小学生が年末年始、鉢巻きをして塾で勉強しているのをテレビで見たことがあります。
それを見たら、お正月、元旦くらいは・・・と思ってしまいます。そこまでして塾は必要なのか?
小学生に塾は必要な説
「塾に行かせない? へェ~出来るお子さんなのね?」
そんな嫌みがでるのは、中学受験を控えているから。
受験戦争というのは、日本では死語になった感じがありますが、まだまたライバルとの戦いは存在します。
もちろん自宅学習で、合格レベルに達していれば問題ないのでしょうが、できるだけ余裕で合格させてあげたい両親の気持ちも分かります。
塾に入れて競争は早い方が良い説
昔、ゆとり教育がありましたが、あれは失敗だったというのが、大方の見方。
その理由は、学力の低下に直結したこと。短時間で覚えるべき事柄が増えて、子供の負担が増えたという方も。
授業日数(時間)を減らして、学習する量も減らせば学力が低下するのも無理はありません。
問題はその後のこと。
学校ではゆとりで楽だったかもしれません。競争も緩やかで、子供は伸び伸びと育ったという両親もいらっしゃるでしょう。
しかし、その子が社会に出たら、一体、どういう扱いを受けるでしょう?
教えたくない過酷な社会
一寸先は闇。一部上場の安定した大企業だと思ったシャープや東芝、ソニー、その後、どうなったかを見れば明らか。大変な競争が繰り広げられています。
もはや安定した企業なんて、どこにも存在しません。あの世界的なトヨタ自動車も、電気自動車になると、一気にシェアを無くして傾くと予想される人もいます。
つまり、社会は経済の戦国時代。
それまではゆとり教育の恩恵を浴びて、ある意味、ちょっとばかり楽をしていた生徒もいたかもしれません。
ところが会社に入ると、180度、世界が変わります。
企業間の過酷なシェア争い、顧客の獲得競争。どこにもゆとりは存在しません。でも、それをまだ子供には教えたくないですよね。
しかし、のんきなことを言っていられる時代ではないのは、ご両親はよくご存知だと思います。
子供の教育
子供が親に守られて温室のような環境で育てられてしまうと、社会にでてからのギャップに確実に苦しむことになります。
「こんなハズじゃなかった・・・」と、両親が後悔する日は近いかもしれません。
過保護とまでは言いませんが、あまり楽をさせすぎると、すくすくと成長するかもしれませんが、世間知らずで、何でも自分の思い通りになると、勘違いする大人に成長してしまうかも。
適度な競争は必要。
親が子供への教育を行う場合、少なくとも大人社会でも、心折れずに生き抜く力を身に付けさせる必要があります。
残念ですが、子供のころは親が口を出せましたが、会社に入ると何も助けてあげられないからです。
塾の必要性
親が子供にしてあげられることは、大人社会でも自力で問題を解決できる知能レベルにすることだと考えます。
「暗記、得意だよ」
「大抵の問題は解けるよ」
というくらいの、自分への自信をつけさせてあげたい。
もし、
「暗記、特じゃない。勉強は嫌い」と、自分が自覚しているなら、将来、かなり苦労する可能性が高いでしょう。
会社に入社してから、先輩や上司から怒鳴られます。
「お前、こんな簡単なマニュアルも頭に入れられないのか?」
「マニュアルばっかり見てたら、仕事にならんぞ」
もし、少しでも社会で有利に戦わせたいなら、人並み以上の記憶力、理解力を身に付けさせてあげたいですよね?
その方法の1つとして、塾という存在です。学校以外の学習も大事。自力で勉強をできる子供は、それで良いかもしれません。
でも何かあると遊んでしまい、学習をおろそかにしてしまうのであれば、塾で勉強の仕方を学ばせるのも必要だと考えます。学校では、先生もそこまで個別に指導できる余裕がないからえす。
塾は必要ないという説
経済的な問題はないという前提ですすめます。
「小学生に塾なんて必要ない。子供は自由にさせるのが一番」
理由はそれぞれですが、小さい時から「勉強」「勉強」と、窮屈にさせたくないという両親もいらっしゃいます。
また地方で、競争がそれほど激しくないところでは、塾に行く子供が少ないということもあります。
おそらく目の前の無邪気な我が子を見ると、大変な勉強をさせたくないのでしょう。その気持ちは理解できます。
しかし10年後、20年後の未来を想像すると、やはり学力を平均以上にはあげさせたい。
まとめ
塾というのは、1つの手段。
他の子供たちより勉強が好きで、どんどん学びたいという気持ちを持たせてあげて、実際に結果を残せれば、塾に行かせなくても良いでしょう。
大切なのは、人並みで良いのか、荒波の社会にでても対応できるだけの力を、子供の頃からしっかりと身に付ける習慣をつけさせてあげたいのか、両親がどちらの考えなのかです。
自力で学習させるのあれば、最低限、知って置くべき情報を下記に紹介します。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。