「命と節約、どちらが大切ですか?」
高齢者のドライバーの事故が問題になっていますが、実はその数十倍も危険なのがヒートショック。
とくに寒い時期は危険。信号無視して交差点に突っ込むのと同じくらい、危ないことを家の中でしでかしています。
東京都健康長寿医療センター研究所(http://www.tmghig.jp/J_TMIG/release/release25.html)によると、命を落とす人だけでも1万5000人にも上りますが、患者数はその数倍に達すると予想しています。
いかに、危険な事かが分かります。
その原因は、急激な温度差に血圧が急上昇・急降下して発生します。
- 脳梗塞
- 脳出血
- 脳卒中
- 脳内出血
- 心筋梗塞
血管にまつわる病気で、命の危険にさらされる大変やっかいなもの。
そこでどんなことに注意すれば、ヒートショックから身を守ることができるのか、対策と予防をまとめました。
ヒートショック対策
原因は急激な温度差。とくに秋から冬、寒い春もヒートショックのリスクが高まります。
そこで室温の変化を小さくすることが、もっとも有効な対策です。
節約で、もし命を奪われるとしたら、今日から考え方を変えなければ危険。
一番風呂はヒートショックになりやすい
一番風呂に入る人は、非常にヒートショックになりやすい。
二番目の人は、すでに一番に入ったときに浴室の壁や天井、床などが温められているので、温度差が最初に入った人よりも小さくなっているので、リスクが低下します。
また脱衣所も多少は温かくなるのでも影響しています。もし一番風呂に入られる方は、次の様な簡単な対策で予防ができます。
ヒートショックに、もったいないは禁句
イチオシ
風呂のフタを空けて、お風呂を沸かす。
常識的には、風呂のフタを占めないと熱が逃げるので、ガスや電気がもったいない。
ところが、それがダメなんです。お風呂のフタを開けっ放しでお湯を温めれば、湯気が浴室を暖めてくれるので、温度差が小さくなりヒートショックのリスクが下がります。
もし給湯して、お風呂に貯めるご家庭は、『フタを空けて20~30分は放置する』と、浴室が温かくなるのでおすすめ。
ユニットバスの場合は、もったいないと言わず浴室暖房の機能を使いましょう。このとき、浴室に入る扉を開けて脱衣所も温かくするのが効果的。
リビング、脱衣所、浴室のそれぞれの温度差を一定にするのが、ヒートショックから身を守るポイント。
とくに心臓に持病を抱えている方や、高齢者、虚弱体質の方は、温度差に注意が必要です。
温度に鈍感な高齢者
老化で鈍感に!
高齢者の方は、温度に鈍感なことがNHKのある番組で放送されていました。
その結果、寒い室内なのに寒くないと感じたり、真夏でも汗をかかず、気づいたときには熱中症になってしまい、救急車で運ばれます。
このように高齢者は、本人は自覚していないので特に危険な存在。ご家族の方は、ヒートショックを避けるために室温差に注意してあげてください。
節約と命、どっちが大切?
一番風呂に入るときはご注意を。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。