雪が降る足元が滑るところで、子供が人混みの中で走り回る。とくに1~3歳が危ない!
「危ないでしょう!」といって、お母さんが子供のお尻をたたく。
すると子供は、首を引っ込めて「ごめんなさい」と謝り、おとなしくなった。
私はこのケースの場合、何の問題もないと思います。もしこれを「暴力反対!」という人がいたら、頭がおかしいと思う。
むしろ口だけで、子供がすぐにやめなかったら危険。
※暴力は否定しています。あくまで論点の1つとしてまとめています。(肉体的だけではなく、近年、精神的なものも、暴力と認知されます)。
叩いて理解させる
もしそのとき、口で理解させようとしたら、子供はいうことを聞かず誰かとぶつかって、子供や他の人が転倒して頭を打って、命を落としてしまうかもしれません。
Yahoo!のトップニュースになります。
緊急性を要する場合には、言葉で理解させるよりたたく方が効果的なケースもあるはず。それをすべて禁止してしまうのは、問題が大きくなる気がします。
理解できない子供
私はずっと疑問に思っているのは、子供によって理解度や人格の成長具合は、かなり差がある子が存在します。
注意しても、なかなか言うことを聞かない子。
おそらく「親のせい」と、何でも親の責任にしたがる人は、こんな場合にも「お前の言い方、説明がダメだからだろう!」と非難してくることでしょう。
でもね。あなたの子供とうちの子は同じじゃないんですよ。なんで、他人の子供のことが分かるの?
平均的な子どもから外れた、性格や理解度の子供もいます。体の生育は人並み以上だけど、知能の成長が少し遅い子だっているはずです。
それをすべて一緒にするのはナンセンス。
言葉で理解できない段階の子供は、どのように善悪を教えてば良いのでしょうか?
たたかなくても言葉の暴力してませんか?
子供をたたかなくても、ものすごい怖い顔や大きな声で激しく子供を罵倒しているシーンを見ることがあります。
たたいてはいないけど、子供の顔はひきつっています。体は痛くないけど、心は傷でぼろぼろ。
これでは言葉の暴力、子供を脅迫しているのと同じで、「犯罪では?」と、思うくらいの叱り方されているのを見たことがあります
たたかなければ、何をやってもいいの?
大切なのは善悪を理解させること
言葉があまり理解できないときは、お尻をぽーんと叩いていつもと違う行動で、子供にサインを送るのは必要だと考えます。
- 物を投げたら、それは悪いこと。
- 他人をたたいたら、それはいけないこと。
これを言葉の通じない子(理解力が低い子)には、最初はかなり難しいことです。大切なことは、善と悪を理解させること。
もし、たたく、叱る行為自体に迷って、結局なにもしないと、将来、重大な犯罪を誘発する危険がでてきます。
私の持論ですが、人の命をあやめる人は善悪の判断があやふやだからなのではないかと。もちろん遺伝的に感情が抑えられないケースもあるでしょうから、分析は必要になります。
もし、口だけで分からせられるというなら、その人にやってもらいましょう。それを参考に取り入れれば良い。
結局、たたくのはダメ?
文字でたたくと書いても、人によってイメージするものは異なるでしょう。
オムツをしたお尻の上をポンとたたくのと、顔を激しくひっぱたくのとは全く違います。さらにたたくというより、グーで顔を殴るのは完全に暴力です。
ここでずっとお伝えしているのは、たたくというより、子供へのサイン。
もし、強くたたくなら、ある条件の下では許させると考えます。
- 悪気もなく、他人を殴り続けていて、頭に血が上り親の言葉が聞こえていないとき。相手は頭頭から○が・・・流れている。
このケースは警察に通報するのと、精神科を受診させた方が良いかもしれません。たたくというより、止めるのが先ですが、それでも止められない場合には、取り押さえる。
- 親が冷静に論理的な思考の結論として、このケースでは言葉で注意するよりも、叩くのが効果的だと考えれば、それはありかもしれません。
ただし、この論理的な決断が、普通はできない。もし、親が100%感情の怒りだけで、子供を叩くとしたらそれはNGでしょう。
結局、どうなのか?
まとめ
この記事では、子供をしつけのために『たたく』のを肯定的な立場で考えをまとめました。
賛否があるなかで、将来、子供が犯罪者になるのを防ぎ社会貢献できる人材に育てるためには、どうすれば良いのか?
そんな視点で考えました。
重要なので最後に記しておきますが、重大な犯罪を無邪気に起こす人は、生まれつき、何か遺伝的に問題があるかもしれません。
ぜひ研究者には、怒り・暴力のメカニズムを科学的に解明していただき、もし体の問題で自分の内なる怒りを抑えきれないなら、薬を開発してもらいたい。
また犯罪者に対しては、検査して問題があれば有効な治療をして欲しい。体の問題で犯罪が誘発されるなら、刑務所で服役しても治らないからです。
100万人の子供がいれば、何名かは極端に外れた行動をする人がでてくるのは、生物の多様性から検討しなければならないと考えます。
とまあ、大きなテーマで捉えてみましたが、目の前の自分の子供は普通だと思って育児しますが、本当はどうなのか?
結論として、人を育てる、育児は極めて難しいプロジェクトと言えそう。
問題は育児を学校の必須科目にするくらい重要なことなのに、育児が技術のように継承されず一代限りになっているから、いつまでも『たたく』という行為が無くならないと考えます。
人間は、まだまだ進化の途上ということでしょうか。
次回、『子供のしつけでたたくのは絶対ダメ』だという論点でまとめます。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。