「今度の日曜日、ちょうど大潮だから潮干狩りにあさり採りに行ってくる」。
「そうなんだ。でも電車でいくんでしょう?」
「そうそう。どうやって持ち帰れば良いかな?」
「あ、簡単な方法があるよ。これ読んでね」。
ということで、下記に鮮度を落とさず潮干狩りから帰るポイントを友達の説明用にまとめました。
これでもう、あさりで「ジャリッ」と言わず食べられますよ。
あさりの持ち帰り方法
まず電車で持ち帰る方法については、このやり方で鮮度を落とさずOK。
- 潮干狩りで採った貝を現地にて、水道で軽く洗う。口を閉じさせるため。
- 保冷バックに、海水や水は入れずに、あさりを入れる。水がなくても長時間生きることができます。水がしみ出てこないように、ナイロン袋などに入れてくださいね。
- 500mlの凍らせたペットボトルを新聞紙に包んで、保冷バックに一緒に入れる。直接氷を入れると冷えすぎ、あさりが痛むので間接的に冷やす程度にて。
- 採ったあさりが浸かるくらいの海水を、現地で汲んで持って帰る。
ポイントは、あさりを海水に浸けて持って帰らないということ。そもそも電車で帰るので軽くしたいですよね。
もっと軽くしたい!
問題は泥出し用に持ち変える海水。車であれば問題ありませんが、電車で帰る場合にはネックになりそう。
ポイントは濃度。
本当は現地の海水が良いのですが、重くて持ち帰れないのであれば、家に帰って3%の濃度の海水を家にある塩で作りましょう。
水1Lにたいして、塩30g(大さじ2杯)で3%になります。
それ以上、濃くても薄くても貝が口を閉じて砂出しが上手くできません。
現地との濃度が違いすぎると、全く砂を吐かないケースもあるので、できるだけ現地の海水が望ましいのはそのためです。なんといっても、そこの海の水が一番ですからね。
あまり採りすぎないよう、ちょっとあさりの数を調整できれば良いのですが・・・
車であさりを持ち帰る
手順は電車の場合とほぼ同じですが、車の強みを活かして保冷バックからクーラーボックス変更しています。
海水も少し多めに持ち帰れるので、泥だしを念入りにできます。
ちなみに性能の低いクーラーボックスは、真夏の炎天下にレストランで長時間の食事や休憩をしていると、あさりが危険なので温度には注意してくださいね。
エアコンをかけながら2時間くらいの帰宅なら、問題になることはないでしょう。
と、ここまでは一般的に書かれていることですが、我が家では昔からちょっと違った方法で持ち帰ります。
我が家の持ち帰り方法
- クーラーボックスに、少し足のついた細かい目の四角いザルを入れる。
- 網の上に貝を入れる。
- 海水をこぼれない範囲で入れる。
ポイントは、あさりの下に海水を2cmくらい空間を空けること!
車中でも砂出しをしながら帰ります。ザルを入れるのは、吐いた砂をまた吸わないようにするため。
ただこの方法、ネットではあさりが動きやすいいので弱るという情報もあり奨励されていないけど、私はずっとこの方法でやっています。
悪路を走るわけではなく、急加速や急発進もしませんし、ハンドルを急に切るわけでもありません。それと帰路のほとんどが高速道路を走り、運転もゆっくりなのが良いのかもしれません。
あ、そうそう、あさりを採るときにザルなどに入れておくのも良いですよ。
帰宅まで2~3時間くらいだけど、傷んで問題になったことはありません。海水が多少、冷たいのが良いのかも。
急激な温度変化は、あさりへのダメージが大きくなるので、冷やしすぎず、温かすぎないようにしましょう。
ちなみに帰宅するころには、かなり砂を吐き出しています。これであさりを食べてジャリッと言わずに食べられます♪
地元の人の持ち帰り方は危険だった
地元の人というか、もうプロだと思う。
かなり丈夫そうなネットに大漁のあさりを入れて、それを水深の深い堤防にひっかけて、泥だししてから持って帰ってる。
これ、誰かに持って帰られそうだけど、オッちゃん連中で雑談しているので大丈夫か。
私だったら、釣りして待つかな。
持ち帰ったあさりの砂だし・泥だしの方法
先ほどもちょっと触れたのですが、我が家では泥だしはあさりは浮かして砂出し・泥だします。
網で浮かせておくことで、吐いた砂を、また吸い込まないための対策です。
我が家では、寝る前に砂出しをして、朝に食べるようにしていますが、真夏は部屋が暑いと傷んでしまうので、4~6時間くらいで食べるのが良いでしょう。
ダイソーの水切りかご、トレーを使うと簡単ですよ。
このようにセットして、後は貝と海水を入れればOK。
ちなみにとりたてのあさりは、超元気!
あさりを砂出しするときは、流し台で容器の上にまないたなどを置かないと、床が海水でべたべたになるくらい、激しく水と砂を吐き出します。注意してくださいね~
食べきれないほど採れたら、冷凍しておけば長期間の保存ができます。そんなに採れたことはないですが・・・
あ~マテガイ採りにいきたくなった♪
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。