マゴチが釣れる情報がでると、すぐに釣れなくなるかもしれません。そんな指摘をする方が増えつつあります。
「今、○○サーフでマゴチが絶好調らしいよ!」
そんな情報がツイッターで拡散されると、その週末には多くの釣り人で賑わいます。
すると釣り新聞や、釣り道具チェーン店を中心に、ネット以外からも釣りポイントが伝わります。
とても便利な時代になりました。
ところがその一方で、
「全く釣れない!」
「マゴチのエサとなるキスすら、ぜんぜん釣れない」
など、前情報とは全く違う状況に、多くの不満を抱く釣り人もいます。
一体、爆釣した魚たちは、どこに行ったのでしょうか?
目次
底引き網でマゴチがごっそり
先日、あるサーフに出掛けてきました。
マゴチが釣れているという情報が入ったためです。先ほどお伝えしたツイッターや釣り新聞、釣り店でも「釣れているぞ!」という確かな情報です。
もちろん、ワクワクして釣りに出掛けました。よっしゃ、最低でも1本は釣り上げるぞ。
釣果ゼロ
その日は、あいにく出遅れて到着。すでにサーフは人だかり。
「やっぱり釣れるんだな!」と、期待がふくらみます。幸い、まだいくつかは人が入れるスペースがあります。
そこで、どれくらい釣れているのか、サーフを歩きながら情報収集をすると、
「さっぱり釣れませんね」。
「あたりすらないですよ」。
確かに誰も釣れている人はいない感じ。マゴチの場合には、腰にストリンガーを付けて釣れたらぶら下げているので、すぐに分かります。
ところがそんな人は、どこにもいません。
「え~こんなに人がいるのに、誰も釣れない!?」
どうやら私が釣ろうとした空きスペースは、すでに暗いうちから来て釣っていたけど、釣果ゼロで帰ったあとだったのです。
釣り場の状況まとめ
釣り人の人から情報を聞いてまとめると、こんな感じ。
- 誰もマゴチを釣っている人を見ていない。
- 最近、底引き網を引く船が、サーフの比較的、浅いところまでやってきている。
- 赤潮や青潮、苦潮などは発生していない。
- 先日までは、確かに釣れていた。
これらのことを総合的に判断すると、どうやらマゴチは、神隠しにあったかのように消えたことになります。
底引き漁でマゴチが消えた
釣り人たちとの会話から見えてきたのは、目の前で底引き網で漁をされたので、めぼしいマゴチは、キレイさっぱり網の中に入ってしまい、釣るべきマゴチがいなくなった。
このように考えるのが自然なようです。
もちろん漁師さんは仕事でやっているわけですから、マゴチが絶滅危惧種でもない限り、それについてどうこういうことはできません。
多くの海は、漁協関係者が管理されて魚の漁獲高も安定的にして、私たちのために市場に送り届けていただいているわけですから。
釣り情報を見て漁をしているかも
そこでふと疑問に思ったことがあります。
その後も、そのサーフに通ったのですが、底引き網をしている船がいません。
そしてマゴチが上がったという情報を得ていくと、底引き網漁をされている船がいます。
「もしかして、私たちの釣れた情報を見て、サーフの近くで漁を行っているのでは?」
とりあえず底引き網操業の隙間にキャストして釣れました。
あの漁港のような漁船無双のサーフでプラグで釣れる魚はいないと思う。 pic.twitter.com/cSQOaKfLL6— コバ (@kobakobaGTA5) 2018年11月21日
つまりマゴチがいるのを私たちの情報で確認してから、効率的に漁を行っている可能性があります。もしあなたが漁師だったら、そんなおいしい情報を見逃しませんよね
漁師さんも魚が穫れなければ、燃料代もでないので赤字になります。効率重視のために、あらゆるチャンネルを利用して、情報を収集しているハズ。
釣れる情報でマゴチが消える
釣れると情報を発信したくなる。すると、それを見て漁船で漁をする。
マゴチがいなくなる。
もしマゴチが釣れたと分かったら、できればその日にすぐ釣行にいくか、遅くとも翌朝の底引き網漁をされる前に、マゴチを1本、2本あげないと、翌朝、ごっそり根こそぎ持って行かれるでしょう。
まあ、私たちの情報なんて見ないでも、漁師さんの頭の中にあるデータベースで、「そろそろマゴチが穫れるころだな」ということで、漁をされている可能性の方が高いかもしれません。
いずれにしても底引き網漁をされていたら、当分、釣れなくなるかもしれません。かなり念入りに漁をされたら、今年はダメかも・・・
目の前で底引き網漁をしていたのに爆釣した
ところが目の前で底引き網漁をされているのに、マゴチが爆釣したことがあります。
漁をされている位置は、サーフから少しだけ沖。おそらく底は水深が浅いため、あまり浅いところまでは船が入って来られないからだと思われます。
それで運良く、マゴチが船の網に驚いて浅場に来てくれたおかげで、私たちが爆釣できた可能性があります。
もう1つ、網を引きずることによって、小さな虫や小魚がたちが漂っているのを見て、エサを食べるスイッチが入ったかも。
また網に驚いたキスや小さな小魚などを狙って、マゴチの活性があがりルアーで釣れやすくなった可能性もあります。
底引き網様、感謝というところでしょうか。
もし底引き網を引く船を見かけたら、実はチャンスかも。
ちなみに同じような爆釣した場所で、底引き網をしていたので、「今日も爆釣か!」と期待していたのですが、船はいなくなりました。
おそらく魚が何も穫れなくて、深場に移動してしまいました。
もし全く釣れなくなったら、そのシーズンは別のポイントに移動した方が良いかも。そしてもし釣れたら、こっそり釣るのが安全かも。ツイッターでこっそりつぶやいても、ものすごい早さで拡散します。
そうそう。今年は下記の方法で新しいポイントを探します!
参考 場所は非公開だけどマゴチの爆釣ポイントを発見した方法!
追記1:もしかしたら、釣れそうなところが見つかったかも。ぜひ、探してみてください。
追記2:2隻の船が目視で浜から70メートル、120~30メートル付近で、網で漁をされていてびっくり。余りにも近かったので、お仕事が終わるまで釣るのをやめました。当然ですよね。
ちなみに魚は全く釣れませんでした。もしかしたら、網の中にも魚がほとんど入っていなかったかも。その後、船は沖へ。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。