ミニトマトの花は咲くのですが、落ちてしまい全く実がなりません。
トマト栽培をしている方ならみんな知っている、ある受粉の特効薬を試してみることにしました。
すると見事、ミニトマトが着果しました♪
こんな簡単に実がつくなら、もっと早くやっておけば良かったと後悔しました。
受粉しないときのトマトトーン
室内でミニトマトを栽培しているので、ミツバチが受粉に家の中までは来てくれません。
そこで花を揺すったり、筆で花をトントンと叩いたりしましたが、全く実がつく気配がありませんでした。
そこでトマトトーンを使ったら、実がやっとつきました。
トマトトーンの効果を見せつけられた!
ホームセンターにある園芸コーナーで、(ミニ)トマトに実をつけるトマトトーンが普通に売っているので買ってきました。
トマトトーンとは、花粉をつけなくても受粉したのと同じ状態を作り出すものです。植物成長調整剤との一種。
良く似た働きをするものに、シベレリンがあります。こちらは種なしぶどうを作るのに使われています。どちらも古くから農家さんの間で使用されていて、安全性が高い商品です。
トマトトーンは3種類あります。下記の商品は薄めて使うタイプです。
トマトトーンは、左のタイプで330~450円、右の使い切りタイプで180~250円。
必要なものは4つだけ。
- トマトトーン
- スプレー(百均のもので十分)
- 計量カップ(百均)
- 左の商品はスポイト変わりの計量容器が付属しています。右のタイプはスポイトがあると便利(1mlまで計れるもの)
20℃以下のときは、50倍、高い気温のときは100倍に薄めて使います。
2つの商品の違いは、左は必要な分だけ使えますが、右の商品は安いですが使い切りタイプ。もっとも私は密閉容器に移し替えています。
どちらでも良いと思いますが、左の商品の方が取り扱いは便利です。
使い方のポイント
スプレーするときは、葉っぱにかからないようにします。成長促進剤が新芽などにかかると刺激が強くて、生育異常を起こします。
でもスプレーでかけると広範囲にかかってしまいます。そこでビニール手袋や袋を使って、花を下記の画像のように囲うと、余計なところをスプレーしなくてすみます。
できるだけ下の方からかけますが、場所によっては難しいので、その場合は花めがけてシュッとします。
詳細は商品の説明書に記載されているので、その通りに使用すれば大丈夫です。
注意点としては、まだ花が咲いていないあまり小さなつぼみにかけないようにしましょう。まだ小さいつぼみにかけると、成長しきっていないので実が異常な形になります。
それさえ守れば、それほど難しくはありません。
時間と濃度
朝にかけるのが成功率が高まります。
あまり気温が高いとミニトマトは受粉しづらいようです。もっともトマトトーンを使うのでよさそうな気がしますが、やはり生理的に朝の気温が低い時間が良いですね。
なお説明書には20度以下は50倍の濃度、20度以上は100倍と記載されています。これで花が落ちずに実がつきます。
写真のミニトマトは、形が元々、このようなタイプで丸くありません。トマトトーンで実が異常になったわけではないので、誤解しないで下さいネ^^;
実験中
ちなみに実験で35度くらいの暑い時間帯に1000倍で、スプレーしてみました。
高い気温では、トマトトーンの液の濃度を150倍くらいに薄めると良いようです。でもあまり気温が高いときは避けた方がよさそうですね。樹の負担が大きくなりますからね。
ですが今回は実験で、こちらの対策⇒【室内】水耕栽培でミニトマトの花が落ちるそんな時はこれ!もしてみたので、試しに思いきってもっと薄めてきました。
負担を減らすために、わき芽はできるだけ伸ばしています。さてどうなりますか。また後日、記載したいと思います。


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