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【コンビニ作家】村田沙耶香さんがコンビニで働く理由と年収の予想

コンビニと原稿用紙

小説『コンビニ人間』で第155回芥川賞に決まった、村田沙耶香(むらた・さやか)さん(36)。

彼女は数々の受賞をされているのに、一体、なぜ今もコンビニのアルバイトをされているのでしょうか?

コンビニ作家(コンビニで働く作家)村田沙耶香さんが、コンビニで働く理由を探ってみました。

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コンビニ作家になった理由

コンビニで働く作家への道

そもそもコンビニに働くけっかけは、大学生のときに始めたアルバイトがコンビニ。もしも牛丼屋さんだったり、ファミレスなら別の人生になっていたかもしれませんね。

作家とバイト

でもだからといって、コンビニと作家は結びつきません。

ところが問題はその後。普通だったら就活して、企業へ就職というのがみんなが進む道ですよね。でも進まなかった。

(ここから村田沙耶香さんを、『さやかさん』で表記していきます)。

さやかさんが作家になるステップに、法律関係の仕事をされていた、父親の存在があったようです。具体的な仕事は明らかにされていません。

笑顔

そこで真実を追究していくという思考に影響を受けたと考えられます。

「なぜ●●は常識と言われているのか?」という疑問がでてくると、それについて考える。そういう中から、小説のヒントがどんどん出てきたのではないでしょうか?

それが独創的な作風として、表現されてるように思います。

デビューの直接のきっかけとなった理由として、NHKNのニュースが参考になりました。

大学のとき通い始めた文学学校で芥川賞作家の宮原昭夫さんから小説を学び、平成15年に発表した「授乳」で群像新人文学賞優秀作を受賞してデビューしました。

引用元:芥川賞に村田沙耶香さんの「コンビニ人間」 NHKニュース(リンクが切れました)

しかしこれだけでは、作家になった本当のところはわかりません。

それともう1つ、疑問が残ります。なぜ就職しないで、コンビニのアルバイトをされたのでしょう?

就職しないでコンビニで働くわけとは?

疑問を感じた女性

受賞時に「コンビニの仕事をいつからされているか?」との問いに、コンビニでずっと働いていたわけではなく、作品の執筆に集中していた時期もあったと。

またコンビニ以外の仕事も経験されているという。そういう時期もあったんですね。

さやかさんへ、「コンビニ愛をどこに感じるか?」という問いに対しては、こんな回答をされています。

 「コンビニは、小さい頃から不器用だった自分が初めて何かをまともにできた場所です。ある意味では、ずっと美化した場所で働いていたことになるので、小説の場としては、あまり良くなかったかもしれない。ちゃんと小説のまなざしで、見ないといけなかったのかもしれないと、この小説を書いてみて思いました」

引用元:【芥川賞会見】「コンビニ人間」で受賞した村田沙耶香さん「コンビニへの愛情を形にできた」(4-5ページ) – 産経ニュース

私も小さいときから、何をやっても不器用でおっちょこちょいでしたが、だからコンビニにずっと働く選択肢はありませんが...。

しかし、これだけではコンビニ作家(コンビニで働く作家)の理由がまだ明らかになりません。

成功したら辞める

もし私だったら過去の作品で受賞したときに、仕事をとっくに辞めています。おそくとも2012年 第26回三島由紀夫賞を受賞した時点で、執筆活動をメインにしていたと思います。

そこであるテレビ番組の対談を思い出しました。

ボクらの時代 本谷有希子×若林正恭×村田沙耶香

対談

ボクらの時代で(本谷有希子×若林正恭×村田沙耶香)対談されていたとき、さやかさんがある重要なことを語られていました。

コンビニがない日は、小説あまり書いてないんです。コンビニで働いてる日に猛烈に書いていて。働いてない日はすごいサボってる。

(中略)

アイデアも、パソコンの前に座ってても浮かばないけど、レジ打ってる時に 「ラストシーン、ああしよう」って浮かんでくるので。すごくコンビニに依存して、直さなきゃと思ってるんですけど。ないと書けない精神状態になっちゃってる。

これ、分かる気がします。

時間がたっぷりあるときより、忙しいときの方が片付けやったり本を読みたくなったりします。

忙しい

人って自由な時間があると、集中力が下がってしまうのでしょうね。夏休みの宿題でも、残りあとわずかになったときの、あの力はすごいと思う。

新しい発想を得るための経験

同じことをずっとやっていると、壁にぶち当たってその先にいけない。

技術開発の人が仕事に行き詰まっているとき、公園を散歩しているときにアイデアが浮かんだという例もよく聞かれます。

気分転換とは違いますが、何か集中的に取り組みときこそ、少し別のことを間にいれる方がアイデアがわき上がってきますね。

そのようなことから、村田沙耶香さんはコンビニで今も働いているのだと思います。

別の分野でも見たい!

ただ、芥川賞を受賞される才能のある方なので、コンビニの仕事がどうこうではなく、別の分野での活躍も見てみたいと思います。

例えば月9ドラマ。他にもバラエティー企画で『芥川賞作家がジャングルや孤島に言ったら、どうなるのか?』とか。

いままでにない経験をすれば、もっと違う小説が書けるんじゃないかとか。そのためにはコンビニで働いていると、得られる情報に限りがあるので、もっと外に出かけて欲しいな~。

でもそれもオファーがなければできないので、コンビニで働く大きな理由は、年収にもあるかもしれません。芥川賞作家さんが、すべて順風満帆とは言えないですからね。

作家さんは、あまり儲からないと聞きますからね...。

小説家・作家は儲からない?驚きの年収

お金と電卓

小説家の仕事だけで、食べていけるのは日本に30人ほどしかいないと言われるくらい、作家さんにとっては冬の時代のようです。

一般に年収の基準となるものを例にまとめました。

  • 印税10%(作家の年収は300万円以下がほとんど)。
  • 連載の原稿料(原稿用紙1枚数千円~数万円 作家のランクによって異なる)。
  • 書籍の印税5~15%(新人の場合は5%~10% 単行本、文庫本)

