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そのやり方間違いかも?ブルーベリーの剪定と時期や誘引の方法まとめ

ブルーベリーの剪定の時期や目的にあった剪定のやり方をすれば、実がたくさん結実・効率よく木(樹)を大きくできます。

この記事では1~3年生程度のブルーベリーの小苗の剪定を中心に、やり方や時期、樹形をつくる誘引などについてまとめています。ちなみに切り方を間違えると、樹へのダメージで枯れることも。ご注意を。

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ブルーベリーの剪定の時期とやり方

ブルーベリーの剪定は樹形を整え、美味しい実を多くならせるために適切な時期に行います。まずポイントとなるのは剪定時期とやる目的。

剪定の時期

一般的な剪定時期

ブルーベリーの剪定は7~9月(夏剪定)、冬(休眠中は冬剪定)、収穫時期を除くと、ほぼ一年中、剪定できますが、基本的に夏剪定と冬剪定の2回行えば十分。

特に重要なのは夏剪定。この剪定で来年の収穫量がほぼ決まります。

夏剪定が必要ないケース

ホームセンターなどで購入した1~2年生の小苗は、夏剪定しません。なぜかというと、剪定してしまうと葉が減り光合成して得られる栄養が減ってしまうから。翌年の成長に必要な栄養が減ってしまいます。

そのため木が小さいうちは、できるだけ葉を多く残す剪定をします。もし気になるのであれば、誘引して可能な限り葉数を確保するようにします。それでも切りだい場合は、冬剪定で行うのがベスト。

小苗の冬剪定

まずは木を大きくするため、冬に花芽を落とす剪定をします。下記はかなり小さな苗ですが、大きな実をならせて販売されていました。

ブルーベリー苗

私の場合、買ってきたすぐに上の写真の小苗は(花芽や)実を落とします。初めてのときはもったいですが、来年以降を考えて木の負担を減らすため、実をすべて摘果。ただし、味見程度に残したい方は、1~2個程度にします。

春に購入した小苗の剪定

春に購入したすでに葉が出ているポット苗は剪定しません。春に枝を選定して落としてしまうと、夏剪定と同じ考え方で光合成する葉が減ってしまい蓄える栄養が減るから、木が早く大きくなりにくいからです。

くれぐれも春に枝をばっさり切るのはやめましょう。

ここまでをまとめますと

小苗は、花や実だけ落とし枝は冬までは剪定しない。

葉が落葉している、真冬に購入された場合はYouTube『かみちゃん農園チャンネル』のブルーベリーの苗を植え付ける前に忘れがちなことに動画のやり方を真似ればOK。1分42秒~から本編。

【知らないとヤバい】ブルーベリーの苗を植え付け前にすべきことを実演します

内向きの枝は剪定する

内向きの枝は切るのが基本。木が大きくなっているのが大前提です。

小苗は内向きの枝でも切らず誘引してください。

6~7月頃に伸びた新梢(新穂・新芽)で内向きに伸びや枝だけは、気づいたらいつでも剪定(カット)します。内向きの枝をそのままにしていくと、いずれぶっつかり光が入らず陰になり光合成の効率が低下します。

場合によっては枝が枯れこむおそれも。また虫などを発見しづらくなったり、病気の原因にも。内向きの枝は基本的に剪定します。

ポイント

誘引できるのであれば、切らずにすみます(後述)。葉は可能な限り残しましょう。実を成らせ過ぎて、剪定しすぎて葉数を減らすと、樹へのダメージが大きくなり枯れやすくなるので。

下記の緑の矢印は、枝が伸びる方向をしめしています。

内向き枝は切る

8~9月上旬までは、新梢穂の葉3枚くらいまでを選定。花芽がそろそろ出始めるので、来年に少し実を収穫したい場合には、その枝は残します。

夏剪定は8月中に終わらせる

夏剪定は8月中に終わらせよう

9月以降に剪定する場合は、地域、気温や品種によっては花芽を落としてしまい来年は収穫できない可能性が高くなります。実を翌年に食べるなら8月中に終わらせましょう。暖かい地域では9月中旬でもOKな場合もありますが、初めての夏剪定は早めに終わらせます。翌年、答え合わせをしてから、その地域の夏剪定の時期を調整しましょう。

