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才能とセンスの違い:驚きの法則を発見!

才能とセンスの違い

才能とセンスって言葉、適当に使っている方が多く、イマイチその違いが不明確な方が多いと思います。

才能は、『物事をなしとげる能力』。実用新辞典(永岡書店:東大教授 文学博士 井浦芳信編)に書かれています。

運動の能力や記憶力、頭脳などを指し示しています。

センスは『物事に対する感覚。よしあしを見分ける力』。

才能は、テストや成績などで数値化して評価できますが、センスは、感覚的なものなので数値化できない。判断基準が極めて難しい。

例えば野球でいえばイチロー選手は、首位打者や日米の安打数などで、誰がみても才能があるのが数値として分かります。

ところがイチロー選手の服のセンスは、あるのか、ないのか、数値ができないので分からない。人によってセンスがある人もいれば、ないという人も出てきそうです。数値化できないので、個人の不確かな感覚だよりになります。

評価する人の主観によって違うので、あやふやです。才能とセンスの違いが分かるとスッキリしますが・・・。

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才能のある人は生まれつき?

疑問を感じた女性

才能は遺伝が影響していますが、生まれつき才能に恵まれている人はいます。

例えば、一度見たニュースを暗記できるとか、一度耳で聴いた音楽を、すぐにピアノで再現できるとか絶対音感の持ち主、そんな天才的な才能の持ち主をテレビでみたことがあると思います。

やはり才能のある人は、生まれつきなのでしょうか?後天的に、あとから身につけることは可能なのでしょうか?

調べていくと・・・

そこである法則があることが分かります。

1万時間の法則

才能は生まれつき『だけ』じゃなかった!

笑顔で指さし これ

マルコム・グラッドウェル著『天才! 成功する人々の法則』で世界的なレベルに達するのに必要な練習時間は1万時間のトレーニングが必要だと述べられています。

普通の人が1日3時間、練習したり勉強して10年くらいかかる計算になります。それくら継続すれば、一流と呼ばれるレベルにまで到達できるという。

語学の修得や研究、仕事などあらゆる分野でも、必死に1万時間取り組めば、確かにある程度のところまで極められます。

ただし、普通はなかなか続けられません。だからこそ、それができる人は凄い。さすがに英会話を毎日3時間学べば、10年でしゃべれるでしょう。

これで決まり!

才能が無くても10000時間、愚直に自分を鍛えれば才能が開花する、身につく。

1万時間はあくまでも、ひとつの目安ですが人によっては5000時間で身につくでしょう。学ぶ難易度によっては、数十時間で会得できるものもあります。

さらに学んだことから連想、想起してアイデアを生み出すレベルまでには時間がかかります。

人間はよく知っている曲を聴くと,努力せずにその曲名を思い出したり,知人に会
うと,すぐに誰であるかわかる.このように膨大な記憶の中から,必要な事柄を思い
出すことを想起という.これには,顔の一部分を見ただけで顔全体を想起する自己想
起と,「リンゴ」と聞いて「甘い」を想起するような相互想起がある.
想起に関する実験においては,再生・手がかり再生・再認といった手続きが用いら
れている.

引用:第 2 章 ヒトの脳・記憶

本人が何かをやる気で学び暗記しても、学んだことを脳が分類・整理する時間なども考慮すると、ある程度の時間がかかるのは予想できますよね。

この1万時間の法則は、かなり難易度の高い世界レベルを想定しています。ノーベル賞やオリンピックで金メダルみレベルでもなければ、一般的なことであれば、天才的な才能がなくても誰でも身につけられる可能性があります。

少なくとも、この記事を理解できる方であれば、可能性は大だと推測できます。

センスは生まれつき?

センスも身に付けることはできる!

例えば服のセンス。このセンスは感性だけに頼っていると、身に付けられない。

これも主観がかなり大きな要素をしめていますが、それを数値化できれば、あとから身に付けることができます。

例えば洋服も、センスが良い人が選ぶ服を見続ければ、あるパターンに気づくハズです。例えば色の組み合わせ。何色と何色を組みあわせるとセンスが良いとか、ある程度、決めていけます。

自分の主観ではなく、他人の主観の傾向を参考にすればセンスは身に付きます!