勝手に年収を予想してみた

仮にさやかさんの『殺人出産』が累計で1万部(初版5000部+5000部)売れたとします。初版は3000部くらいからだそうですが、今回は5000部と予想。

原稿

原稿料は原稿用紙1枚当たり2000~5000円。新人扱いで3000円と推定。(もっと高いだろうと思いつつ、ちょっと低めで決めました)。

194ページで400字詰め原稿用紙に換算すると291枚。キリが悪いので300枚とします。

原稿料:300枚×3000=900000=90万円

書籍の販売価格が1400円(税別で書籍の印税は計算)

印税:1400(円/冊)×10%(印税率)×10000(冊)=140万円

合計:230万円


気が動転している母親
もし1年で1冊しか出版できなければ、年収230万円になります。ここから、けっこうな額の税金が引かれます・・・。

これでマンション住まいで、都心部だったら生活が大変ですね。もしもっと稼ごうと思うと、雑誌などの連載や講演会、インタビューなどの仕事がこないと、筆1本で生活するのは大変そう。


次回作で楽勝?

次回作をどんどん書いていくとか。でも次回作が売れる保証はどこにもありません。素人判断で適当に考えただけでも、やはりなんらかの副業をしないと、食べていくのはしんどそう。

又吉さんのように百万部単位の作家さんは一握りですので、お金を儲けるための作家志望は相当な覚悟と才能と運がないと難しいですね。

困った女性

村田沙耶香さんがコンビニで働く理由は、収入アップのためというのも、理由の1つかもしれません。

ちなみに2016年現在でデビューから約10年、その間に出版された書籍をアマゾンなどで8冊を手にすることができます。

下記の日付は発売日

  • ギンイロノウタ 2008/10
  • ハコブネ 2011/11/4
  • 星が吸う水 (講談社文庫) 2013/3/15
  • 授乳 (講談社文庫) 2014/4/11
  • マウス (講談社文庫) 2014/4/11
  • 殺人出産 2014/11/28
  • しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫) 2015/7/7
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病 2015/9/17

書籍は3~5年後、文庫本になって小型化され、お求めやすい低価格で出版されるケースが普通です。(文庫本にならない本も多数あります。)

この10年で、一体どれだけの年収の合計があったのでしょうか。苦労が報われていれば良いのですが・・・と、人の心配をしている場合ではない私でした^^;


 文庫本が出ます!

殺人出産』は書籍で1512円(税込)ですが、2016年8月12日頃に殺人出産(講談社文庫)561円(税込)で発売が予定されています。 

『コンビニ人間』は予約受付中。楽天、アマゾン他、ネット通販でも予約購入できます。

芥川賞受賞作品のコンビニ人間が何十万部売れるかで、アルバイトの勤務時間が変わるかも。

以上、勝手に村田沙耶香さんがコンビニで働く理由や年収を推測してみました。

下記はプロフィールと受賞歴、作品一覧を掲載しています。

芥川賞作家 村田沙耶香さんのプロフィール

生年月日:1979年8月14日生まれ
(2016年の誕生日で37歳・芥川賞受賞時は36才)

出身:千葉県。
学歴:玉川大学 文学部 芸術文化コース卒。

作家デビュー:2003年

未婚の女性。

コンビニでの勤務は週3日

勤務時間:午前8時~午後1時(おそらくシフトが変わるときもあるかも)

執筆時間:午前2時に起きて、早朝まで執筆活動。夕方、コンビニから帰宅後、また再開。

受賞歴

デビュー作品:2003「授乳」 第46回群像新人文学賞優秀作を受賞。

2008年「ギンイロノウタ」第31回野間文芸新人賞。

2012年「しろいろの街の、その骨の体温の」第26回三島由紀夫賞を受賞。4回目のノミネートで受賞

2014年「殺人出産」第14回センス・オブ・ジェンダー賞少子化対策特別賞を受賞。

2016年「コンビニ人間」芥川賞を受賞 初ノミネートで受賞の快挙。

作品一覧

作品の一部は、文庫・単行本に未収録。

  • 授乳 文庫あり 
  • コイビト(『群像』2003年12月号)
  • 御伽の部屋
  • マウス 文庫
  • ギンイロノウタ 文庫(第31回野間文芸新人賞。)
  • ひかりのあしおと(新潮:2007年2月号)
  • ギンイロノウタ (新潮:2008年7月号)
  • 星が吸う水 文庫
  • 星が吸う水(群像:2009年3月号)
  • ガマズミ航海(群像:2009年12月号)
  • ハコブネ
  • タダイマトビラ
  • しろいろの街の、その骨の体温の文庫(第26回三島由紀夫賞)
  • 殺人出産(第14回センス・オブ・ジェンダー賞少子化対策特別賞)
  • トリプル
  • 清潔な結婚(GRANTA JAPAN with 早稲田文学01)
  • 余命
  • 消滅世界
  • コンビニ人間(第155回芥川龍之介賞受賞)
  • 水槽(群像:2005年5月号)文庫・単行本に未収録
  • 街を食べる(新潮:2009年8月号)文庫・単行本に未収録

エッセイ

  • 宙返りの終焉(すばる:2009年7月号)
  • 四度目の出会い(文学界:2009年7月号)
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病(2015年9月17日 マガジンハウス)
  • アラサーからの思春期病
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釣りやほったらかしのレモン栽培などをきっかけにブログで発信。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。
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