ニッケル水素電池は寿命が長く環境に優しいというので、普通の乾電池から変えました。
廃棄する電池も減らせまるし、コスト削減にもなるのでお財布にもやさしい。ところが実際に使ってみたら予想とり寿命が短く、トータルコストは意外と高くつくことが判明。
その一部始終をまとめたので、ニッケル水素電池を購入される際は十分に注意してください。
ニッケル水素電池の寿命とリフレッシュ
デジカメ用に購入したニッケル水素電池ですが、数回~10回ほど充電して使いました。
その後、カメラを買い足しいてメインに使う様になり、専用のバッテリーしか使えないので電池を数年ほど放置していました。
その後、また前のデジカメを使う機会があり、久々にニッケル水素電池を使おうと、充電器にセットしたら、充電されずにすぐに終了してしまいました。
もしかして寿命?
そこでリフレッシュ機能付の充電器(SANYO NC-MR58)でリフレッシュ。期待しながら電気を流しても全く充電される気配がありません。調べてみると、同じ様な症状の人がみつかりました。
補足リフレッシュとは、充電したものを放電して充電池の電気容量を空にするもの。
充電器に機能を搭載しているものもあります。
しかし2度、3度、繰り返すと復活するという情報もありやってみましたがダメ。頻繁にリフレッシュすると短寿命になると言われていますが、これでは全く使えない。
私のようになんどリフレッシュしても復活しない場合は、電池内部の材料が劣化して寿命を迎えたものなので、あきらめに買い換えた方が早い。
ニッケル水素充電池で大損
しばらく使用していないバッテリーは、充電と使用を数回繰り返すと理論上は、また使えるようになるハズでした。
ところが、10回くらい充電と放電を繰り返しましたが、復活することなくあきらめました。
そのうちのいくつかは、ある程度、充電がされているようでカメラを起動できましたが、満充電にはほど遠い状態でした。
これってかなり大損したんじゃないかな。急速充電器が5000円くらいしたので、電池代を含めると・・・。
これならゆっくり充電するタイプの電池を複数個持ってる方が、長い目でみたらコストも時間も節約できたかも。
※諦めきれずに、その後もリフレッシュや充電を繰り返しました。
結論としては、どんどん寿命が短くなるだけでした。早いところ、新品を買った方が時間も有効に使えてストレスもたまりません。
不活性化
使わないだけでも寿命が低下する。
なんと恐ろしい。
ニッケル水素電池は、ほんと、使いづらいバッテリー。充電の仕方や使い方を間違えると、簡単に短寿命になります。
しかもやっかいなのが、不活性化。数年も使わず放置していると、電池内部で化学反応が起こりにくくなります。これが不活性というもの。
めんどうな特性だらけですが、コストや安全性に優れてるのでいまも使われています。
使用しないまま放置しない。
不活性を解除する方法
不活性を解除するのは、ほぼ不可能に近いですが可能性としては、時間をかけてゆっくり充電するタイプで、だましだまし満充電にする。
おそらく最初はすぐに充電完了になりますが、デジカメに入れても使えません。
もし仮に若干でも認識されたらしめたもの。しばらく使用して電池切れになったら、また充電をしてください。これを何度も繰り返していくうちに復活する場合はラッキーです。
私も何度か成功しましたが、それも数回程度。短時間しか使えませんでした。
上級編 電池の電圧を測定できるテスターがあれば、同じくらいの電圧のものを一緒に充電してください。放電させるなら1.0Vまで低下したら、また充電します。
つまり1.0~満充電を何度も繰り返します。
10回程度、充電を繰り返しても、デジカメなどで使用できない場合は電池内部が劣化して、寿命を迎えてしまっていると判断します。
でも、この方法は面倒で私はおすすめしません。
急速充電は短寿命
私が大損した原因の1つが、超急速充電器を使ったからだと推測しています。
問題の急速充電器がこれです。
↓
買ったときは早くて驚いていたのですが。。。
どうやら調べていくうち、急速充電すると寿命が極端に落ちるようです。私の手持ちのバッテリーも満充電を30分でできるという超急速充電器で何度か充電していたものです。
