「なんか、ミニトマト、枯れちゃったんだよね」。
「へえ~育てるの簡単って聞いたけど・・・」。
「そうそう。でも週末の土曜に、借りている市民農園にいったら、うちの苗だけ見事に枯れちゃってた」。
ショックです。無農薬で大切に育てて、もうすぐ真っ赤なミニトマトを収穫できると楽しみにしていたのに、ダメになっちゃったら。
でも、それはあなたの育て方に問題があるわけではなく、買ってきた苗が元から悪かったかも。
ミニトマトは背が低く、ずっしり太い苗を選ぶ
室内で水耕栽培をする場合、背丈が高いと育てにくいので出来るだけ背を低くしたい。そこで茎が太く低い苗を選びます。
まとめると、こんな感じの苗がオススメですが・・・
- 茎が太くずっしり太い茎の苗。
- 花が1つ咲いたくらいの苗。
実がなっているのはやめて。売れ残りの可能性が高い。病気や弱りかけているかも。 - 丈は短い方が育てやすい。
- 葉っぱの色がきれいな緑色をしている。緑が薄く、少し黄色みがかっていたり、少し黒い色をしている苗は傷んでいる可能性もあるのでやめましょう。
※注 あくまでも私が買う時の目安。人によって基準は違うかも。
豆知識
畑で土に植えるときは、ひょろ~っと長い苗の方が良いって知ってました?
その理由は、寝かせて植えると根がたくさん茎からでてくるから、肥料や水分を早く吸い上げられるようになるから。
詳しくは図解家庭菜園ビックリ教室という、私の園芸の愛読書のP32に詳しくまとめられています。
畑で植えるなら、この本を手元に置いて参考にすると、プロの技が学べます♪
病気の葉を避ける
もう1つ注意して欲しいのが、葉っぱを観察して健康的なものを選ぶこと。
こんなまだらな葉っぱの色をしているのは、そもそも病気に感染しているので論外。
残念ながら中には傷んだ葉や、虫にかじられた苗も、売れられているのが現実です。ただ、苗を出荷したときは元気な苗でも、店頭で病気になった可能性も十分にありえます。
また専門の苗やさんは、取り扱いにも注意されていますが、ホームセンターなどのごく一部の店舗だとは思いますが、直射日光日光が当たるのに水やり不足だったりして、苗の管理がしっかりされていないケースもあるので、苗が傷みやすくなります。
くれぐれも購入される場合には、よく苗を吟味してからにしましょう。葉っぱの裏まで見てくださいね。
販売開始されたら最初に買う
ズバリ、病気に感染する可能性の低い苗を購入するため、販売が開始されたら最初に買うのです。
それと・・・良い苗から買われていきますからね!
苗やさん(専門の種苗店)から、ホームセンターに出荷されて1週間、2週間も店頭に並んでいたら、そりゃ痛みますよね?
ミニトマトなんて、花がいくつも開花して下手をすると実までついてします。
「わあ、この苗もう実がなってる!これが良い!」なんて言って買うのはダメですよ。それ、すでに出荷されてから時間が経過している証拠なんですから。
ミニトマトは、一般的に花が1つ開花したくらいの苗が、初期の成長もおだやかで力強く育つからです。
実がなっていると、苗が弱っている可能性があります。小さなポットで育てられているので、根が弱っていることがあるからです。
さらに1本の苗が病気になると、次々に感染して拡大していくことが多いから。病気になって進行した苗は目で見て分かるかりますが、感染したばかりの苗は肉眼ではまだ分からないからです。
くれぐれも販売が開始されたら、すぐに購入するようにしましょう。
もし今まで育てていて、いまいち生育が悪いと感じたら有名どころ、人気の種苗専門店で苗を購入してみましょう。しっかり管理されていれば、良い苗が入手できます。
なお誤解の無いようにお伝えしますが、ホームセンターなどでも専門のスタッフがしっかり苗の管理をされているところもあるので、販売している管理状況を確認してくださいね。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。