じゃがいもの芽がボコボコ、あちこちから出現!
「これはヒドイ、ひどすぎ!」
夏と秋の年2回収穫されるじゃがいも。カレーライスやフライドポテトには欠かせない存在ですね!
自炊されるなら、大抵のご家庭にあるくらいメジャーな野菜。
だから買い置きしているのですが、さあ使おうと思ったらじゃがいもから、ナイロンの袋の中で、たくさんの芽がでていてがっかり。
そこでじゃがいもの芽を出ないようにする、保存方法について探ってまとめました。
目次
低温保存の方法
「あ~あ。いっぱい芽が出てきちゃった」。
じゃがいもは、温かい室内に放置していると、すぐに芽がでてきますね。困った野菜。
確かにそうですね。じゃがいもは収穫してから数ヶ月は、休眠期間といって芽が出ない期間があります。おそらくこの間に芽を出すための準備をしているのでしょう。
去年のじゃがいも😭芽が凄いことになってる😢 pic.twitter.com/eBJHfKRksI
— 三日坊主の百姓の日常 (@uIMfUJnZpKDCTPj) 2019年6月7日
じゃがいもは温かくなると芽を出す性質があるため、気温が5度以下なら芽を出さずに眠っています。この温度を保てるのは、一般のご家庭では冷蔵庫の野菜室。
最近の冷蔵庫は、LED照明などで光合成をさせる機種もあるので、箱に入れて暗くして保存するのが安心。
「便利になりました!」
我が家では冷蔵庫がいっぱいの場合、臨時で釣り用のクーラーボックスや発泡スチロールに入れて、保冷剤を入れて保存します。二重にすると保冷効果がアップしますよ。
こんな感じ
外気温が5度以下になる季節なら、雨や直射日光が当たらないところに、外に発砲スチロールなどに入れて置くと、室内よりも芽が出にくい。動物などに食べられないという前提ですが。
ちなみにジャガイモが十分に冷える前だと、芽がでてしまいます。
土に埋める
これはめんどくさいので私はやりませんが、知識としては知ってても損はしないので紹介しています。
じゃがいもを栽培すると分かるのですが、秋に収穫するのに掘り出すのですが、掘り忘れたものが春になると芽吹いてきます。つまりそれまでは寒いので芽を出さないということ。
ただ寒い地方だと、寒さで凍結したり腐るので30cmくらいは深く掘って埋めるのが安全だと思います。気温が高い時は、リスクが高いので避けた方が無難。雨が多くても腐ります。
とても面倒なお野菜ですね。
りんごのエチレンガスを利用した保管方法
じゃがいもを箱買いすると、さすがに冷蔵庫に入らないです^^
そんなときは、箱の中にりんごを1個入れます!
青いバナナもりんごと一緒の袋にいれておくと、黄色く熟すのが加速します。
このように熟すのでじゃがいもをりんごに近づけると、もっとたくさん芽を出しそうですが、じゃがいもは別。エチレンガスがあると芽がでにくくなる。
野菜って、ほんと面白い性質がありますね。
注意点
あまりすき間があると光が入ったり、エチレンガスが抜けるので効果が低下するので注意してくださいね。また湿度が高く暑い夏場は、腐りやすいで、安くても箱買いは避けた方が無難。
欠点は、りんごは徐々にしなびてくるので、交換の必要があります。定期的に食べて入れ替え。
豆知識
この方法は、りんごではなく業務用のエチレンガスを使い、じゃがいもの長期保存の研究も行われています。
現在は、一般用の実用的なエチレンガスは販売されていませんが、今後は出てくるかもしれませんね。
似たようなアイテムもありますが、イマイチ効果はりんごに劣るようです。価格を考えると一般家庭では、りんごがお安くて良いと思います。
ちなみに生産農家さんは低温の保管庫があるので、休眠させてその間に熟成させて、より美味しくする技術も開発されています。
じゃがいもの芽を食べたらどうなる?
そんなことを思って、実際に食べたりしないでくださいね。場合によっては命の危険が及ぶくらいです。
やばい!
中毒の症状
どれも実際に症状が現れると辛い!
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気
- おう吐
- 頭痛
- めまい
これは危険。このような症状がでたら、すぐに医療機関にいきましょう。でもさすがに、そこまでひどくなるまで放置する人もいないよね?
ジャガイモの芽の取り方を動画で解説
芽がかなりでているときは、大きく取り除いてください。もったいないからと、取り除くのが小さいと毒の部分が取り除かれません。
じゃがいもは小さくなりますが、健康第一です!
【注意?】低温の状態で保存されたじゃがいも
高温で揚げるポテトフライなどの調理法では、アクリルアミドという発がん性が疑われる物質が生成されるので注意が必要です。
カレーライスにいれたり、肉じゃがくらいの調理温度であれば心配することはないようです。
まあそうはいっても、こういうのは大量にそればっかり食べると影響があるだけで、それほど深刻に考える必要はないですよ。
取り扱いはちょっとめんどくさいですが、じゃがいもは無くてはならない野菜。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。