エーモンのusb電源ポート 2881を使い、ステップワゴンのガソリン車にUSBポートを2個、2列目に増設した桜香です!
けっこう調べるのに時間がかかりました。おそらく初めての方はパニックになるかも(笑)
さて、さっそくいきますね!
増設する場合、1個タイプもあるのですが、2個あった方が便利ですし価格もあまり変わらなかったから、大は小を兼ねる的な発想です。
それと新車で買ったばかりだったので、車のパネルなどに穴を開けたく無かったので、両面テープで固定できるエーモンの2881 USB電源ポート(2ポート)を選びました。
ちなみに両面テープはかなり強力で、一旦取り付ければ簡単にはがれません。
偉そうにこの記事にまとめていますが、最初は何にも知らず、かなりの不器用というのは内緒。大目にみてください^^;
目次
エーモンの2881 USB電源ポート(2ポート)
エーモンの2881 USB電源ポートは、両面テープで、テーブルが届く範囲で平らな面なら、どこでも両面テープで貼り付けられます。だからこれにしたのです。
下記の写真の赤っぽいのがテープです。くわ型端子とギボシ端子も見えます。
両面テープを上に載せてみました。また接着してません。Yのような形になっているのがクワ型端子。
これを車のヒューズから電源をとります。詳しくは後ほど。
運転席の1列目なら、ケーブルが届く範囲で簡単に増設できます。加工の必要はありません!
USB電源ポートを後部座席で使うならケーブルを延長
これは加工します!
2列目に取り付けるには、電線を切って延長させる必要があります。要加工。
そのためにはギボシ端子というものを使う必要があります。ギボシ端子とは、車の中で配線を接続するのに一般的に使われているこれです。
この端子を使えるようになれば、配線を延長したりできるので自分でドライブレコーダーも取り付けられたり、LEDライトも設置できるようになります。
使うには専用の電工ペンチは必要ですが、私が想像していたよりも専門の工具なのに安くて安心しました。
ここまで大丈夫ですか?
私はこの時点でパニック寸前で、しばらくコーヒー飲んで落ち着いてから調べました。
USB電源ポートの配線コードより10cmほど長めの別のケーブルを用意して、ギボシ端子を取り付けて延長しました。そうしないと2列目には届きません。
長さは現物合わせが一番確実!
配線ケーブルは、エーモンのダブルコート0.75sq M272を購入。
赤と黒になっているので、プラスとマイナスの接続ミスがなくなります。もう少し細い0.50sqでも良いのですが、他にも流用して使いたいので太めにしました。
工具など詳しくは、こちらを参考にしてください。
ギボシ端子の使い方が分かったところで次にいきます!
ついてこられてるかな・・・
エーモンの2881 USB電源ポートの使い方
エーモンの2881 USB電源ポートだけでは使うことができません。のちほど紹介するヒューズボックスに、エーモンのヒューズ電源を接続して使います。
ヒューズ電源というのは、万が一、機器が故障したときに電気をストップしてくれるもの。
白い筒のようなものの中にもヒューズが入っていて、先にこちらが切れて電気が切れます。
これをつなぐことで車をショートや火災などから守ってくれるので、必ず接続するようにしましょう。
ただ、長さが足りないので延長します。
フリータイプヒューズ電源を使う
エーモンのヒューズ電源は2タイプあります。
- アンペアの決まっているヒューズ電源
- 5~20Aまで使えるフリータイプのフューズ電源。
私はフリータイプヒューズ電源を使いました。
これは加工しません。
これとUSB電源ポートを接続します。
確認ですが、新型ステップワゴン スパーダ RP3 ガソリン車は、ヒューズの種類に低背のタイプを使います。詳しくはあとで説明しています。
これに元から付いていた車のヒューズを差し込むのですが、かなりかたくて苦労しました。
結果的には、片方ずつ押し込んでいくと上手く入りました。
実は間違えて買ってしまったと思い、ミニ平型の方も買っちゃいました^^;
ヒューズの種類(サイズ)に要注意
さてヒューズ電源を使うには、これから取り付けるヒューズの種類を確認します。ヒューズには主に3つの種類があります。
必ず取り付ける車のタイプを確認してください!