技術的にはまだ市場に出すレベルじゃなかったんだと。それだけSANYOが追い込まれていたのかもしれませんね。
「急速充電はバッテリーに負荷がかかっているのか!」
メーカーはそこまでテストしていなかったのでしょうか。残念です。たぶん開発者は、止めたような気もします。
市場にある急速充電器
現在、急速充電器の市場は、大手メーカーではパナソニック(旧サンヨー製)とソニーの2強。
充電時間を見るとわかるのですが、急速とは言えないレベルの充電時間。急速とはイメージが違いますね。
メーカー名 | 形式等 | 充電時間(4本) 容量(mAh) |
パナソニック | eneloop pro BK-3HCC |
約2時間 2450 |
パナソニック | K-KJQ21M42C | 約4時間 |
ソニー | BCG34HRE4RA リフレッシュ機能付き |
約3時間50分 ※注1 |
やはり急速充電は、極端にバッテリー寿命を短くするから市場から消えたのだと推測。でなければ新製品が販売されているはずですからね。
またコスト志向が強くなり、より長持ちするタイプが売れる傾向にあるのでしょう。4本で4時間程度が、急速充電の時間と寿命との兼ね合いだったのでしょう。
30分で2500mAhを満充電させるのは、まだ先の技術ということ。技術的または構造上の問題で、できないのですね。
以前のような超急速充電(30分⇒4時間)ではないので、バッテリーの傷みは少ないと思います。
さらに長持ちさせたければ急速充電を避けて、ゆっくり充電するタイプを選ぶとよいでしょう。予備の電池を用意すれば済む話し。
実際に使う場合それほど頻繁に使う人は少ないでしょう。私の使い方だったら、旅行前などの2日前から2セット充電しておけば間に合いますし、旅行先で寝る前に充電すれば大丈夫。
参考
バッテリーは大抵、メーカーで2種類ラインナップされています。
価格重視の低容量タイプ
ソニーのサイクルエナジーシルバー1000mAh。約3000回充電可能。
高容量タイプ
サイクルエナジーゴールド2100mAh。約1000回充電可能。
電池を長持ちさせる方法
- 放置せず数ヶ月に1回は電池を使い充電する。
- 使用する場合は、購入したときにバッテリーに印を付けて同じグループで使う。
詳しい理由については割愛しますが、新旧を混ぜるとお互いに寿命を短くするおそれがあります。
もし4本のうちの1本が寿命を迎えてしまうと、他の電池にも悪影響を及ぼすので本来はテスターで電圧を測定できるのがベスト。
長持ちする使い方
さきほどお伝えしたのと、真逆の使い方をすればOK。
1、真夏や大電流を使う場合には、こまめに電源を切って休ませる。急速充電すると大電流を流すので、電池が高温になりやすいので、できるだけ普通の充電器を使い電池の負担を減らし長持ちするようにする。
2、ニッケル水素電池は、買ったときに目印をつけてグーループで使うようにする。使うときも充電するときも、同じグループごとにする。ごちゃまぜは、絶対に避ける!同じ品番、メーカーをそろえる。それぞれ特性が異なるので同じ種類のものを使う。
3、電池は容量の2/3くらいで、こまめに充電するようにする。あまり使い過ぎると過放電になり、寿命が短命で終わる。
4、旅行などで使っても、すぐ充電するようにする。お出かけして使った場合、帰ると疲れてやらないまま、数ヶ月が経過して電池がダメになっているので、使ったらその都度、充電する習慣に。
満充電で長く放置しない
満タンに充電したまま長く放置していると、劣化が早くなるやっかいな特性があります。だから使う直前に充電して使うのがベスト。
使った後、残量が半分くらいあれば充電せずにそのままにするのが良かったわけです。私は使い終わったらすぐ充電してましたが、それだと逆効果でした。
ただし残量が空の場合には次の問題がでてきます。
過放電
過放電とは、電池の残量を完全に使い切り過ぎた状態をさします。普通にデジカメで使えなくなった程度であれば、実はまだ残量が残っています。試しに懐中電灯に使うと、まだ多少は光るはず。
これダメ!
