初めて水耕栽培でミニトマトを育てた時、液の濃度(どれくらい液体の肥料を薄めるか)をどれくらいにするのか悩みました。
説明書には書いてあるのですが、全ての野菜やお花が書かれているわけではありません。また品種も違えば、同じとは限らないという話しもあり、余計に混乱しました。
でも私は畑を借りて家庭菜園をしてきた経験があったので、それなら生育状況を見ながら探ればいいやと考え直しました。
やっぱり現場主義が向いているかも。
水耕栽培の液の濃度は1000倍に薄めて問題なし
結論からいうとミニトマトの場合は、1000倍に薄めれば問題なく育ちました。
1L(リットル)にAとBを1mlを入れると1000倍。
すくすくと育ち、数えるのがめんどくさくなるほど、実りがあったので問題はありませんでした。
黄色に花がたくさんついています。
ちょっと茂りすぎていますが、まっ赤なミニトマトが実っています。
このように順調に育っているときは良いのですが、問題が発生したときは、少し濃さを変えたこともありました。
ミニトマト栽培で濃度を変えることがあるケース
畑で栽培しているときも、肥料の調整はしていました。目安は、葉っぱの形や色。
ミニトマトは大きなトマトと違って育てやすいので、あまり難しく考えなくても良いのですが、葉っぱの色が濃すぎたり、薄すぎると問題になります。
例えば葉の色が濃いと樹勢の勢いが強く、葉っぱばかり大きくなりすぎて、実が付きにくい。あるいは色が薄くても花が落ちてしまったり、病気になることも。
そこでちょうど良い濃さにもっていくために、葉の色を見ながら調整しました。
ちなみに新芽は、緑が薄いのが正常です。
具体的には、緑の色が濃いときは溶液の補給のときに、液ではなく水を1~2日くらい与えました。
反対に薄いときは500~750倍に薄めた濃さに調整して、2~3日様子をみました。これで大抵の場合には、葉の色は正常に戻ります。それからはまた1000倍くらいで様子見。
最初は色の具合が分からないので、スマホやデジカメで撮影して1週間前の葉の色と見比べるようにすると、だんだんと分かる様になります。
濃度を変えたら枯れない?
考えてみれば、畑で育てたときは晴天が続くと水が少なくなり、強い雨が降り続くときもあるので、肥料の濃さも変わっています。
だから1~2日くらいの変動はあっても、トマトが急に枯れるようなことはないので心配いりません。
大切なのはトマトの葉っぱの色や、実が付かずに花が落ちたりしていないか、実が腐ってきたり変形していないかなどを見ること。
「今日のミニトマトは元気かな?」と、野菜の健康診断を毎日するような感じ。
野菜の種類によっては濃度は変える
葉っぱの色を見ながら変えるのはお伝えしましたが、野菜の種類によっては濃度を変えていくことも大切です。
肥料をたくさん吸い上げる野菜は濃度を濃く、あまり肥料が必要無いものは薄く。
一般的には、葉っぱを収穫するタイプで葉の厚みが薄い野菜は、肥料は薄くてもよく育ちます。
例えば青じそ、クレソン、バジルなどは、濃度が薄くてもよく生育します。
ハイポニカの液体肥料は便利ですね~
まとめ
- ミニトマトを水耕栽培する時、実付きもよく成長が問題ないなら、液の濃度は1000倍を基準にする。
- 真夏、気温が高いと生育は遅いけれど液の吸い上げが高いときは、たまに薄い濃度にしたり水をあげることもある。
- 500~750倍くらいの時もある。
- その見極めは、葉っぱの色を基準にする。
- 比較のためにスマホやデジカメで撮影して、それを参考に濃度の調節を行う。
これらのポイントを抑えれば、鈴なりのミニトマトが収穫できます。ちなみに我が家では、ミニトマトのグリーンカーテンを室内でやってます。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。