猫ちゃんの体調の変化によって、体重が予想以上に減少する場合があります。特に平均の体重よりも減り続ける場合は要注意です。
そのまま放置していると、危険な可能性もあるので考えられる原因などについてまとめました。
体重の減るケース別
猫ちゃんの体重の減り方が問題になります。
- 徐々に減っている。
- 急激に減少している。
- 食事は食べるのに、体重が減っていく。
体重が少しずつ減っている場合、真夏などの場合は人間と同様に夏バテかもしれません。
秋になって、ちょっとすずしくなり活発に動き回るようになったら、体調に注意しましょう。
新陳代謝が活発になり、やせてしまった場合は、ちょっと様子見します。おそらく、もう少ししたら食事量が増加して、元の体重に戻ると予想できるから。
でも体重が急激に減少して元気がないなら、なんらかの病気の可能性があります。
考えられる病気
猫ちゃんの体重が全体重の10%以上減った場合は、何らかの病気を疑います。
人間の場合、何もダイエットもしていないのに、体重50kgの人が10%5kgも減ったら、かなり危険な気がします。
猫ちゃんの場合も同じだと思います。普通に生活していて、急激な体重の減少は病気を疑ってみた方がいいでしょう。
おそらく体重が減る前に、なんらかの症状があらわれるはずです。
例えば与えた食事をちょっとずつ残すようになったり、水分を取らなくなったり。下痢や吐いたりしていない場合は、いくつかの病気の可能性もあります。
- 腎不全・・・食欲が減るので体重が減少します。急性と慢性の場合もあります。
- 甲状腺機能亢進症・・・食欲があるのに体重が減少いていく場合、疑われる病気です。
- 糖尿病・・・症状が進むと、人間でも食事をしてもげっそりやせていきます。
- 腫瘍・・・癌などは猫もなるので体重が減少していく原因になります。
他にもたくさん想定できますが、素人判断で様子見していると大切な猫ちゃんが深刻な病で危険。
一刻も早く動物病院に連れて行き、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。
すでにこのような状態の場合、治療費は高額な可能性もあります。できれば元気なうちに、ペット保険に加入させてあげるのがいいのですが。
早く猫ちゃんが元気になるといいですね。
猫の平均体重
意外と質問が多いのが、猫ちゃんの平均体重。
いったい、いま飼っている猫ちゃんの体重の標準はどれくらいなのか?
ここで猫ちゃんの平均体重は3kgですと書いても、あまり意味がありません。年齢や性別だけではなく、猫の種類によっても体重は分かるからです。
そこで目安を導きだすためにチェックしたいのが、毎月の体重の推移。
基礎体温と同様に、一定の条件で測定するとその子の平均的な体重がわかります。
例えば・・・
- 3ヶ月前 2.4kg
- 2ヶ月前 2.5kg
- 1ヶ月前 2.5kg
いまの猫ちゃんの平均体重 2.47kg
- 今月 2.2kg
- 先月が2.5kg
- 今月が2.2kg
マイナス0.3kg
1ー(2.2÷2.5)×100=12(%)
12%先月よりも体重が減少しています。
これを人間で考えてみます。
50kgの体重の人が12%痩せるとどうなるのか?
50÷(1ー0.12)=44kg
たった1ヶ月で体重50kgの人が44kgになると、かなり異常ですよね。
よほど食事制限や激しい運動でもしない限り、短期間で体重がへるはずがありません。もし思いあたることがなければ、なんらかの病気を疑います。
体重が減るのではなく、平均体重よりも20%以上増えたら肥満かも。過去のデータをチェックしてみましょう。
このように自分が飼っている猫ちゃんの体調を把握するために、日頃から体重を測定しておくことが大切です。
なかなか難しいかもわかりませんが、体調が不調になりがちな猫ちゃんを飼われている場合は、日頃から猫ちゃんの体重にも注意したいものです。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。