だったら、もったいないから残量が完全にゼロにまるまで使い切ろう!・・・というのが寿命を短くする過放電。
デジカメなんかは、撮影できなくなったくらいでOK。ぜったいに乾電池やリモコンでは使わないでくださいね。あれ電池の容量が空っぽになるまで使われます。これが過放電。
充電する回数が多くなると寿命が短くなるという考えで、たとえば2~3年使用していないと、私のように数回~数十回しか使っていなくても、寿命を迎えます。
どうせ使わなくてもダメになるなら、回数が減ってもこまめに充電するのが長持ちさせるコツ。
しかし、こまめに充電するのにもある限度があります。それがメモリー効果。
メモリー効果
ニッケル水素電池の最大の問題点がこのメモリー効果。
たとえば100%の電池をデジカメで50%まで使ったとします。明日も撮影があるから、電池切れになるといけないからまた充電しておこう!
これがダメダメ!
デジカメで撮影できないところまで、電池を使い切らないと電池の持ち時間が短くなるのです。何度も50%くらいで充電していると、満充電のときの容量が減ってくる特性があります。
1ヶ月に1回も使わない場合は、リフレッシュもする必要もありませんし、その頻度なら乾電池で良いのではと思うようになりました。せめて10~20%くらいまで使いましょう。
無理に使い切り過ぎれば過放電、まだ容量があるのに継ぎ足し充電ればメモリー効果で、バッテリーの使える容量が減ってしまう。
トラブルの多い充電池なのですが、ニッケル水素充電池はコストと性能のバランスが良いのでいまでも多くの家電で使用されています。
電池の復活法は危険
何年も使わずにリフレッシュしても使用できない充電池を、復活できるかもしれない裏技の情報が出回っていますが試さないでください。
万が一、破片や電池の内部のものが目にでも入ったら、それこそ後悔じゃすまない!
架空ニュース
ニッケル水素充電池を再生させようと、ネット情報を試した人が電池が破裂して失明。
数千円の節約の代償に失ったものは余りにも大きかったようです。しかも電池は破損。その上・・・・
・・・なんてニュースになるかもしれませんよ。
もったいないからと、いろいろ工夫してなんとかするより新しく購入する方が早いし確実で安全。十数回も再充電しても、容量が戻らなかった私の教訓。
かなり時間もムダにしてしまいました。
寿命を延ばす使い方
ニッケル水素電池は、とにかく繊細。ちょっとしたこと?で寿命が短くなります。
調べて分かった、使いづらい電池。
昔の三洋電機のNi-MH2700は、ダメダメでしたね。
下記でお伝えしますが、購入したセットをグループにして使っていたのに、1本だけ寿命がきてしまいました。バラツキが多い充電池でした。
負担がかかる使い方
この電池、こんなことをすると負担がかかり電池寿命が短くなる。
電池残量がなくなったまま、何ヶ月も放置すると、電極にかなり大きなダメージになり、極端に寿命が短くなる。
真夏の熱い日、屋外でカメラで長時間、撮影すると負担がかかる。とにかくニッケル水素電池は高温に弱い。とくに大電流を使うような使い方は、電池が熱くなり傷めます。またガスがたまりやすく、液漏れなどのリスクも。
容量の異なる電池やメーカーの違うものを混ぜて使うと、放電しすぎた過放電という状態になり寿命が短くなる。またそれらをごちゃまぜにして充電すると、充電し過ぎた過充電という状態になり、やはり電池が劣化する原因に。
