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雷は10億ボルト!家に落ちる確率と危険な場所・対策まとめ

落雷

雷が家に落ちると家電が破壊されるだけでは終わらない。

雷にまつわる怖い話を聞いてきました。もしこの記事を最後まで読むと、カミナリが鳴ったら、怖くて外に出られません。

雷が落ちる確率は、世界的にて100万分の1程度。日本では、数万分の1~100万分の1という情報も。とは言え落雷すると甚大な被害に。人へ落ちるのは、年間約20人に落雷、そのうち7割の方は・・・残念です。

しかし・・・雷は確率だけでは表せない危険が潜んでいます。

2024年3月3日、宮崎市のグラウンドに雷が直撃し、サッカーをしていた高校生18人が救急搬送され、そのうち2人が重傷を負いました。

2024年9月8日 栃木・真岡市「井頭公園」で2日間開催された「ベリテンライブ2024」では雷の影響で午後に中止となり、避雷針が設置されていたものの、近くの木に雷が落ちました。その結果、スタッフ9人が足の痺れを訴え、6人が搬送されました。雷の地電流が原因と考えられています。

確率を考えたら、まずこんなに大勢の人に落雷することはあり得ないハズ。しか発生しました。確率による油断があったかもしれません。

この事故は、突然の天候悪化によるものです。落雷は命に関わる重大な事故を引き起こすため、雷雲が近づいた際には、屋外での活動を即座に中止し、建物や車内など安全な場所に避難することが重要です。

特にスポーツ中や広い場所にいると、雷の被害に遭うリスクが高まるため、天気の急変には常に注意を払いましょう。

※気象庁や日本大気電気学会の情報等を参考にしています。

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雷が家に落ちた時の甚大は被害

そもそも雷の電圧は10億ボルト。なんと家庭の1000万倍もの電気が流れる!

しかも電流も20万アンペアというから計算不能。もしもこの電気が自宅の電線を伝って落ちると、家電製品は全てショートして破壊されます。

「いや、うちはコンセントはボタンでオフにできるから大丈夫!」とか、思っていませんよね?

10億ボルトもあるので、小っちゃいスイッチなんて、電気が空気を伝って流れます。もともと雷ってそういう特性ですよね?

困った女性

中には雷対応とか書いちゃっているスイッチがありますが、果たしてどこまで効果があるのか疑問です。想定以上の電気が流れるのがカミナリさま。

落雷で家電が壊れる範囲が強烈!

ある家の近くの電線に落雷して家に入り込み、家電が全て破壊されたそうです。

(例)

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • パソコン
  • プリンタ

コンセントを差してあれば、全て強烈な電気が流れる危険があります。いくら電源オフにしていたって、カミナリには意味がありません。

雷から家電を守るためには、電源を切るだけではなくコンセントも抜かなければ意味がありません。

パソコンの中の大切なデータも全て破壊されると、復旧できません。写真のデータも消えて無くなります。

スマホを充電中に落雷したら・・・最悪。

あなたのご自宅の家電が壊れると、被害総額はどれくらいになりますか?

雷のトンデモない怖さ

雷が光ってから音がなるまでカウントしている場合じゃない!

お昼の情報番組を見ていたら、雷の怖さについて解説されていました。

気が動転している母親

ピカーッ。「ゴロゴロ・・・」

雷が遠くで鳴っていても、まだ大丈夫だと思っているとトンデモないようです。

「だってまだ音も小さいし、大丈夫でしょ?」

この安易な考え方が命を危険にさらしています。

遠くて光っていたとしても、その数秒後にはあなたの頭の真上に落雷する危険があります。カウントしている場合じゃない。すぐ避難。

「どういうこと?」

雷雲

雷雲は、かなり広範囲にあるので、遠くで鳴ったのでまだ距離があると思っていると、いきなり自宅の上空付近で落雷します。

また雲は時速数十キロで移動するので、わずか数分で落雷圏内に入ります。

雷に打たれて亡くなられてしまう方がいますが、まだ遠くだからと安心して農作業や屋根の点検をしていて、いきなり落ちてくることもあるので、遠くでも鳴ったら危険だと認識すべきです。

例えば中学校のクラブで、グランドでトレーニングをしていて、遠くで鳴っているのでまだ大丈夫だ思っていたら、いきなり生徒に落雷したというニュースもあります。

もし音が聞こえるくらいの距離なら、すでに危険な領域にいると判断して間違いありません。まだ大丈夫という思い込みが、最悪の事態になるので注意しましょう。

【予防】避雷針を学校や自宅につけるべきか?