もし来年は収穫しないで木を大きくする場合には、込み合った枝を選定しますが、落葉した12月頃に剪定するのを強くおすすめ。葉が落ちると樹形が分かりやすくなりますし、木に負担があまりかからないからです。

中間地であれば、9月中旬くらいに剪定しても花芽はつくことが多い。その場合、収穫量は減ります。遅くに剪定するメリットがあります。それは低い位置で実を成らせられるから。

剪定する目的と枝の位置

シュート

剪定は目的によって剪定する枝の位置が異なります。

収穫量を増やす目的であれば、枝の先端に近い位置で剪定します。

先端で剪定

一方、まっすぐに伸びる強い枝(シュートという)を出したい場合には、強剪定と呼ばれるやり方があります。この方法は、枝をかなり長めに切るやり方です(後述のハサミを入れる位置で解説)。

一方、シュートの先端を数センチだけ剪定すると、枝分かれして花芽も付きやすく結実して収量アップにつながります。

イメージ

枝分かれすると、花芽が増えて収穫量が増えます。ただし枝や木が充実していないと、翌年、実を付けなかったり、枯れる恐れもあるので注意が必要です。

ハサミを入れる位置

剪定する場合、ハサミを入れる位置によって、その後の枝が伸びる方向が変わります。一般的に葉や葉芽を見て決定します。

枝の向きで変わる。下記はシュート(勢いよく伸びる枝)と剪定した後のイメージです。

剪定

剪定すると、新梢が葉の向きに3つくらい出てきます(2つの時や1つの場合も)。

枝が斜めのものを選定すると、新梢の伸びる向きが変わることも。

ブルーベリーは品種によって、直立性と開帳性の性質を持ったタイプがあるので、それぞれの特性を考慮して剪定します。下記は直立性の品種です。

直立性で枝が込み合ってくるので、できるだけ開帳して外に広がるように誘引して剪定しています。

剪定すると枝の向きが変わりますが、角度を思たとおりにするのは難しい。

剪定すると枝の向きが変わる

剪定で少しずつ角度は変わりますが、そのためだけに枝を切るより誘引の方が簡単です。

枝を誘引すると伸び方が変わる

先ほども触れましたが、直立性のブルーベリーは、まっすぐ上に伸びやすいのですが、開帳性のタイプは横に広がりやすい。

開帳型の樹形は、場所があれば問題ないのですが、私のように狭い庭に鉢植えすると、人が通れる通路が狭くなり木にひっかかり鉢を倒して枝を折ってしまうリスクも。

開帳型と直立型

そこで開帳性の木を、直立型に誘引します。イボだけと麻ひもを使い、望みの樹形に誘引します。

枝の間隔を考えながら、イボ竹が1本でできない場合には2本、3本使ったり麻ひも、イボだけを工夫しながら誘引します。

下記は隣の鉢のイボだけも使いながら、麻ひもを渡して誘引しています。

ブルーベリーの農園や何万鉢も栽培出荷している専門の農家さんと違い、10鉢や20鉢くらいなら、このように誘引するのも頭の体操みたいで楽しいものです。

なお麻ひもは、いずれ風化して切れてしまいますが、その頃には木もその位置で固まって固定される感じです。

樹形を整える

剪定は樹形を考えながら枝を落としていきます。内向きの枝や交差した枝、太陽の光がしっかり当たるように枝を間引いたりします。下のイラストの右側はすっきりしていますが、葉がつくと意外とボリュームがでてきます。

