「肉をヨーグルトに漬け込むと柔らかくなる」とよく聞きますが、実は漬けすぎると逆効果になることをご存知ですか?
特に、漬け込み時間によっては、肉が柔らかくなるどころか食感が悪くなることも。この記事では、肉をヨーグルトに漬け込む適切な時間や、失敗しないためのコツについて詳しく解説します。
鶏肉や豚肉、牛肉など、肉の種類ごとに最適な漬け込み時間をガイドラインとしてご紹介。さらに、ヨーグルトの選び方や保存方法、調理のポイントも解説していきます。
漬け込みすぎの失敗を避けて、肉の美味しさを最大限に引き出すコツを学びましょう!
漬け込み時間の目安
まずはヨーグルトに漬け込む時間を紹介します。下記は、お肉の種類別の時間の目安になります。
- 鶏むね肉: 5〜10分でも効果があるが、しっとりした食感を得るには一晩(8時間)が理想。
- 豚肉:10分で十分だが、8〜12時間漬けるとよりジューシーになる。
- タンドリーチキン:1時間から一晩漬けることで、風味と柔らかさが増す。
- 牛肉・硬い部位の豚肉:1〜数時間が目安。ステーキなら1時間程度で柔らかくなる。
- ヨーグルトの成分(乳酸菌や酵素)が肉を柔らかくし、風味を深める。
- プレーンで無糖のヨーグルトを使用するのがベスト。脂肪分が多いものはジューシーさを保つ。
- 漬け込み時間が長すぎると、肉が過度に柔らかくなるため、最初は短めの時間から試すと良い。
- 冷蔵庫で保管し、マリネ中の衛生面に注意。
次に私が漬けこんだ事例を紹介します。
豚肉を『飲むヨーグルト』に漬けパン粉を湿らせて揚げた
テレビ等でも紹介されたレシピ。
- 材料
- 豚ロース 1枚
- 飲むヨーグルト 大さじ2
- 水 大さじ2
- 塩 少々
- こしょう 少々
- 小麦粉 適量
- 卵 1個
- パン粉 適量
ポイントは飲むヨーグルトを使うところです!
料理のやり方
- お肉の筋切りをする。
- フォークで穴をあける。(ヨーグルトが染みこみやすくなる。)
- お肉を叩く。繊維を柔らかくするため。
- ナイロン袋などに、飲むヨーグルトと水を1:1の割合で入れて、お肉を入れ30分程度、冷蔵庫で漬け込む。お肉1枚に対して、ヨーグルトを大さじ2杯です!
- 30分経過したら、お肉を取り出して、ヨーグルトを軽く拭き取り、塩・コショウで下味をつける。
- 小麦粉をほどよくまぶし、溶き卵とパン粉をつける。
- 衣がついたら、お肉全体が湿るくらい霧吹きをかけます。そのあとパン粉をもう一度、湿ったところにパン粉をつける。さらに霧吹きをして3分ほど置いて馴染ませます。
- 150度の温度で4分30秒揚げます。温度の目安は、油の中にパン粉を入れて、一度沈んでから、すぐに浮かんでくる暗いがおよそ150度になっています。難しいようでしたら、油用の温度計を使いましょう。
- 揚げたトンカツを、そのままパットで油を切りながら3分寝かせて、余熱で内部まで火を完全に通す。立てておくと油がより切れやすい。
- カットして盛りつければ完成!
お疲れ様でした。
肉が柔らかくならない!
先ほどの写真を見て、気づかれたかもしれません。
まず色がきつね色になっていますが、温度が高くなっているに違いありません。150度なので色はもう少し薄い色のハズ。
温度が高めでした^^;
テレビを見た私は、「なんだ、簡単じゃん!」
家族の喜ぶ顔が目に浮かびます。
完全に舞い上がっていました。
さっそく週末にお肉を買い、それをトンカツにしました。
さて、家族の試食の感想は?
「普通に美味しいよ」
「うん、美味しい」
そりゃそうでしょう。
でも「普通に美味しい」って言葉が気になる。
「お肉、柔らかいでしょう?」
「普通」
あれ・・・実食してみると「普通の美味しい」
あれれ・・・柔らかくない!
絶対に手順はあってるんですよ。
ヨーグルトの種類が違うのかな。
今回の方法を家族に話すと、
「もしかして、ヨーグルトの分量を間違えてない?」
「そんなこと、あるわけないじゃん」
録画しておいたテレビを見て唖然。
あ、分量間違えた^^;
ごめん。
お肉1枚につき、大さじ2杯なのに、お肉4枚で2杯にしちゃった。つまり4倍少ないヨーグルトでやってしまったわけ。
どうりでお肉が漬からないと思った。← その時、気付よ!とは心の声。
なかなか、おちょこちょいが治らないのでした。
次回、やってみたら成功しました。分量や時間は守らないとですね。
まとめ:肉をヨーグルトに漬け込む時間
ダメじゃん!肉をヨーグルトに漬けても柔らかくならなかった結末は、私の勘違い料理の方で、レシピの責任じゃありません。
お肉をヨーグルトで柔らかくするには、必ず分量は正しく使いましょう^^;
「できれば多めに浸けるのがポイント」なんて偉そうにはいえないけど。
やってみて分かったのは、肉を叩くのも重要かも。もう少し丁寧にやります。ただ失敗しても普通に美味しいので、失敗を恐れず!
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。