「ムカつく」あんな亭主とは、もう一緒に暮らしたくない。
「オレは遅くまで仕事してるのに、家事もやらず、自分だけゴロゴロして!」
だったら、離婚してやる!
でもちょっと待ってください。その判断、更年期のイライラが原因かも。
更年期のイライラ
若い頃なら、離婚にまで発展しないような事柄が原因でも、年を重ねたことで破局に向かうこともある。
そんな考えを当たり前に思っていると、間違っているかもしれません。
更年期障害でイライラ
主に女性の更年期障害がクローズアップされていますが、男性も似たような症状の陥ることが知られています。
更年期障害の医学的な解説は医師に任せるとして、どんな症状がでたら注意しなければいけないのか、箇条書きでまとめました。
- イライラする。
- 急に顔がほてり汗がでる。
- 一日中、体がだるい。
- やる気が出ない。
- 不安が襲う。
- 肩こり。
- めまい。
- 頭痛。
- 肌荒れ。
- 冷え。
これ以外にも個人差によって症状が異なります。これを見ると、かなり多くの症状があることが分かります。
また若年性の更年期障害も考えられますので、問題は年齢だけではありません。かなりやっかいです。
病気が原因なのに、性格の不一致だと判断して離婚するのは悲劇。
理由もなくイライラが増す
更年期障害になると、わけもなくイライラが増します。
長年、連れ添った仲の良いご夫婦でさえ、イライラしてきます。ちょっとした、ささいな出来事でもイラっとします。
例えば「お茶入ったよ」といった日常会話でさえ、「声がうるさい」「そんなことは、見れば分かる!」と反発されます。
それを毎日のように言われた側は、「もう無理。この先もこんなことが続くのは耐えられない!」と思う様になります。
とても困るのは、お互いに更年期障害の症状になってしまったとき。売り言葉に買い言葉。関係は悪化します。
冷静な判断がお互いに出来なくなっています。このままでは、夫婦は崩壊。熟年離婚の何割かは、このような更年期障害などの病気の可能性も考えられます。
はっきりとした調査ができないのですが、今後の研究で驚くべき結果が得られるかもしれませんね。
離婚を決断する前に精神科を受診
離婚は役所に提出すれば、すぐに別れられます。しかし、復縁するのは難しい。
もし数年後、更年期障害やうつ病が原因で別れたのだとしたら、病状が回復したときに、精神的に喪失感が襲ってくるかもしれません。
そうなったとき、精神的に耐えられなくなり・・・最後に、悲劇を迎えることにもなりかねません。
そこで最悪の決断をする前に、お互いに異常がないか精神科を受診すべきだと考えます。あるいは、体のどこかに異常(例えば脳腫瘍で性格が変わるケースもあり)が見つかることも。
それをハッキリさせるためにも、まずは精神科で専門の医師に相談するのがベスト。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。