- 平型(ひらがた)ヒューズ 最近では、主にクラッシックな車に使われている。
- ミニ平型(ミニひらがた)ヒューズ
- 低背(ていはい)ヒューズ 主流になりつつあり。ミニ平型と形状が似て間違いやすいので注意。
必ず購入される場合には、実際のヒューズを確認してください。マイナーチェンジ、フルモデルチェンジだけではなく、途中で変更される恐れがあるからです。
自分の車にあったフリータイプヒューズ電源を購入してください。もしわからなければヒューズを外してお店の人に確認してもらってください。これなら絶対に間違わない。
ところで肝心のヒューズの場所について、まだ紹介していなかったですね。
USBの増設はアクセサリ電源を使う
肝心の電源は、ステップワゴンのRP3の使えるアクセサリー電源(ACC)から供給します。
アクセサリー電源というのは、エンジンを切ると電気が止まる電源。室内照明などに使われているもので、ヒューズから電気を使います。
ヒューズは、運転席のアクセルペダルの上の方にあります。
赤色や緑っぽいもの、青色もありますね。それらが全てヒューズ。家でいえばブレーカーです。電気を使い過ぎると、ヒューズが切れて電気が遮断され車を守ってくれるもの。
でもあんなにたくさんあるけど、どれでも好きに使って良いわけではなく、私たちユーザーが使っても良いのは決まっています。
ステップワゴン スパーダ RP3 2018年に製造されたものは、37番目のヒューズなら使用可能なんが取り扱い説明書で確認できます。
とはいえ、はっきりとは記載されているわけではありません。
その見極めは、ACCと記載されただけで、用途について書かれていないものは、未使用と判断できます。
7.5Aと書かれているのは、12Vで7.5Aまでなら使えるという意味。12V×7.5A=90Wということです。
今回、増設するエーモンのusb電源ポート2881は5Vで4.8Aなので、5V×4.8A=24W。かなり余裕があるのが分かります。
ちなみにヒューズの位置、番号は変更される可能性があるので、必ず実物と説明書を見比べて確認しましょう。
なぜアクセサリー(ACC)電源を使うのか?
アクセサリー電源を使う理由は、バッテリーが上がるのを防止するため。
スマホだけならまだ良いのですが、大容量のモバイルバッテリーも同時に充電すると、かなり電気が流れますから。
もしモバイルバッテリーを2個、急速充電すると1時間で1A(12V換算)くらい消費しますから、それを長い時間使うと車のバッテリーに負担がかかるので念の為です。
エーモンのusb電源ポート2881の増設の作業手順
作業手順はそれほど難しくはありません。
- 2つのカバーを外す。
- 実際に設置場所を決めて、エーモンのusb電源ポート2881の配線ケーブルを必要な長さに延長してギボシ端子を取り付ける。
- 配線ケーブルを通す。
- フリータイプヒューズ電源を、ヒューズとアースに取り付ける。
- エーモンのusb電源ポート2881の延長した配線とフリータイプヒューズ電源を、それぞれのギボシ端子で接続する。
- 設置場所の油分を取り除き乾かす。アルコール除菌を使いしっかり拭き取りました。
- usb電源ポートに両面テープを貼り付け、車に接着する。
- 配線がぶらぶらしていたら、邪魔にならないように固定して完成。
- 24時間ほどしてから使うと、両面テープがしっかり密着するらしい。念の為ですが。
カバーを外す
ヒューズを確認する前に、まず配線を通すために足元のカバーを外す必要があります。最初はこわごわやってましたが、1度やったら慣れました。
私が使ったのは専用のものではなく、自転車のタイヤのパンクを直すときに使ったこれ。
運転席足元のカバーがこれ。
フューズボックスのカバーは、手で外しました。これが分かりくかった。
運転席の正面のパネルを外すのは、まだやったことがないですが、足元のカバーは簡単でした。ちょっと割れないか最初は心配したのはナイショ。