電池はかなり繊細なのでご注意ください。ちなみに普通のアルカリ乾電池でも新品と使い古しを混ぜると、発熱して危ないので避けてください。くれぐれも注意事項を読んで正しく使いましょう。
くり返し回数の長いものを選ぶ
高容量タイプは、大電流を必要とするようなデジカメ(最近はリチウムイオン)や、一眼レフのフラッシュのような用途に使われます。
- エネループ スタンダードモデルなら、くり返し約2,100回
- エネループpro ハイエンド 約500回
10年後でも残容量約70%保持※7を実現。(スタンダードモデルのみ※8)
エネループ独自の自然放電抑制技術で、購入時、すぐに使える※6のはもちろん、10年後でも残容量約70%保持※7を可能にしました。(スタンダードモデルのみ※8)
ニッケル水素電池は、ガラス細工ぐらい繊細なんですよ。マンガン充電池も同じですが。
スマホのリチウムイオン充電池は、そこまでシビアではありませんが、それでも私は急速充電をできるだけ行わず、ゆっくり充電するようにしています。
という感じで使うようになってから、かなり長く使えるようになっています。エネループ良いですよ~
ただ電池だけではなく、充電器選びも重要です。
ニッケル水素電池と充電器のおすすめ
私の苦手とするニッケル水素充電池と充電器。
こちらは超がつく急速充電器。ありえないほどの早さで充電してくれるハズの商品だったのですが・・・
超急速充電器
長持ちするハズだったのに大失敗した経験から、新しく買うときにあることに注意して選ぶようにしてから、失敗なく使えるようになりました。
やはり、あのポイントは外せません。
ニッケル水素電池のおすすめと選び方のポイント
結論からいうと、超寿命を期待するなら、充電回数の多いものを選ぶ。当たり前じゃないかと言われるでしょうが、カタログ上だけでも差があります。
充電器も大事ですが、電池本体(単三)も重要です。どれを選ぶかで、使用時間、寿命などが決まるわけですから。そこで分かりやすいように一覧にしました。
メーカーは私のおすすめのパナソニックを例にあげています。
タイプ | 名称 | 容量(mAh) | 充電回数(寿命) |
お手軽モデル | eneloop lite | 950 | 約5000 |
スタンダード | eneloop | 1900 | 約2100 |
ハイエンド | eneloop pro | 2450 | 約500 |
充電時間は充電器によって異なります。
500回と5000回!その差、10倍。
4950回も差がでると大きいですよね。
補足
パナソニックにはニッケル水素電池には2つのブランドがあります。
eneloop 三洋電機が開発していたもので中身は同じ。
EVOLTA パナソニックブランド。(乾電池タイプもあるので間違えないように。)
容量や寿命が若干異なりますが、使用感はほとんど同じ。入手しやすい方で選べばOK。ただし、今後はEVOLTAのブランドで改良されていくとは思います。
使い方で選ぶ
お手軽モデルのeneloop lite
5000回も充電できるという高寿命がウリ。
問題は容量が少ないのがネック。
用途 容量が少なくリモコン向きですが、はっきりいうと乾電池で年単位で持つのでeneloop liteの使い道が思い浮かばない。デジカメには不向き。
毎日使う方は、繰り返し充電できるので最適。あまり大電流を使わないところに向いています。
イチオシ バランスがとても良い!
