「うちの子供が、ぜんぜん勉強部屋の机で勉強しない」
そもそも勉強って、子供部屋にある机でしなくちゃいけないのでしょうか?
親は学習机がけっこうな値段がするので、もったいないからという理由もあると思います。
それに勉強は『机で』という常識は、勉強ができる人からしてみれば、非常識かもしれません。
机で勉強するならリビング
あるテレビ番組で、東大生がどこで勉強しているか聞くと、リビングという方がいました。
その場所を再現すると、家族がテレビを見ている横で受験勉強をしていました。
「まさか、こんなうるさい場所で、勉強なんてできるわけがない!」と、思ってしまいそうですが、現実には東大に合格しているのです。
この例は、特別な人ではないことが分かりました。かなり多くの人がリビングで学習しているから驚き。
実はうちの子もリビングで!
では、なぜリビングで勉強をするのでしょうか?
無音の部屋で勉強がはかどらない
たとえば全く音のしない部屋で勉強をしたとします。
「これで勉強できるぞ!」と、思うでしょうか?
大抵、私たちは何かの音を無意識に聞いています。ところが音が全くないと、教科書をめくる音、自分自身の呼吸、文字を書く音。
逆に静かな方が落ち着かない。
むしろクラッシックなどの音楽が適度にある方が、勉強がはかどります。
私はアナログ時計は置かないようにしています。あの時計のカチカチという音が深夜、みんなが寝静まると『うるさい』。静かすぎても音は気になる。
「でもテレビと話しは違うでしょう?」という方もいますが、その人にとってみれば余り変わらない。
音楽がかかっている方がはかどる
この記事、音楽を聴きながら書いています。
以前、ヘッドフォンをして無音に近い状態で書いていたのですが、どうもイマイチのらない。
そんなとき、気分転換にお気に入りの音楽を音量を落として聴いたら、予想以上にはかどりました。
「あ、やっぱりリビングでも勉強できる!」と、自分でも実感しましたね。
こんなケースは?
リビングにノートパソコンも置いてあるのですが、テレビがかかっていても問題ありません。
自分が気になるテレビ番組を見てしまうなら、その時間にヘッドフォンで音楽を聴けば解決です。
ちょっと一息入れると、耳に聞こえてくる音楽を意識しますが、集中しているときは全く気になりません。
むしろ無音よりも、音楽があった方が休憩時間の間隔も長くなって驚きました。
リビングで成績が下がる
リビングで勉強をしたら、成績が上がるという前提でお伝えしていますが、下がる場合もあります。
勉強はすぐに結果がでるものではないので、しばらく時間がかかるケースもあります。
これは子供さん個別に違うので、一概には言えません。
受験勉強のスタイル、やり方は色んな方法がありますが、ドラマ『ドラゴン桜』の基本的な考え方は、東大生(堀江貴文さんも、同様なことを発言)が見ても納得できるものだと言われています。
結論
子供部屋の勉強机で勉強しないで、リビングにいる子供でも勉強すると成績は上がります!
もちろん、子供が自分でうるさくないという前提ですよ。本当に自分がうるさければ、避けるはずですから。
我が家
うちの子もリビングで大半、勉強をしていました。成績は上がっていますが、「机じゃないと成績が下がる」ことはありませんでした。
いつもではないですが、たまにテレビから数メートルの床に寝そべって勉強しているのに、成績がグングン上がる。
「ウソだろう?」と思うくらい、漫画みたいなことでも勉強はできるみたいなんです。実は私も勉強机が苦手なのを思い出しました^^;
リビングのテレビや家族の会話が爆音だったら、さすがに勉強どころじゃないかもしれませんが、隣と会話できる程度の音量であれば、むしろプラスになります。
逆にその程度の音でイライラするようなら、受験会場で試験を受けるときにも気になって、集中して本来の力を出せない。
ある程度の音(ストレス)に慣れておくのも有利。
せっかくなので、ご両親もお子さんの近くで本を読んだり、資格の勉強を一緒にされてはいかがですか?
その方がお子さんのやる気もアップしますよ。頭ごなしに机で!というほうが逆効果。
勉強のやる気に関してはこちら。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。