「軽い!」近所のセリアでCOB(LED)のヘッドライトが販売されたので4個、買いました。 ライト関連の商品の販売種類が豊富な大阪の『株式会社 グリーンオーナメント』の商品。
最初にこれを見た瞬間に「まとめ買いしよう!」と。まあ4個なのですが。
即買いした理由は、大きく3つあります。
- 非常に軽い。単4乾電池3本で点灯(長時間の点灯が期待できる)。
- 単4乾電池3本で点灯(長時間の点灯が期待できる)。
- COBなので手元の作業にぴったり。(釣りに使う)
でも1つ、気になる欠点が。それは本編にてチェック。
目次
セリアCOBヘッドライトの性能チェック
私が持っている百均クラスのヘッドライトで、性能面では堂々の1位です。
- 点灯時間:弱で9時間 強3時間。
- 角度は70度まで調整できる。
- 本体の重量26g(実測値)業界最軽量クラス。
- スイッチ操作の動作 消えてる ⇒ 強点灯 ⇒ 弱点灯 ⇒ 点滅 ⇒消える
26gは軽い!セリアの旧機種?のヘッドライトは42g、他の高級なタイプと比べても軽い(後述)。これなら長時間の使用でも頭が疲れにくい。
乾電池の方が重い!!
ちなみに頭に固定するバンド(ベルト)と乾電池込みで65g。それでも十分に軽い!
これ、在庫があるうちに入手することをおすすめします。
角度は70度、変えられます。こちらは閉じた状態。
下記は全開(70度ほど開いた)様子。
これだけ角度が変えられれば十分。
COBヘッドライトの明るさ
COBを採用した利点は、光がすぐ拡散するので手元が広範囲に明るいこと。百均も侮れません。
欠点は数メートル先をピンポイントで照らせないことくらい。懐中電灯ではないので私は問題ないと思います。その用途ならダイソーLEDヘッドライトがおすすめ。
例えば私の場合、夜に魚釣りをするので手元を照らす必要があるのでぴったり。
ダイソーのヘッドライトは近くは明るすぎてまぶしい。その点。COBは柔らかい光なので、ライトを消してもすぐ目が慣れやすい。
目視では十分な明るさですが、一応、数値化して保存しておくために下記のようにいつもの測定をしました。
いつもの測定方法
COBライトを照度計の真上20cmのところで点灯。
下記の値はあくまで参考値。測定条件によってかなり異なります。
- 実測:強 507Lux(ルクス)(測定時の電圧4.73V)
- 実測:弱 165Lux(ルクス)(測定時の電圧4.73V)
学校の教室で300Luxなので、手元であれば十分な明るさが確保できます。
照度計で測定する場合、もっとも明るい点で測定するのでCOBは不利ですが、周辺部分もあまり明るさが低下しないメリットがあります。
弱は真っ暗なところで目が慣れれば十分に使えます。ただし周辺に明かりがあるところでは、暗く感じます。弱はテント内や災害時に非常灯の代わりに使うのがいいかも。
電流とワット数
さて問題は電流がどれくらい流れるかです。いくら明るくても電流を流しすぎているとCOBが高温になってしまい、寿命が極端に低下する恐れがあります。また点灯時間も短くなる。
幸いこのヘッドライトは、強弱できるので有利。もしかしたら今回は、改造して抵抗を追加する必要はないかも。期待でワクワクです。
実際に新品の単4乾電池3本で、電流を測定。
下記の電流とワット数は、乾電池の位置で測定したもので、COBの両端で計ったものではありませ。乾電池がどれくらい保つのか目安に測定しています。
- 強 電流:587mA 2.78W(4.73V 新品の乾電池)
- 弱 電流:174mA 0.82W(4.73V )
電流は測定したときの最大値で、徐々に下がってある程度のところで止まりました。連続使用でなければ強と弱の併用で一晩くらいは(夜釣りに)使えそうです。もちろん予備の乾電池は持参します。
※注 個体差があります。
結果は良好。強は若干の不安があるものの発熱はあまり高くありませんでした。短時間の使用なら全く問題はなさそうです。
弱で使うなら、一晩、夜釣りでつけっぱなしでも大丈夫なレベルです。強はこまめにオン・オフして使うと長く使えます。
セリアのヘッドライトの欠点
良いことばかり書いてきましたが、少し残念な点があります。
1つは光に黄色が混じってしまうこと。写真撮影に使おうと思っている方は、色味がわずかに変わるので注意が必要です。普通に使うには問題はありません。
次は待機電流。
ダイソーのヘッドライトは、スイッチを切ると完全に電流が流れないタイプですが。このセリアのCOBヘッドライトは、スイッチをオフにしていても微量ですが電流が流れます。
わずかとはいえ流れているので、1年も使わずにいたら液漏れや電池が空っぽになっている可能性も。災害時にすぐ使う用途には向いていません。
たまの週末に出かけて使う程度ならそれほど面倒でもありません。私の場合、釣りから帰ったら必ず乾電池を抜いているので問題なし。次に出かけるときに電池残量もチェックしてます。
角度が少し制限されますが、普通に使う程度なら全く問題なし。
もし災害用に使うなら、こちらがおすすめ>> セリアのLEDヘッドライト
また最近は小さなお子さんが乾電池を誤飲しないため、ネジで固定する方式が採用されています。
でも・・・ネジを落として(無くして)誤飲されるような?他の百均のヘッドライトでも同じようなものですが。
COBヘッドライトを分解してみた
電池ボックスに基盤を固定しているので、これがコスト削減と軽量化に役立っていますね。
COBが点灯するとまぶしくて直視できない。しちゃだめですよ。
YN890 1922というチップが搭載されていますが詳細は不明。これ、欲しい。
チップ抵抗1.5Ω。
今回は発熱の問題はなさそうなのと、強で長時間の点灯はするつもりがないので、改造はせずにこのまま使おうと思います。
念のため、点灯してCOBの温度を確認していましたが高温になることはありませんでした。放熱はそこそこ良いかも。ただし真夏だとどうなるか。そのときは弱で使えばいいけど。
心配になったら抵抗を追加して、電流を制限して300mA以下にします。点灯時間も伸びます。待機電流を遮断するために、別途スイッチを取り付ける案もありましたが、せっかく軽量コンパクトなのでやめました。
セリアのCOBヘッドライトまとめ
いろいろセリアのCOBヘッドライトについてレビューしましたが、まとめると以下の点です。
メリットは次の点。
- ヘッドライトとしては最軽量クラス。
- 手元がとても明るい。
- 強で3時間、弱で9時間程度の点灯時間。
気になる点は、黄色が少し混じる。乾電池を入れっぱなしにすると、乾電池が少しずつ消費される。1週間程度では全く問題なし。半年、1年単位でなくなる可能性も。
ちなみに百均クラスのヘッドライトどれも防水仕様ではありません。
総合的には100均のヘッドライトとしては、とても優秀なので即買いをおすすめします!
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。