スタンダードeneloop
2100回とかなり寿命は長く、容量も1900mAhあるのでデジカメにも十分。
8本パックでこの価格
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用途 デジカメに最適。充電回数や容量のバランスがよく、取扱や入手性も良いので、一般向けならこちらがイチオシ。もしこちらで不足感じたら、proに以降するのが良いでしょう。
eneloop pro
おそらくサンヨーで私が悩まされた、短寿命のタイプとほぼ同じだと思われます。容量こそ2450mAhありますが、充電回数が500回・・・。
定期的に使うならおすすめです。もし年単位で放置していると、数十回で使えなくなるかも。
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デジカメ向きですが、高容量が必要なデジカメは、専用のリチウム電池が多く使われています。
用途例 ハイエンドクラスの用途は、瞬間的に大容量の電流を供給する一眼レフのフラッシュに最適だと思います。またニッケル水素電池の特性を良く理解されているなら断然こちら。
それ以外の方は、スタンダードのeneloopで十分です。私だったら、スタンダードを多く買います。
電池の寿命の考え方
サンヨー時代は充電器や使い方のも問題もあり、寿命が極端に短くイメージとしては、充電回数の1/10以下と考えています。
もちろんハイエンドモデルの500回の寿命でも1割の50回としても、コストを考えると十分だと考えます。
ひんぱんに使う用途でないなら、寿命の短いニッケル水素充電池ではなく、普通のアルカリ乾電池がおすすめ。
あまり冒険したくないので、約2100回も繰り返し使えるバランスの良いスタンダードモデルeneloopを選びます。
コレダメ
懐中電灯に使っちゃダメ。
ニッケル水素電池は、あまり負荷がかからないような懐中電灯では、電池の寿命を短くしてしまいます。
場合によっては、十数回で寿命が来るかも知れません。ご注意を。
某デジタル一眼レフカメラで使っているリチウム電池は、2003年の時に購入したものですが、数年、放置していましたが、現在もまったく問題無く使用できました。
当たりハズレの議論もあるでしょうが、素材などの特性の違いでしょうね。
オススメ充電池セット
結局、まともに復活できないほど寿命が来ていたので、当たらしく買うことにしました。そのとき調べて検討したのが下記のポイントです。
機能面で選ぶポイントは主に3つ。
- リフレッシュ機能付の有無
- 急速充電器または、スタンダード(普通の速さの充電)
- 寿命を優先するのか?
この3つのポイントで、買うべき充電器が別れてきます。
メーカー発表のデータでは寿命の違いは見られませんが、それは超急速充電器の失敗例があるのであまり信用していません。
機能面以外で重視するのがブランドの歴史。長い回数使用するものなので、できるだけ信頼性が高いものを選びたい。そこでランクを付けると以下のようになりました。
急速充電器電池セット 1位
そこで今回、実績のあるPanasonic 単3形(eneloop スタンダードモデル単3形・BK-3MCC)
4本付急速充電器セット K-KJ55MCC40を1位に選定。
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充電器だけなら型番はBQ-CC55です。
旧モデル(K-KJ21MCC40)
寿命最優先ならこれ! 2位
2位は電池への負担が少ない、スタンダードタイプの方が高寿命を期待できるPanasonic の急速ではないタイプ。不活性の電池に良いかも。
寿命最優先なら急速充電器ではなく、普通の充電器のセットKKJ53MCC40がオススメ。
eneloop スタンダードモデル K-KJ53MCC40 充電器セット
充電器だけを購入される場合は、単3形・単4形兼用充電器のBQ-CC53が型番になります。
3位に、SONY ニッケル水素リフレッシュ機能付急速充電器セット 単3形充電池4本付属を選定しました。
通販 SONY ニッケル水素リフレッシュ機能付急速充電器セット BCG34HRE4Rを楽天市場で詳細を見る。
購入の際にはパッケージの内容を確認して購入してください。
パナソニックさん。リフレッシュ機能付の普通の充電器セットを出してください。
購入の注意点
類似品に注意
間違いやすい!
