「葉が食べられてる!」
イチジク栽培をしていて、これまで被害がなかった害虫『イチジクヒトリモドキ』による葉っぱの食害が多発しました。
※注 下記にイチジクヒトリモドキの幼虫の拡大写真を掲載しています。苦手な方は閲覧をお控えください。
以前は沖縄や九州に多く生息していたようですが、日本の温暖化の影響で生息域が北上しているようです。
うちの場合、2024年の6月に最初の食害を発見。わずか数日で6か所の被害。気づかずに放置していたら、集団で木が丸坊主になるくらい食べまくる害虫。
イチジクヒトリモドキの産卵数は、30~100を超えるケースも。放置していたら、全滅のそれも。それほど食害はひどい。
イチジクヒトリモドキの対策
農薬を使わない方法(安全のため、ゴム手袋と長袖着用。毒のある他の害虫の恐れもあるため)。
- 食害を受けた葉の裏の幼虫を発見したら、葉ごと切り落として防除する(出典:島根県:イチジクヒトリモドキ(トップ / しごと・産業 / 農林業 / 技術情報 / 農業技術情報 / 病害虫防除所 / 病害虫データベース 目次 / イチジク)。←できれば毎日、葉っぱをチェック!けっこう大変。食害されていないかチェック。見落とした卵から孵化している可能性も。
- 食害を受けた付近の葉の裏にも産卵されていないかチェック。
- 鉢植えなどの場合、不織布をかける方法も。ただし通気性が悪くなりサビ病などの病気のリスクが高くなる可能性も。
- 農薬を使わない場合、忌避する液剤等を噴霧する場合、定期的に散布する必要があるのと雨が降ると効果がなくなるので、かなり面倒な作業になります。ストチュー等がどこまで効果があるかは不明。
農薬を使う方法。
害虫被害の箇所が多いと、葉を取り除くこともできないため(葉が減り木が弱る)農薬で殺虫することになります。
使える農薬などは、下記のPDFに詳しくまとめられています。
下記はイチジクヒトリモドキの参考動画です。できれば幼虫が動画のようなサイズになる前に捕まえたいです。
下記は成虫の姿です。蛾(ガ)ですが、綺麗な模様にも見えます。下記のような成虫が飛んでいたら、すでにかなりの数を産卵されて被害が発生するかも。しばらく毎日、巡回した方が良いかも。
除去した葉っぱは処分。
参考 島根県:イチジクヒトリモドキ(トップ / しごと・産業 / 農林業 / 技術情報 / 農業技術情報 / 病害虫防除所 / 病害虫データベース 目次 / イチジク)
まとめ:イチジクの葉を食害した害虫『イチジクヒトリモドキ』
イチジクは、いままで気になる害虫の被害はほとんどなかったのですが、今回は多発しました。
たまたまなのか、イチジクヒトリモドキにあちこちの葉っぱを食害されました。病気の方は、サビ病が梅雨時期~秋まで悩まされているので、今後は害虫対策もしなくちゃいダメみたい。
ちなみにイチジクヒトリモドキを放置していると、葉っぱをすべて食害する勢いでむしゃむしゃ食べまくるので、早めの対処をした方が良いです。
私の場合、すでにサビ病で実付きなのに葉を落とした箇所があるので、これ以上は害虫の被害は抑えた。早朝にざっとでも巡回してチェックしますが、雨風が強い日は難しいので悩ましい。
- 毎日、朝だけでも葉っぱが食害されていないか?
葉の異常をチェックするようにしています。葉がどこか透けていたり色が変わっていたら、害虫か病気の可能性が高いと思います。刺されないように念のため、手袋と長袖を着用。あと私は顔を葉っぱに近づけて作業するので、麦わら帽子もかぶっています。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。