まとめ買いしたのに、保存が出来ずに腐らせていたのですが、家庭用の真空パック器があれば、そういう心配も解消できます。
ただ1つ、大きな問題点があります。
それがコスト。
専用の袋が高いので、結局、真空パック器がホコリをかぶっていませんか?
そんな方におすすめ情報が見つかりました♪
安い袋が使える!
専用の袋はランニングコストが高い。
1枚53~68円もかかってしまいます。
これだと、たとえば湿気りやすいポテトチップスを保存するのに、68円もかかったら高すぎ!
専用じゃない安い袋にある工夫をすれば、コストを気にしなでもっと真空パックが気軽にできるようになります。そこで市販の安い袋が、どれくらいで販売されているのか調べてみました。
注意する点は真空用の袋を使う様に。材料を間違うと意味がありません。
袋の素材
真空用の袋はナイロンポリが使われています。だから買う場合はナイロンポリと書かれている袋を使いましょう。大抵、真空パック用という記載が1つの目安になります。
ナイロンポリというのは、ナイロンとポリエチレンが二重構造になっているもの。お互いの良いとこ取りした素材です。ナイロンは酸素を通さないので、腐敗しにくいですが、シーラーで圧着(融着)するのが難しい。
ポリエチレンは熱に弱いので圧着しやすいですが、酸素を通すので長時間の保存には不向き。そこでこのような構造の袋にして、真空パック用の素材にしています。
普段、コンビニやスーパーでもらう袋はポリエチレン。ポリ袋ともいう。
透明な袋はビニール袋(ポリ塩化ビニル)。最近はレジなどでは、ほとんど使用されない。
主な袋の材質と特徴を一覧表にまとめてみました。
機種名 | 耐熱/耐冷温度 | 電子レンジ調理 | 酸素を通すか? |
⇒ ナイロンポリ | 100℃/-40℃ | 不可 | 通さない |
ポリエチレン(PE) | 60~110℃/-30℃ | 耐熱温度による。 | 通す |
ビニール(PVC) | 60~70℃/-30℃ | 不可 | 通す |
ポリプロピレン(PP) | 140℃/-30℃ | 可 ※注1 | 通す |
注1:ポリプロピレンも油が多いと使用不可。
表を見て頂くと、材質によっても、耐熱温度に差があるので購入する場合は注意が必要。真空パックにするには、ナイロンポリが優れているのが分かります。
もし普通のポリ袋を使って、食材を詰めて真空にしても、酸素は通過するので比較的はやく腐敗するので価格が安くても使えません。
不安な裏技 サランラップは酸素をほとんど通さない!
この特性を利用して食材にすき間なく包んでから、ポリ袋に入れる二重構造にすると使えます。どこかにすき間があれば、そこから酸素が入る恐れがあるので自己責任でお願いします。
ということで、ナイロンポリを購入しましょう。
市販の真空パック用の価格【目安】
近くのお店やネットショップで購入される場合の参考にしてください。
楽天市場・amazonで調査しました。
-40℃の冷凍食品包装から、95℃30分の高温ボイル殺菌できる商品でした。
袋の厚みは70um(0.07mm)が一つの目安。100枚入りの価格
サイズ(mm) | 税別価格(円) |
200x300 | 1200(楽天) 1500(amazon) |
140x200 | 600(楽天) |
180×260 | 970(楽天) |
130×200 | 645(楽天) 990(amazon) |
120×170 | 500楽天 |
楽天市場は送料が必要。店舗によって異なりますが、おおよそ530~650円
amazonは関東への配送料は無料。商品によっては全国配送無料も。
※注 詳細は商品購入サイトでご確認ください。
ナイロンポリ 新Lタイプ規格袋 No.13
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業務用の機種は、真空方式が異なるため使用できます。
そのまま使用できる家庭用真空パック器
DUCKY(ダッキー)吸太郎
下記は、後述する簡単な『ある裏技』を使うと使用できる機種になります。
自己責任でお願いします。
裏技しないと使用できない機種
フードシーラー、BONABONA、真空パックん、
密封パック器、グルメセーバー
裏技で使う方法
真空パックんなど、専用のナイロンポリしか使えない機種は、安い真空パック用の袋よりも、複雑な構造をしているのでコストが高くなります。(利益上乗せはもちろんあります。)
空気を抜く前のナイロンポリのイメージです。
安いタイプの汎用の真空パックでは、入り口付近の空気しか抜けなくなります。ごく普通の袋は平らになってツルツルしてます。食材周りに空気があるので意味がないですね。
家庭用の真空パック器専用の袋は、表面が凸凹しているので食材付近の空気も抜けるような構造になっています。
そこでネット上では専用の袋の機能を、様々なアイデアで工夫され提案されています。
共通のポイントは、ナイロンと同じ材質で凸凹したものを使い、安いナイロンポリと組み合わせて空気が抜ける通路を造っています。
そこで使うのが三角コーナーのポリエチレンの袋。
三角コーナーの袋は、網ですから立体的に凸凹しています。これを汎用の袋に入れると、そこから真空パック器で空気を抜くことができます。
下記のように食材の近くに、先ほど用意した長方形の網を近づけます。
手順はいつもの同じで、あとは空気を抜いて閉じれば完成。同じ材質なので、しっかりと密閉します。もし閉じない場合は材質が異なっているか、機械の方のトラブル。
コストは無視できる
100均で買ってきた三角コーナー袋は、かなり枚数が入っているので、それを長方形にカットすれば、かなりたくさん作れるので、1枚あたりの価格は無視できるくらいです。
すごく簡単な方法ですが、汎用の真空パックとポリエチレンの長方形(短冊状)で、専用と遜色ないくらいの性能を得られるので、ぜひチャレンジしてください。
※注 若干の慣れが必要なので、あくまで自己責任でお願いします。
メーカーの純正ではなく、真空パック器の互換ロールを使ってもコストは下がられますが、
面倒でなければ裏技の方がコスト面では有利です。
家庭用真空パック器なしで真空にする裏技
これまでコストを下げる方法として、汎用の袋を使う方法について紹介してきましたが、そもそも家庭用真空パック器を迷う方に簡単な裏技を伝授します。
用意するもの
- ストックバック(ジッパーが2つ付いた、冷凍庫で使用できる袋)
- ストロー
たったこれだけで準備OK。
さて、それではお手軽なストロー真空パックといきましょう♪
- 袋に食材を入れて、食材に届く様にストロー差し込みます。
- ストリーから息を吸います。
さすがに真空パックとはいきませんが、かなり良い感じです。冷蔵庫か、長期保存なら冷凍庫がオススメ。
ストローを挿して空気を抜く方法って、先ほどの三角コーナーですき間を作って空気の通路を造った方法と考え方(原理)は同じ。
簡単なやり方だけに、まだまだ応用できそうですね!
以上、簡単に真空パックを安く抑える方法と裏技についてお伝えしました。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。