まず日本製のeneloopと類似品の中国製(代理店は日本)のenelongがありますので、購入される場合には間違わないでください。
enelongは、日本正規品販売代理店ですが製造は中国です。
価格も安いので、ついこちらを買っちゃいそうですが、価格差よりも信頼性を重視したい方は、パナソニックの純正のeneloopを選びましょう。
乾電池ならともかく、長く使う充電池は発火の危険とか怖いので、信頼性が一番。
その他
型番や付属の充電池の容量などには注意してください。間違いトラブルの例を記載しておきますので、購入の際のチェックにしてください。
- 安いと思ったら容量が少ないタイプだった。
- 安いと思ったら、充電池のセット品が2本しか入っていなかった。
- 急速充電器と普通のタイプを間違えた。
- リフレッシュの有無を間違えた。
- 旧機種を買ってしまった。
- 一緒に予備バッテリーを購入するのを忘れ、追加購入したら送料が余計にかかった。
以上のような点に注意して購入してください。
あまり使わないのに、予備をたくさん買わない方がいいですよ。デジカメだったら2セットあれば十分。(専用バッテリーしか使えないデジカメは何とかして欲しい。)
ぜひ上手に使いこなしましょう。
参考記事一覧
使用上の注意点
- ニッケル水素充電池は、充電直後、熱くなっていますが自然に冷ましてから使ってください。内部が熱いうちに使用すると、劣化して寿命が短くなる恐れがあります。
- 使用されないときは、充電して保管しないと劣化します。できれば半年に1回くらいは使用しましょう。
- 電池や充電池の電極は、たまにキレイにテッシュなどで丁寧に強めにふき拭き取りましょう。
手の脂などが電極に付着したまま充電を繰り返すと、満充電されないことがあり劣化の恐れがあります。 - 購入した電池は、セットで使うのが寿命を延ばすコツです。古いものと新規のものは、混ぜない方が無難です。
急速充電器を使うと寿命が短くなる
急速充電器を使うと寿命が短くなる可能性があります。私の経験からは、短くなると断定します。
その理由は、急速に充電されるということは、多くの電気を流して早く満充電させています。
一方、普通の充電器は、少ない電気でゆっくりと充電するので、ニッケル水素充電池に負担がかかりにくいので、劣化しにくく長寿命になります。
急速充電で時間をとるか、寿命を取るかは各自の判断です。
私の場合は急速充電器で痛い出費を重ねていますので、普通の充電器をメインに使っています。普通の充電器を買い増して、充電の遅さをカバーしています。やっぱりこれが一番。
私の失敗例とゆっくり充電
充電池はゆっくり充電した方が、寿命が長くなる。
それを何度も実感しました。
最近は急速充電が好まれていますが、急いでいるときは仕方がないですが、時間があるなら避けた方が良いです。
以前、私は買ったばかりの二十数本のニッケル水素充電池を、数えるほどしか使っていないのに、ぜんぶダメにしました。
私の失敗。
充電するのは早い方が良い。そう思って、超急速充電できるタイプの充電器を購入しました。巨大なACアダプターが印象的です。これが失敗。
電池のサイズと比べても、ありえないほどの大きさ。
2700mAhという高容量の電池を、わずか15分で7割、30分で満充電にできる高性能なタイプ。調べてみると、これもダメだったかも・・・
当時、短気な私は、どこかに出掛けるとわかったら、すぐ充電して持っていきたいので、ちょっと高かったのですが、即、購入しました。
そしてすぐ試すと、カタログ通りに超急速充電で、大満足。
ところが・・・
ゴミになった充電池
その充電器を使った充電池は数年後、すべてゴミ。正確にはリサイクルしますが・・・
もしも急速充電器をを探している方は、下記のことに注意してお使いください。とはいえ私の経験からまとめているだけで、論文で確認したわけではないんですけどね。
充電池を急速充電して気づいたのが、「バッテリーが熱い!」ってこと。充電器自体も熱くて、心配が当たってしまいました。
これは私の見解ですが、おそらく電池が熱くなりすぎると、内部の化学物質が劣化するのが早く、寿命が極端に短くなると推測しました。
ゆっくり充電する充電器
ゆっくりというか、急速充電器ではない普通の充電器は、バッテリーがそれほど熱くなりません。
私がそのことを強く感じたのは、ダイソーの充電器。
あれで充電すると、満充電にするのに10時間以上はかかります。
現在は、下記の写真の右側の普通の充電器(BQ-CC53)を使っているのですが、
ダイソーの充電池でさえ、まだまだ使える。寿命がいつなのか、分からないくらい調子よく使えています。
いまは超とつくようなタイプの急速充電器は全く使わなくなりました。あれは、急速過ぎて、電池への負担がハンパなかったんだと思います。
売ってるのを見た事がありますか?
ちなみにそれ以来、30分で充電できる超超急速充電器は私はみかけたことがありません。もしヤフオクなんかで見ても、三洋電機のNCM70は買わない方が無難ですよ。
おそらく世にでないということは、電池に良くなかったんでしょうね。問題なければ、いまも売られているはずですし、スピードを競ってどんどん新型充電器が登場しているはずです。
つまりあまりにも急速に充電するタイプは、なんらかの問題があると考えるのが普通ではないでしょうか?