usb電源ポートの配線コードを通す
先にコードを通してください。
端子をつけてからだと通しにくいからです。先にこんな感じにしたらダメです(涙)ギボシ端子にしていたおかげで、何とか通せましたが危なかった。
usb電源ポートの位置を決めたら、足り無いコードの長さに少し余裕を見て延長します。いわゆる現物合わせ。これなら失敗しません。
私はケーブルを通すときにダイソーの針金を使いました。専用のものが、イエローハットやオートバックス、あるいは大きなホームセンターで売られています。
設置したのは、運転席の横のとっ手の近くに貼り付けました。台風など横殴りの雨が降ると心配になるので、何かカバーを付けたり工夫は必要かもしれません。
ちなみに故障した場合、延長しているギボシ端子ならすぐに取り外すこともできます。
あるいは運転席と助手席の内側に取り付けると、天気は心配しなくて良いと思います。私の車は、車中泊仕様で運転席が180度回転するので避けました。
長さが決まったらもったいないですが、usb電源ポートのケーブルの端を切ってギボシ端子を取り付けます。
これでやっと準備ができました。
ヒューズとアース
やっとヒューズ電源を接続します。
37番を慎重に抜きます。感電しないように手袋をするなど対策してください。もちろんエンジンは切って通電していない状況で作業してください。
アクセサリー電源意外は、バッテリーから12Vが流れているので金属を接触させるとショートするので注意してくださいね。最悪、車が動かなくなるかも。
私はエーモンのヒューズクリップ 1280を買ってきました。ミニ平型、低背対応です。
37番の抜いたヒューズをこれに差し込みます。かなりかたい。片方ずつから思い切って入れないと、なかなか入りませんでした。
このように奥まで差し込み、カバーをすればOK。
問題はプラス、マイナスが分からないとショートするかも。ということでテスターで調べると、写真の左側がプラス(赤色)、右側がマイナス。
ちなみにヒューズ電源は、赤い線がある方がプラスなので、間違えることはないです。
このようにしっかり差し込みます。
次はマイナス側(アース)を接続します。まずこちらを切って線を延長します。
詳しい説明は省きますが、延長ケーブルはボシ端子で接続します。そしてフューズ電源につなぐので、片方はギボシ端子、もう片方にはクワ型端子をつなぎ直します。
オス、メスなどに注意してください。必ず電工ペンチでかしめる前にチェックしてくださいね。私は間違えてやり直したけど^^;
このように固定します。スパナのサイズは10でした。これが狭くてやりづらかった。ここに時間をとられました。ラチェット式を持ってなくて大変でした(不器用なだけかも)。
カバーを外すより、元に戻すのに苦労しました。
配線の処理は『ドイツ tesa社 ハーネス用高級保護テープ テサテープ No.51608 幅19mm』で固定しましたが、見た目がイマイチなので考え中。
油分などをきれいに除去して乾かし、両面テープで固定すれば完成。
温かい時期なら24時間、真冬なら48時間ほど放置すれば、かなり強固にくっつきます。たぶん^^;
まとめ
実作業時間は、20~30分くらいだったと思います。
でも・・・
設置場所をあれこれ考えたり、ケーブルの延長、ヒューズのカバーを元に戻せなくなり、運転席側のドアを開けて寝そべっての作業などもあり、実際には数時間も費やしました。
更にUSBの増設方法やヒューズを調べたり、エーモンのusb電源ポートを選定するのにも時間がかかりと、構想を考えたりするのに2週間くらい。楽しい時間なんですけどね。
ちなみに今回、USBを増設するまで車のヒューズや3つの種類があることなんて全く知らなかったです。
こちらは1列目ですが、手軽にできます。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。