周囲に高い建物がないと、落雷の危険あり。

雷鳴がとどろき、地響きがするようになると恐怖を感じます。

「怖すぎる!」

おへそを隠して、布団に潜りたくなりますね。でも隠れていても、家は守れません。

避雷針

もし被害を最小限に抑えるには、もっとも有効とされる避雷針で防ぐ必要があります。およそ設置に数十万円かかるので、この費用がネックで一般のお宅には普及していません。

雷が落ちる確率、家電が破壊されるリスク。それらと設置費用を天秤にかけると、どうしても「まあ、落ちないよな」と判断しますよね。

ただし火事や命の危険も天秤にかけてくださいね。晴れて安全な日に、マンションや集合住宅の場合は、避雷針が機能するのか念の為、確認しておくと良いでしょう。

避雷器で家電を守る

万が一、避雷針で直接の落雷を避けられたとしても、電線を伝って電気が侵入するリスクが残っています。

そこでその雷の電気を防ぐために避雷器というものを取り付けると、家電を守ることができます。

この装置は、急激に異常な電圧を感知すると、侵入を防いでくれるアイテム。電気工事屋さんに依頼すれば装置と作業料込みで、おおよそ1万円以下でやってくれます。

雷が家に落ちると大変な被害になります。

電線が頭の上にあるところでは、電線を通って家に入り込むのを、わずか1万円以下で安全に守ってくれるので、避雷器だけでも取り付けを検討してはいかがですか?

家の危険な場所

電気類から遠ざかる。

家にも雷が落ちるので、安全な場所に避難する必要があります。

とはいっても屋外にでると危険。そこで自宅の安全な場所に移動することになります。

窓際は雷が直接入る危険があるので離れます。大きな家電からもできるだけ離れるのが安全です。

離れる目安は最低でも1m以上。壁や天井からも離れます。

コンセントなどからも距離を取った方が安心。自宅でも身に付けている金属のものは外しておいた方がより安全です。念には念を。

異常気象で落雷も連日続くこともあるので、出来るところか少しずつでも、対策していくようにしましょう。

チェック!

個人用の火災保険で落雷の場合の保障も確認しておくと、いざというときに焦らずにすみます。

屋外(野外)の避難

雷の恐ろしさは伝わったと思います。空気の中を大電流が流れるという恐ろしい自然現象。

木の下に避難しても雷に打たれる事例があります。

疑問を感じた女性

木の下は安全じゃないの?

たしかに一旦は木に落ちますが木を伝って人間にまで電気が流れます。これは室内と同じ。近くの電柱や電線に落ちた雷が電線を伝って室内の家電を破壊するのと基本的には同じ。

学校の理科では木には電気は流れないと習った記憶があるかもしれませんが、流れないのではなく流れにくいだけ。抵抗が大きいので乾電池くらいでは流れないのですが、相手は10億ボルト。私たちの常識は通用しません!

可能な限り早く室内に避難するようにしましょう。雷が鳴ったら、例えまだ遠くでもゴルフ、野球、海水浴、釣りなどで雷が近づいてくる前に想定して安全な場所へ。

もし木に雨宿りを兼ねて退避される場合には、幹から4メートル以上離れて、背を低くして雷に備えてください。

地面に直接座ると下からも電気が流れて火傷などの恐れがあるのでご注意を。

雷から自衛されるなら下記の気象庁や日本大気電気学会のサイトを参考にしてください。クリックすると新規に開きます。

参考文献

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