私は高校生になっても、自分が何をしたいのかを決められていませんでした。
夢物語のような将来を描いたことは何度もありますが、現実とのギャップが大きすぎてあきらめていました。
もしあのとき、あることを知っていれば、進路を明確に決められたと思います。
この記事では、そのあることについて詳しくまとめました。
目次
進路を決定できない人の未来
進路を、いつまでも決定できない人の未来は、あまり良い未来にはなりません。
※注 進路が遅れても大丈夫な例外については、最後に記載しています。
まずは、決定が遅くなると、人生がこの先、どうなるのかを、いくつか例をあげます。
目指す職業によっては、大人になってからでは遅いケースがあります。
例えば医師やパイロット、オリンピック選手などは、かなり早い段階から勉強して準備しないと厳しい。
もちろん分野にもよりますが、最近では卓球やフィギュアスケート、テニス、将棋の棋士などは、子供の頃からやっておかないと、世界のトップに登り詰めるのが難しいとされています。
公務員でさえも、年齢制限が緩和されてはいますが、やはり早い決断の方が有利であるのは間違いありません。
もし、後から目指したいと思っても、短期間でレベルを上げなければならないので、相当な苦しみを味わうはずです。
一流になるには最低、1万時間かかる
一般敵に言われているのが、ある分野で一流になるのには、費やす時間は1万時間は必要だと言われています。
言い換えれば、それだけの時間を使えば、かなり自分のレベルを上げて夢に近づけられるともいえます。
1万時間で、あるレベルに達するとすると、もしあなたが野球のピッチヤーでプロ入りを3年でなりたいと仮定します。
3年で1万時間も練習しようと思ったら、休みなく毎日9時間以上も練習しなければなりません。
毎日9時間、計算上ですが、極端に練習をすると肩を壊して故障してしまいます。
失敗する可能性が高いですよね。
でももし、子供の頃から練習をしていれば?
10年で1万時間なら1日3時間弱なので、かなり楽に上達出来ますよね。3時間だったら、実現の可能性が見えてきませんか?
繰り返しになりますが、決断が遅くて有利になることは、人生でほとんどありません。
「あの時、やっておけばよかった」。
「あの時、チャレンジすればよかった」。
こんな後悔を口にするようになります。
成功100%なんてあり得ないので、失敗してもやるだけの気持ちが必要にはなります。でも、その前に進路を決められない原因を理解しておけば、決められる人になります。
進路を決められない原因と対策
そもそも進路を決められる人と、決められない人の違いとは?
それは頭の中に、選択肢の基準が(ある、ない)の違いです。この判断基準がない人は、どんなことでも決められない人です。
【事例】決められない人
ファミレスで注文をするとき、なかなか決められない人っていますよね。
「何をそんなに迷ってるの?」と、言いたくなる人がいます。
待っているこっちとしては、混み合っているのに、「早く決めないと後回しになるよ」と言いたくなります。
「まだ!?」
待っている方は、イライラしてきます。
では、すぐ注文できる人と、できない人の違いは?
「・・・・・」
ズバリ判断基準がないから!
食事の判断基準の一例
- お腹がぺこぺこなので、早く調理されて出てくるものを選ぶ。
- 辛いものを食べたいから、その中から選ぶ。
- フライものが食べたいから、エビフライ定食にする。
- 肉が食べたい。
- 野菜の多いものが食べたい。
無意識のうちに、頭の中に判断基準が備わっている人は、メニュー表を見ればすぐに決められます。
例えば前日、脂っこいものを食べて胃がもたれている人は、あっさりしたものを選ぶでしょう。
がっつり食べたい人は、ステーキやチーズ入りのハンバーグを選びます。
判断基準を持っていれば、メニューをみてもすぐに決められます。
進路も同じで、自分の中に判断基準を持たないまま生活していると、高校生になっても決められない。
まさに私がそれでした。
実はそういう思考の人は、大人になっても決断できない人になります。
大人になっても決められない人
「ママ、今度の夏休み、どこに行く?」と聞かれても答えられない。
基準があれば、選択肢が狭まるので決めやすい。
一方、会社では・・・
やはり仕事でも基準を持っていないと、決められない。
コスト重視なのか、効率重視なのか、リサーチの結果を基準にするのか、それらがないと先送りのままです。
どんなことでも基準って、とても大事。
私もこの基準を意識していなかったため、高校生の頃に進路に迷いました。
そして私は、そこである基準を決めました。
進路の判断基準の例を紹介
進路の基準は、人の数だけあると思いますので、ここでは一例としてみてください。
- 社会的な安定性(公務員などが該当)
- 大企業、中小企業。
- 会社のブランド(今時、大手でも倒産するので、どうなるかは分からない)。
- 休日の日数重視
- 社会貢献がしたい。
- 給与が多いところ。
- 自宅からの距離。近い、遠い(県外)
- 転勤あり、なしで判断。(小企業は転勤がないケースが多い)。
- 自分の希望にあった企業に自分が入れるのか、それも天秤にかけて考えます。
最低限、このような判断基準はあると思います。それも考えていないようだと、早急に考えましょう。
まずやるべき事は、人の意見ではなく、自分で基準を書きだすこと。人の意見が先だと、後々、後悔することに。
ランチのメニューよりも複雑にはなりますが、基準を元に考えれば答えの方向性は明確になります。
最終的に二者択一くらいになると、決断する必要がありますが、そこまで絞ればあとは粘って考えてください。
0か、1かの検討になるので、結論は出せます。
先送りするなら大学が選択肢(良くあるパターン)になりますが、多くの人が進学する現状では、一流大学と言われるところでないと、就職ではあまり大きなメリットにはなりません。
まとめ:高校で進路を決められない
進路に迷ったら、判断基準を早急に考えましょう。
ここで手を抜くと、将来、後悔する日、何もかも嫌になります。
もし、そのときが来たら、こちらの映画や本を読んでみてください。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。