急速充電器を選ぶときのポイント
ニッケル水素充電池にしても、リチウムイオン充電池にしても、ゆっくり充電する分には、あまり問題が発生しないようです。
では、一般的に電池に良い充電って、どれくらいの電流を流すタイプなのか?どれくらいの時間で完了すれば良いのか?
なかなか情報がでていなかったのですが、充電器を自作する方々がいて、それを見るとこのような考え方で電子工作されています。
例えば2000mAhの容量だとしたら、200mAの電流が流れるようにした充電器で充電すると、内部で発生したガスが悪さをせず、電池の寿命を落としにくくします。
計算上はそれだと10時間かかりますが、効率を考えると1.5~1.6倍程度は時間がかかるようです。
もし仮に2000mAhのバッテリーを、1時間で充電するために2000mAhの電流を流すと、電池に相当なダメージをあたえて、極端に寿命を短くすると紹介されていました。
「それ、ほんとかな?」と思ったのですが、そういえば私の超急速充電器は2700mAhをわずか30分で充電させるタイプなので、5400mAh(5.4A)くらいの電流を流していたんでしょうかね!?
調べると、やはり大電流を流しているようです。
そう考えると、かなり恐ろしい。わざわざ寿命を短くするために、せっせと充電していたことになります。
最悪。
パナソニックの充電器
ニッケル水素充電池といえば、パナソニック。
eneloop(エネループ)という名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
三洋電機さんの電池開発部門を引き継いでいて、私個人の見解ですが単3や単4などのニッケル水素充電池では、日本一、世界一だと思っています。それくらい性能に惚れ込んでいます。
エネループは、継ぎ足し充電しても満足いく性能を得られると実感していますから。
詳しくは省きますが、パナソニックのエネループを使い、ゆっくり充電すれば相当長く使えます。しかも充電して1年くらい放置してもカタログ上、90%も残量があるというからすごい!
もしダイソーなど100均の充電池が、使ってないのにすぐ減るな~という方は、一度、エネループを使ってください。その凄さを実感できるはずです。
横道にそれました。充電器でしたね。子どものころから、横道にそれるのが好きなもので(笑)
さてと、そのパナソニックの最新機種(2018年12月現在)の充電器の仕様をちょっと調べてみました。
単3形・単4形ニッケル水素電池専用急速充電器 BQ-CC85
取扱説明書によれば、単3型の容量が2400~2550mAhを充電すると、
- 2本を約2時間で急速充電
4本なら約4時間。
ということ。
私は充電時間は早い方が良いとは思うけど、早すぎてえらい目にあったので、4本で4時間くらいが良いのかな~と。
2本で2時間は短い気がします。容量が2000mAhを2本で充電すると、1.5時間で充電できます。
こちらは普通充電タイプ。
単3形・単4形ニッケル水素電池専用充電器 BQ-CC83(電池とセットでのみ販売)
- 2本を約4時間30分で急速充電
4本なら約9時間。
さて、この時間差を「あなたはどう考えますか?」。
ニッケル水素充電池のまとめ
ニッケル水素電池の寿命を知らずリフレッシュして大損しました。
そこで充電池を長く使えるものを選び、充電器も負担をかけないようにゆっくり充電タイプを選びました。
私個人としては、寝る前にセットしておけば良いので、9時間でも満足。
エネループと組みあわせれば、残量もすぐには減らないので、時間に余裕があるなら、通常のタイプの充電器をおすすめします。
急速充電器を使うなら、4本を同時に充電すれば負担を減らしつつ、早く充電できます。通常は10~16時間くらいでゆっくり充電するのが、電池の寿命を考えると良いようですから。
買い増し
急速な充電器を買うよりも、エネループを多めに持っている方が良いように思います。
ということで、あとでエネループを買い増しします♪
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。