手が外せない場合は再加工できないか、できても外す手数料がかかります。その理由は高温で再加工の時に、とってが溶けたり変形したりするからです。
品質
さすがにプロの業者さんですので、フッ素樹脂加工されたものは、耐久性もかなり長持ちしそう。
アルファ技研さんにティファールのフライパンを出された方は、2年以上も使っているそうです。
その他、送料などもかかるので、ご近所の方や高価なフライパンを再利用したい方向きです。
外側は見た目が汚くなりますが、それでも大切なフライパンを長く使いたい方は、依頼してはいかがですか?
納期は2~3週間くらいかかるので、安いフライパンもつなぎに必要ですね。
結局、損か得か?
- 結論としては、3000円以下のフライパンは赤字になりそうなので、フライパンの復活は損。
- 500円のフライパンだった、フッ素革命11をためしてみても良いかな。
- 5000円くらいのフライパンならフッ素樹脂加工を要検討。
イチオシ
1万円くらいするフライパンなら、迷うことなく業者にフッ素樹脂加工を依頼!
次にフライパンを購入するときは、良いフライパンを使おうかな。(先週、購入してしまったのですが…)
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。