100均でLED(3SMD)スイッチライトを購入しました。単4乾電池3本で約7.5時間の点灯が可能とのこと。
スイッチは、本体の中心部分をどちらかに押すと、点灯・消灯する仕組み。押した感触は少しかためですが、しっかり押した感はあります。
裏面にはフックがあり360°回転できるので、テントや車でひっかけて使えそう。例によって乾電池の交換は、ドライバーでネジを外さないとダメなタイプなのがちょっと残念。
実際に点灯させるとこんな感じ。
柔らかい光で、かなり広範囲に照らせることができます。
明るさは十分実用的でした。台風や地震などで停電したときの非常用としても活躍できそう。ここまで明るくなくても良さそうなのですが・・・
LEDタッチライトの分解と改造
短時間の点灯なら問題ないのですが、学習の意味もありいつも通り分解して、気に入らなければ改造して手を加えるスタイルで進めます。
LEDライトの分解と言っても、ネジを外してカバーのすき間に先の薄いマイナスドライバーを差し込み、怪我をしないように慎重にすれば中が見られます。
分解すると点灯させる心臓部が見えます。これがSMDと呼ばれるチップ状のLEDです。
点灯させたとき、ちょっと遠くから目を細めると3個のSMDが点灯しているのが分かります。
いつもまずチェックするのは抵抗器(単に抵抗と私は読んでいます)の値。この抵抗がないと、電流が一気に流れてLEDが焼けたり煙がでたりと、すぐに壊れてしまう可能性も。
だからそれを防ぐために抵抗が取り付けられています。
100均のLEDタッチライトは、すぐ壊れない程度に「どうだ、明るいだろ!」とアピールするのが狙いのように、寿命より明るさを重視しているのを感じています。
流れる電流を測定してみた
無理して電流を流していると、LED(3SMD)の寿命が短くならないか、100均なのに心配性の私なので測定。
電圧はほぼ新品の単4乾電池3本、実測したら4.71V。
この電圧で電流がどれくらい流れるのか測定すると、
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最大:電流 183mA
1個あたり61mA。どうなんでしょうね。私はいつも安全に配慮しつつ、LEDをそっと指で触ってみるのですが(火傷や感電等の可能性があるので絶対にやめてください!)、気になる熱さ(個人差があります)。
すぐどうこうなる温度ではありませんが、私はどうも心配性なのでこれでは不安。
そこで電流をもう少し流れないようにして、発熱を抑えます。元からついていた抵抗(5.1Ω)に、新たに10Ωを追加して15.1Ωに。
下記はまだ測定のための止め。あとで修正して絶縁してカバーに動かない様に固定します。
さて、どれだけ流れるのか測定すると・・・
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最大:電流 91mA
良い感じ!
これなら触っても、ほんのりと温かい程度(冬の室内にて)。これなら問題なし。それに乾電池の容量が減り電圧が下がると、電流もどんどん下がるのでOK。
あ、光度(明るさ)を測定するのを忘れた(汗)
まとめ
- 今回はセリアの100均のLEDタッチライト(フック付)を分解・改造しましたが、十分に満足いく照明が確保できました。
- なによりフックが良い。どこにでも掛けられるので意外と便利。フックにヒモをつければ、つり下げられるので、さらに使う用途が広がりそう。
あとは電池交換が簡単にできれば良いのですが、100円なのでそんなに批判するつもりもありません。
スイッチは簡単な仕組みなので壊れることもまずないと思いますが、もし問題があってもすぐに分解して修理できるし、その時は新しいネタになるのでOK。
ただ困りました。最近、部屋の中がLEDだらけになってきました。どうしようかな・・・
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。