堤防で、泳がせ釣りをしている人を見かけます。
それ見て、「何て危険なことをしているんだろう」と。その人は、本気では泳がせ釣りをする気がないとしか思えない。ドラグを緩めただけでは、その竿は魚に海へもっていかれます。
※注 ラインが竿先に絡んでいると、ドラグを緩めていても無意味なことに・・・雨が降っているときや風が強い日などはとくに要注意。
泳がせ釣りのドラグと置き竿
泳がせ釣りで、ドラグも緩めず置き竿するのは怖すぎる!それは基本。
青イソメ(ゴカイ)で釣れる魚は、セイゴクラス。大きいシーバスは、滅多に釣れないですが、アジを泳がせた釣りでは、60~70cmクラスでも釣れる可能性が高くなります。
それなのに小物釣りをしているみたいに、竿を無造作に置いていませんか?
ドラグを緩めるだけじゃ海へもっていかれますよ。
竿は固定・ドラグは緩める
3.6mくらいの竿とリールなんて、せいぜい数百グラム。もし、大型のシーバスが釣れたら、そんな竿、一気に海中に消える。
エサ釣りでも、竿が海や川の中に引っ張られているのを見た事があります。だから竿を堤防に寝かせて置くのが怖い。
投げ釣りで置き竿にしたまま車の中で仮眠する人もいますが、滅多に釣れないからと考えているんでしょうけど・・・。
起きたら竿が水面を泳ぎ回っていたら、どんな気分がするでしょうね。そもそも、そこにあるハズの竿が中ったら、盗まれたと思うかもしれませんね。(盗難はあるようです)。
何ヶ月分も貯めたお小遣いで買った竿とリールが、沖に向かって行くところを見たら・・・
私の近くの方も、ドラグは緩められていましたが・・・一気に海へもっていかれました。
置き竿対策
竿を置き竿にするなら、手でラインを引っ張って抵抗がなく出ていくくらい、ドラグをゆるゆるにするのは勿論ですが、ひも等で固定するのが基本。
- 車の近くなら、竿と車をひもでつなぐ。
- 堤防なら、水くみバケツと竿をひもで結ぶ。簡単な対策 >> 尻手ロープ 自作
- 鉄アレイに固定(少しでも海に引き込まれるのを遅らせるため)。
最低限、これくらいしておかないと、竿の近くにいても間に合わない。ほんと、一気にもっていかれますよ。お隣さんの竿なんて、ふっ飛んでいきましたから。
竿を何本か出していて、ひもで縛ると足にひっかかって危険な場合は、リールのドラグをできるだけ緩めます。
手でちょっと引っ張ると糸が簡単にでるくらい緩めます。もちろん緩めすぎると、糸を巻いているスプールが外れてしまうので、そのあたりは調整してくださいね。
これでも危ないことがあるので、あまり竿から離れないことです。
どちらもできないなら、泳がせ釣りはやめておいた方が安心。竿が海に消えるとショックですから。
竿先に鈴を付けるのも良いのですが、車で寝ていたら手遅れになるので、十分に注意しまししょう。
私の場合は、鉄アレイと自作の尻手ロープでも固定しています。とにかく抵抗を大きくして、海に竿が引き込まれるのを遅らせます。完全に防止するには、ちょっとくらいでは動かない重りで固定するしかありません。
ちなみにサビキ竿にちょっとおおきなアジがかかっただけでも、置き竿は簡単に海へもっていかれます。くれぐれもご注意を。
釣り人が多い時
泳がせ釣りは魚を泳がせるので、魚が元気だと何十メートルも移動します。もし周りに釣り人が多いと、魚が隣の人の仕掛けに絡まるので注意。
そんなときは、移動を制限させます。
具体的には、オモリを重くして泳ぎ回れないようにします。
小型のアジなら8号もあれば、投げた周りを糸の長さだけしか移動できないので、隣の釣り人と接触することもありません。
初めての方は、オモリで制限をさせた方が安心。
まとめ:泳がせはドラグを緩め固定
泳がせ釣りは、最低でもドラグを緩めてください。また竿は固定しないと、吹っ飛ぶことも。
初心者でも大物が釣れるのが泳がせ釣り。すぐに釣れるものではないので、置き竿にするので竿が落ちないように対処しましょう。
「まさか、こんな場所で釣れるなんて!」という可能性があるからです。
四国、九州地方、和歌山や三重県の潮回りの良い所では、クエなどの高級魚も釣れる可能性があります。
その他の地域でもシーバスやマゴチ、ヒラメなどが狙えるので油断しないように予想外の魚が釣れることもあるので面白い。
下記の記事を読めば、釣りに更に詳しくなります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。