センスって、結局は『その多大勢の主観に合わせてあげる』ことです。

例えば・・・

  1. 自分はピンクが良いけど、スマホの人気色にする。
  2. 自分はシルバーが良いけど、車の色を人気色にする。
  3. 自分は服は〇〇だけど、いま流行りのトレンドにする。
  4. ヘアースタイルを、人気の〇〇にする。
  5. センスが良いとされる人の動画、インスタ、雑誌などと自分を見比べて分析する。

そして他人目線で自分を改造していくと・・・

お、センス良いね!ってなります。

ポイント

つまりセンスが良い人になるには、自分の価値観をぶっ壊すということ。

例えば色は黒が好きだという方、人気色に変える覚悟が必要かもしれません。

今まどおり、ダサいの結構、自分が良ければいいんじゃねぇという方は、今のまま変わらずで良いと思います。あくまでも自分を変えたいという方へ・・・です。

注意したいのは、自分の見た目もそれなりに変える必要があります。男性ならひげや髪型、女性なら・・・まあ持ち物を含めて色々と、ごにょごにょしないといけませんね。

このように事例を豊富に覚えていけば、センスがない男性や女性、私のようなセンスぜんぜんなしでも、ある程度の人がダサイと言われない程度には、センスを身に付けることはできる。

私のようにセンスがないと自覚している人は、かなり苦労します。それでも1万時間、トレーニングできればセンスは身に付けられます。

ただしセンスには、時間がかかります。またさらに高いレベルのセンスを身に付けるには、専門家のアドバイスが必要になります。

人々を魅了する一流のアスリートのパフォーマンスは、一朝一夕に身につくものではない。高い技能を身につけるためには、単に練習量を増やすだけではなく、練習の質を高めることが不可欠である。

引用:公益財団法人 日本スポーツ協会 スキルの獲得とその獲得過程

まとめ:才能とセンスの違い

才能もセンスも、生まれつき恵まれた人はいるけど、後から身に付けることは十分に可能です。

ただしその方々に比べると、1万時間、余計に時間がかかるかもしれません。継続すれば、かなりのレベルには到達できます。

それが本当なのかは、あなたが実際に試してください。そもそも考えているだけで、何もせず行動しない人だからこそ、才能をさらに開花できないとも言えます。そのための目安が1万時間と考えられます。

才能とはなにか?更に詳しく掘り下げて学びたい方はこちらの論文が参考になります。(専門的で難しいですが。)

特別寄稿論文 才能とは何か
― 学力観の背景 ―
藤永 保
http://kyoiku-u.jp/assets/files/documents/Journal/03-01.pdf

センスは、その他大勢の方が良いと思うものを積極的に取り入れていけば、それなりのセンスになります。

  1. 自分の見た目をチェンジ。(ヘアースタイル、化粧、メイク・・・)
  2. 洋服をヘアースタイルに合わせる。アレンジはその後です。

ここで重要になるのは、恥ずかしがらないこと。恥ずかしがると・・・センスは永久にみにつかない。

ちなみにこの記事でのセンスは、身の回りのことでしたが、センスにもいろんな分野があります。それぞれ改善したい分野で、代表的なものを真似して自分(見た目のセンスを身につけたあと)になじむものを選んでいきましょう。

くれぐれも他人目線を忘れないように。自分視点だと、ダサい視点になります。そもそもセンスが良いと言われている方は、この記事は読まれないと思います・・・

追記:ここでは触れませんでしたが、1万時間、何をどのようにして自分を鍛えるのかが最大の課題です。

もしも適当にやっていたら、何も変わらず1万時間がムダに終わるだけかもしれません。

もしそのやり方が分からなければ、指導者にアドバイスを求めないと更に多くの時間がかかるか、永久に解決できないでしょう。

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