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ミニトマトを水耕栽培するなら禁煙しないと苗が病気になる!?

昔からタバコを吸う人がトマトの苗に触ると、タバコウイルス病(タバコモザイク病、タバコモザイクウイルス病)になるからダメと言われていました。

タバコモザイク病

屋外で水耕栽培して病気になった株

「もしミニトマトを育てたいと思ったら、いますぐ禁煙しましょう。健康のためにも、タバコは避けてください」。

「え?何でダメなの?トマトと関係ないでしょう?」

ところが喫煙するとトマトが、その病気に感染するというのです。それって本当でしょうか。

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喫煙者がミニトマトに触れるとタバコモザイクウイルスに感染する説

あくまでも説です。

人間には感染しないし、健康には影響しないのですが、タバコにはタバコモザイク病の原因となるタバコモザイクウイルスが含まれているケースがあるといいます。

ちなみにミニトマトが、感染するウイルスの中でも有名どころがこの3つ。

  • タバコモザイクウイルス
  • トマトモザイクウイルス
  • キュウリモザイクウイルス

結論からいうと、喫煙者がミニトマトに触れても、ある条件が満たされないとタバコモザイクウイルスに感染しません。

タバコモザイクウイルスに感染する条件

ぶっちゃけ、タバコ喫煙者でも禁煙者でも、タバコモザイクウイルスが手についた状態でトマトの苗に触ると感染する確率はとても高くなります。

このウイルス、接触感染でどんどん広がる感染力が高い種類です。ハサミでわき芽を切ると、ハサミについたウイルスで伝染します。

また実を収穫するために葉や茎に触れると、そこからウイルスが入り込んで病気に。

問題はここから。

喫煙者が吸うたばこに、ウイルスが付着しているかどうか、そこが分からない。そもそもタバコの葉を育てる農家さんも、病気にならないように栽培しています。

だから喫煙が原因で、タバコウイルス病になる可能性は低いと考えます。

ちなみに我が家でも、このやっかいなタバコウイルス病に感染しましたが、家族は誰1人としてタバコを喫煙しません。禁煙者ばかり。

ちなみに飲食店は、禁煙のお店を優先していて煙りが漂っているお店は、入ってもすぐに出ていきます。

では、なぜ病気になったのか?

アブラムシなどの虫から感染する

よく知られているのがアブラムシ。この虫、やっかいです。

テントウムシとアブラムシ

このアブラムシ、植物の栄養を吸い上げる嫌われもので、ウイルスを次々に感染させるやっかいものとしても知られています。

予防するには、キラキラの光が苦手なので反射しやすいアルミシートなどを敷きますが、曇りの日などは効果が低く、どこからともなく集まってきます。

ちなみにこの昆虫は、室内でもいつのまにか集まってきます。

ちなみにアブラムシは、交尾することなく幼虫を産むことができ、条件さえ良ければたった10日で成虫になり毎日、複数の幼虫を産むので爆発的に増えます。

たった1匹のアブラムシが、天敵がいない状態で1ヶ月もすれば、計算上は数百~1000匹もの数になります。

道路で気づくと雑草に群がっているのも、短期間で増殖できる能力があるからです。

室内で発生してしまうと、無農薬での除去は難しくなります。

参考 アブラムシ駆除に牛乳の効果は?寄せ付けない方法と殺虫剤

ミニトマトの状態をよく観察して手は清潔に

今回、タバコモザイクウイルスについて、調べていて気づいたことが2つ。

  • 1つは、感染力が強いので、感染したミニトマトの苗はすぐに抜くこと。
  • 2つ目は、病気になった苗を触ったら、絶対に他の野菜を触らないこと。すぐ手を清潔にしないと、二次感染につながります。

このことから、家庭菜園では病気を防ぐために少しでも苗と苗との間隔をあけるようにするのも予防としては大切だと感じました。

もしギリギリに植えていたら、病気の苗を取り除いたときに他の株に接触して感染を広げてしまう可能性があるからです。

プロの場合には、適切に農薬を使い殺菌するでしょうけど、家庭菜園ではあまり使いたくありませんからね。

ただ幸いなことに、室内で水耕栽培する場合には、感染しにくいことです。

タバコに限らず、手やハサミなどの道具も清潔にするのがポイントですね!

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