母の日にもらったカーネーション。いつまでもキレイに咲き続けて欲しい。
でも、どんなに工夫しても、切り花を長持ちする方法でも限界があります。
そこで考えたのが、2つの方法。
- 挿し木して根を生やす。
- ドライフラワーにしてしまう方法。
挿し木は、花を保存するというよりも、増やすという意味合いが強いですね。ここでは除外です。
さらにもう1つ、いま大注目の高品質のプリザーブドフラワーの作り方もご紹介します。
ではまずドライフラワーについて、作り方を見ていくことにしましょう。
自然乾燥法
もっとも簡単な方法は、花瓶に挿してあるお花を、逆さまにして室内や風通しの良い乾燥した場所で、お花をカリカリに乾燥する方法です。
大抵のお花は、こんな簡単な方法でドライフラワーができます。
かすみ草なんて、花瓶に挿して置いて水やりを忘れただけで、カリカリドライフラワーが完成しているくらいですから^^
この方法は、かすみ草のような小さいお花や、花や葉の厚みが薄いものは、仕上がりもキレイになりやすいですが、大きな花などは色はかなり枯れた感じになってしまいます。もちろん、それも味があって良いのですが。
そこで次に、きれいな色を残せるシリカゲルを使ったドライフラワーの作り方を紹介します。
花の色を残すシリカゲル乾燥法のやり方
せっかくの鮮やかなお花の色を、できるだけ残してドライフラワーにしたいですね。
そこでもっとも簡単なのが、お菓子などに入っているシリカゲル(乾燥剤)を使った乾燥法です。一番大きなのは、シリカゲルを使うとお花の色が比較的、きれいなまま乾燥できるメリットがあります。
作業自体は、わずか3分程度で出来ちゃいます!
やり方は簡単で、漬け物を付けるようなイメージです。
MCN宮崎ケーブルテレビ[公式]がYouTubeで後悔されている、こちらの動画が分かりやすい。
『ドライフラワーの作り方』素敵にフラワーライフ「Flower*Life」
密閉できる容器にまずシリカゲルを敷き詰めて、その中にお花を入れていきます。そして花が完全に隠れるまで、またシリカゲルを入れて行きます。
水分を吸うとシリカゲルは青から薄いピンク色になるので、それがひとつの目安になります。大きな花は1回では十分に乾燥できない場合は、2度、3度、同様の手順で乾燥させます。
シリカゲルのポイント
自然乾燥だけでお花を乾かす場合、時間がかかるのでその間に花の劣化が進み、色素も変化してしまいます。
しかしシリカゲルを使うと、短い時間で色素をあまり変化させずに乾燥させるので、手間は自然乾燥よりもかかりますが、お花をきれいなまま残すにはシリカゲル乾燥法をおすすめします。
ただし赤いバラなどは、色が黒くなってしまうので万能ではありません。
ちなみに私はシリカゲルを電子部品の保管にも活用しています。
シリカゲルは電子レンジで再生する方法と、フライパンでから煎りする方法があります。ポイントは、水分をシリカゲルから蒸発させること。
乾燥の目安
上手く再生できると、赤みがかったシリカゲルの色が購入の濃いブルーの色に戻ります。それが乾いた目安になります。
あまり加熱し過ぎないように、ゆっくりと乾燥させます。自然乾燥では再生は難しいです。
量が多い場合は、何度かに分けてこまめに乾燥させていきましょう。
反面、シリカゲルでお花を完全に埋めなければならず、容器が大きくなりますしシリカゲル代もかかってしまいます。
ただシリカゲルは、何度も再利用ができるので長い目でみればコストはかからないと思います。それよりも、きれいなお花を保存できるなら使いたいですね。
こちらの動画では、お花を1つずつシリカゲルに入れていますが、この方法はあとで接着剤などで茎にくっつけたり、別の飾りと組みあわせることができます。仕上がりはとてもきれい。
シリカゲルで作ったドライフラワー
専門用語では、シリカゲル強制乾燥法と呼ばれボトルドライフラワーはこの方法が用いられてます。
とてもキレイですね!まさしくこれを作りたいって人が多いと思います。
もっと大きな容器とシリカゲルを使えば、切り花もドライフラワーにすることができます。取り出す時は崩れやすいので、最新の注意が必要です。
ボトルフラワーの作り方
まず色鮮やかなお花を、きれいなままシリカゲル強制乾燥法で、花の水分を除去します。やり方は、先ほどの動画を参考に、花を1つずつ丁寧にばらしてシリカゲルにいれていきます。
花が乾燥したら、プリザーブドフラワー アレンジメントと同様の方法で、ワイヤーなどを使いお花を形作っていくと完成です。(プリザーブドフラワーについては、後ほど解説しています。)
動画の紹介
ここではすでにお花を乾燥したと想定した作り方を解説した動画になっていますが、すでに乾燥したお花なら、自然乾燥でもシリカゲルの方法でも同様に活用することができます。
プリザーブドフラワーの方法
先ほど少し名前がでてきました、プリザーブドフラワーについてご紹介します。
プリザーブドフラワーとは、薬品を使って脱色、そして染色後に乾燥させる方法です。手間はかかりますが、花は本物で色を抜いて着色しているので、完成品はドライフラワーよりも色鮮やかで高品質です。
シリカゲルとは異なり、お花の色も変えることができるのがポイント。
紫外線に当たると、色が徐々に抜けていく欠点もありますが、ドライフラワーよりも商品価格が高めに設定されています。自然界ではあり得ない色を付けることもできます。
プリザーブドフラワーの作り方(A液B液を使った場合)
作り方は意外と簡単で、2種類の液に浸ければ、プリザーブドフラワーの花を作ることができます。(後ほど、動画解説があります。)
A液をお花が隠れるくらいに容器に入れて、その液に花を漬けます。(数時間で色が抜けていきますが12時間程度は入れて置きます。)
次に着色するためにB液にいれます。液の量は同様に完全に花が隠れるくらい必要です。
丸1日くらい漬けておくと、完全に花に色が染まります。
詳しい手順はこちらの動画を参考にしてください。
材料はこちらを参考に。
最後に
3分でドライフラワーの作り方とシリカゲルを使った方法や、薬品を使って染色して高品質なプリザーブドフラワーを作る手法はいかがでしたか?
母の日やプレゼンと、誕生日などでプレゼンとされたお花を、想い出として残すのにぴったりな方法だと思います。ぜひ参考にしてチャレンジしてみてください。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。