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弁当を保温すると夏は腐る?腐らない意外な対処法とは?

「わっ!卵焼きが糸張ってる!」学校の給食の時間、楽しみだったのに最悪の事態に。暑い日は危険ですね!

カビの菌

これ、大人になってからも経験したことがあります。危なかった(汗)

弁当を保温するのは冬。
真夏に温めて持っていくと、腐って食中毒になります。

でも腐りにくいおかずだとワンパターンになってしまいます。そこで腐らない方法についてまとめました。

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保温したら腐らない?

アツアツでないと腐る。

基本的なことですが、細菌は30~40℃くらいで盛んに繁殖しますが、60℃を超えると活動が弱まり死滅していきます。だからアツアツな状態で完璧に保温すれば、弁当が腐ることはありません。

問題は、そんな高い温度で保温ができるか?です。かなり高性能なお弁当箱でないと、なかなか難しいので、保温性の高いものを選ぶようにしましょう(知名度が高い大手のデータを表示しているような商品)

豆知識

甘酒の麹菌は60~65℃で増殖するので、他の雑菌はいなくなります。

2回目の甘酒

参考 自家製の甘酒が美味しい!作り方と節約レシピ付!

でも高性能なものでも完全ではないので、保温効果が低下すると、生き残った菌がまた繁殖を開始します。でもわずかな時間であれば、食中毒を起こすほどではありません。

まあ熱すぎると、今度は火傷の問題があるので難しいですよね。

あまり時間が経過して、ある一定数以上の菌が増殖すると食中毒になります。あまり長時間の保存は避けてくださいね。目安はお弁当を作ってから6時間以内に食べること。

温度が低いと腐る

暑いから、みそ汁は入らない!」はダメダメ。

中途半端な温度は腐る。

あ、これ腐ってる!

気が動転している母親

特に危険なのはアツアツのみそ汁の代わりに、おかずをいれる場合は腐りやすい。アツアツのみそ汁が入っていれば、それが保温剤になるので、細菌が繁殖しづらくなります。

ところが熱いものがないと、そもそも保温されないので、まるで弁当箱で細菌を養殖しているようなもの。

中途半端に温かくもなく、冷たくもない弁当が一番腐りやすい。ご飯も炊きたてを入れてくださいね。

ただし味噌汁でも具材によっては腐りやすいので要注意。一番あぶないのは、前日に作ったもの。加熱が不十分だと雑菌が繁殖していて、食べる頃には腐っています(経験談)。もし前日のものであれば、お味噌の風味が飛んでしまうのも気にせず、沸騰させて2~3分は加熱しましょう。加熱不足はヤバイので。私は真夏は汁物は避けます(腐らせたので)。

おかずも冷まして入れると腐る。

困った女性

真夏日でも、みそ汁か、または熱湯を入れて弁当内の温度を常に高温に保ちましょう。

弁当箱の性能を確かめて、何時間くらいだったら高温を維持出来るのか確かめましょう。確かめ方は、休日にお弁当を作って温度を5時間、7時間・・・というように測れば分かります。

普通の保温タイプは4~6時間が限度だと思います。ちょっとめんどくさいですけど、実験するのがもっとも確実ですから。

象印「ステンレスランチジャー お・べ・ん・と SL-XD20」はカタログ上は、71度以上保てる時間が6時間。

もちろん、アツアツを入れた場合の温度ですよ。冷めたものを入れたらダメです。

たまに朝は忙しいからというので、夜のうちに弁当箱に詰めて朝、そのまま持っていかせると腐ってしまいます。とてもそれだけの時間、保温できませんから。

保温機能のあるお弁当は、70℃以上を保持すれば問題はなさそうです。くれぐれも保温時間を確認してください。70℃以上、お忘れなく!

注意 ※取り扱い説明書を必ず読んで、それに従って使用してください。

普通のお弁当を腐らせない方法

お弁当

普通のお弁当箱では70℃を保つのは無理ですね。

そこで卵焼きのような腐りやすい食材は、夏場は入れません。気温が25℃を超える時は必ず保冷するように工夫しています。

弁当を保冷すると腐らない

氷と保冷剤で冷やす。

70℃以上に保温できないなら、冷やすしかない!

保温できるお弁当箱(ランチジャー)があるときは、みそ汁の容器に氷を入れるか、保冷剤を入れます。冷やし汁も良いかも。

お弁当を冷やして持参するときは、ご飯は炊きたてではなく冷ましていれます。お弁当箱に入れる前に、冷やしておくと安心です。

冷凍食材の利用

イチオシ

市販の自然解凍してすぐ食べられる食材は、夏場のおかずに向いています。たとえば冷凍の枝豆も具材に最適。そうすれば保温のお弁当箱が保冷専用に早変わり。

機能を上手く利用するわけです。それでも不安なときは、おかずを凍らせたり、ご飯も凍らせます。そこまでは、さすがにやっていませんが・・・

注意 

自家製の冷凍食品は、水分量が多く殺菌していないのでオススメできません。必ず市販の自然解凍OKの食材を使いましょう。

保冷バッグの活用は必須!

春~秋にかけては保冷バッグは必須。

さすがにご飯を冷凍しなくても、保冷バッグと保冷剤があれば、昼まで4~5時間くらいは腐らず保存できます。(食材によります)。

保冷剤

でも保温できるお弁当がないときは、保冷バッグに入れて持っていきます。凍らせたペットボトルも保冷剤代わりになりますね。

保冷バッグ

ただし屋外の日差しのあるところでは、これでも危険ですね。保冷バックを二重にするとか、保冷剤をたくさん入れるようにしないと、腐ってしまいます。

できれば発泡スチロールを使えればベストですが、さすがに学校や職場には持っていけませんね。レジャーのときは活用しましょう。

腐りやすい食材

コンビニ弁当は参考にならない。

  • 生もの。
  • ポテトサラダは絶対ダメ。
  • 生の野菜。
  • 卵は全滅。
  • ちくわ、はんぺんなどもダメ。
  • 煮物もNG。
  • 炊きこみご飯。

コンビニ弁当は、添加剤や防腐効果の高いものがたっぷり?入っているので、腐らないお弁当と言われているので、あの中に入っている食材は参考になりません。

ただ最近は健康志向で、できるだけ食材や調理方法を工夫して、安全なお弁当を提供する工夫がされています。

痛みにくい食材

やはり傷みにくい食材をお弁当のおかずにするのが一番安心ですね。

  • 凍らせた塩鮭。
  • 冷凍した枝豆。
  • 梅干し。
  • 酢飯。(おかず!?)

体には悪そうですが、塩分の濃い味は腐りにくいです。夏場は熱中症対策になるので、ケースバイケースです。

どうしても卵焼きを入れたい場合には、中までしっかり火を通して硬めにしましょう。もちろん保冷剤は必須。中に梅干しを細かく刻んだものを入れるとさらに腐りにくい。

これで決まり

頭を悩ませる方は、市販の冷凍もので自然解凍OKの商品を選びましょう。

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