イライラして、ちょっとしたことで怒りを爆発させる。そんなことを繰り返していると、幸福度が下がるばかりではなく、さらに悪い環境を呼びこみます。
もし、そんな危険な兆候を感じたら、すぐに対策を取らないと悪化します。
イライラは伝染速度が速い
イギリスのEU離脱やアメリカの大統領選挙でトランプ候補に怒りをぶっける群衆が、街中にあふれた映像をみて、あることを感じました。
イライラした人が増えると、不幸が増える。もっとも早期に収束すれば大丈夫ですが、長引くと・・・
危険な兆候が悪い未来を予感させます。
悪いことほど広がりやすい
悪い話題は、口コミで広がりやすい。
- ○○銀行が潰れるかもしれない。
- 金融封鎖される。
- 芸能人の○○が○○○をしているらしい。
こういう大きなことばかりではありません。
- あいつ、悪口を言ってたぞ!
- 今年はボーナスカットらしい。
このような笑えない話題は、人の関心が高いので広がる速度は加速する時も。
良いことは広がらない
例えば、ゴミのポイ捨てされたものを、誰かが拾っているのを見た時。
良いことをしても、ツイッターやインスタグラム、フェイスブック、LINEでも広がりません。
- 真面目にコツコツ、勉強したら成績がアップしたよ。
- 頑張って仕事をしたら昇給した、給与が上がったよ。
誰も見向きもしません。
理由は、面白くないから。
良いことは無視するか、妬む
私にも経験があります。
「なんで、あいつだけ褒められたんだよ。私だってやったのに」って。
妬みって感情です。
他人に良いことが起これば、喜ぶよりも妬みが先にきます。でも、これは正常な感情だと思います。
その理由は、
- 頑張っているのに、正しく評価される仕組みが機能していない。
- チャンスは平等にやってこない。
- 運の差が大きい。
つまり私生活でも仕事でも、不公平がいっぱい。上司のお気に入りになれば、勝手に昇進していく。
反対に、ちょっとしたことで嫌われたら左遷される。
- 配属先の上司によって人生を左右される。
「私は・・・」「オレは・・・」頑張っているのに、「どうして評価されないんだ!」そんな不公平感が根にあるから、人の幸せを手放しでは喜べない。
そういう社会の流れが、「イライラと怒り」を増幅しているように感じていると思います。
分かっています。イライラして、それを顔や態度に出すと周りを不愉快にさせてしまうことくらい。そうなると自分だけではなく、周りの幸福度も下げることを。
周りの良い人は離れてしまう。← 分かっているのに・・・(涙)
結果、自分だけが取り残された感じ。
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参考資料 内閣府経済社会総合研究所
幸福度に関する研究会 幸福度に関する研究会 ― 幸福度指標試案 平成 23 年 12 月
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。