冬剪定で樹形を整えます。

剪定すると枝分かれして、果実がたくさんつくので付けすぎ注意。ちなみに花芽1つから実が8~10個もつけるので、小さな木にたくさん結実させると枯れる危険もあります。

なお花芽が付く9~10月以降に枝を切ると花芽が落ちて翌年、実が成りません。

ブルーベリー栽培農家の夏剪定

YouTubeの園芸系の人気チャンネル『園芸農家イシヅキちゃんねる』で、ブルーベリー栽培農家の石黒さんというプロの方の剪定動画シリーズが大人気

下記は夏剪定の動画です。最近の剪定動画だけでも良いので、剪定される際にチェックされることをおすすめします。

【必須】ブルーベリーが来年必ず良くなる夏剪定をプロが実演解説します

下記の冬剪定も参考に。

【必ずやる】ブルーベリー苗購入後の花芽剪定をプロ農家が実演解説

ブルーベリーは大きな苗になるまでは、実を成らさず剪定するのが常識となっていますが、プロじゃない方は「少しくらい食べても良いのでは?」という考え方も。

【ブルーベリー】小苗でも実を付けて楽しみませんか?/ピンクレモネードの着果状況

実をならせなければ、4年後には4倍、5倍大きくなるかもしれませんが、私の場合は大きくなりすぎると置き場所に困るので、逆にならせて成長をゆっくりにさせたいくらいなので、3年目以降は少しずつ食べようという考え方です。

次に『吉瀬園芸』チャンネルの【ブルーベリー2年生苗】成長を優先させるための【剪定】の動画も必見。

【ブルーベリー2年生苗】成長を優先させるための【剪定】

成長を優先させて、早く大きな樹形に仕上げるため強剪定をされた動画です。

もし剪定に迷ったら、吉瀬園芸さんの葉をできるだけ残す方法をまずは実践しましょう。切ったらもとには戻らないので。

ブルーベリーの剪定の時期や方法まとめ

剪定と誘引を組み合わせて、希望する樹形に育てるのも楽しい。プロのように効率重視とは違う、家庭菜園レベルのやり方だと思います。

ブルーベリーの剪定で迷ったら
  • マッチ棒のような細い枝は切る。
  • 隣とぶっつかる枝は切る。
  • 内向きの枝は切る。
  • 小苗のうちは、切らずに誘引できないか検討する。

まずはここから初めてみると、徐々に自分なりの剪定の考え方がまとまると思います。剪定に正解はないので、自分がどうしたいのかを徐々に決めていくのがおすすめ。

切りすぎ厳禁!

あと注意点としては、剪定する前に写真を撮影しておくと、どれだけ切ったのかが分かりやすい。そうしないと、気が付けば枝がほとんどなくなっていたなんてことも防げます。

思いきりも大事ですが、切り過ぎて葉っぱが少なくなれば、光合成する能力が低下して栄養を根に蓄積する量も減り、成長も遅くなり来年、良い実(美味しい実)もとれません。いい塩梅のところを見つけてください。

私の失敗

私の体験ですが、挿し木2年生苗(小苗)を夏剪定で切り過ぎて何鉢も枯らしてしまいました。おそらくですが、暑さで弱っていたのにばっさり切って(強剪定)、過度なストレスがかかり枯れたのだと思います。

例えば接ぎ木するような感覚て、小苗を強剪定するとかなりの確率で枯れます。ブルーベリー栽培農家の石黒さんの苗は、根っこや枝に栄養がしっかり蓄えられているので、あそこまで強剪定しても復活します。普通は小苗を真夏に強剪定すると枯れる確率が高くなります。10鉢くらいでテスト(接ぎ木するために切った)した結果です。

三年生の苗を切る場合は、下記がかなり分かりやすい。剪定せずに誘引する解説が8分45秒~から解説されていて必見! 枝を選定せず生かす方法です。

【ブルーベリー剪定実演】3年目のブルーベリー苗を剪定します|品種はユーリカ、チャンドラー
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