「保育士、もう辞めたい」。
子どもの頃から、ずっと保育士、一筋で目指してきた友人。そんな彼女が辞めたいというから、よほどのことがあった。
しかも自分の事より、先輩のことで嫌になってきたという。詳細を書くと、どこの園か分かってしまうかもしれないので、ここでは伏せさせ頂きますが。
子どもの怪我や病気が、全て保育士の責任とされると、そこで働く人はつらい。
しかも保護者は、保育士が「辞めます」というまで攻撃を辞めない。
いつまでもネチネチ、ことある毎に食ってかかる。これでは二十代の保育士は精神的に持たない。
保育士を辞めたい理由
子ども達が好きで保育士になった人たちばかり。(一部には問題の人もいますが、それは一定の確率で、どこにでもいるので除外)。
嫌になるケースで多いのが、保護者とのトラブルだということ。
本来は保育士と保護者は協力しないといけないのに、保護者は自分の子どもだけ愛が強すぎて、他の子どもなんてどうでも良いから、我が子にだけ注意を向けて欲しいという、偏ったごく一部の保護者が存在します。
その結果、他の大半の保護者が大きな損をします。
もしそういった保護者対策ができれば、もっと保育士は辞めることなく続けることができるでしょう。
モンスターペアレント対策
これはもう、保育園側が一部の保護者を拒否できる権利を与えるべき。
過保護・過干渉のモンスターペアレント対策は、本腰を入れないと取り返しがつかなくなります。
「1人や2人、いるでしょう。我慢すれば良いでしょう?」
普通の一般企業ならベテランもいますが、保育士の年齢が若い経験が浅い人もそんな対応をするのが現状。
「あなたは社会人一年生で、それ、できました?」
私は無理ですよ。自分の仕事を覚えるだけで必死なのに、そんな保護者対応なんて。
もっと強い権限を与えるべき
例えば飲食店で、無理難題を言うお客がいたら断ります。高級レストランで、ジャケット着用のお店で、半袖、短パンで入店しようとしたら拒否できる権利があります。
保育園でも同じで、あまりにやり過ぎる保護者はお断りできる権利を与えるべき。
強引なお客は拒否できるような力をつけてあげないと、このままでは一部の保護者のために貴重な保育士が辞めさせられます。
モンスターペアレント。この対策は必須。それには強い権限も必要です。
断る権利をルール化
何ヶ月も前の怪我で、ず~っとネチネチとイジメのような保護者は何とかしなければなりません。
「あなた1人くらい、辞めさせるのなんて簡単なんだからね!」
まるで、ドラマみたい。大企業の上司が部下や得意先の人が言うような、上から目線のセリフ。ある意味、強迫。
「そんな人いるの?」
います。世の中には、様々なご両親がいらっしゃいます。
また仕事が休みで家にいるのに、保育園に預けている方も(ルールでは家にいる場合には、預けてはいけない)。
そのお母さんは、さぞ立派で子どもが怪我どころか傷ひとつもしないように超過保護にされているのでしょうが・・・
怪我は絶対に無くせないです。
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そんなことは保育園ではできません。そういう要求をされる方はどこか、超高級な、1人のお子さんに対して1人の保育士がつくところに預けてください。
もちろん何でもかんでも、拒否できるようにはしません。ある一定の条件を満たした場合に限り、断れる権利です。
ここ大事!
そしてモンスターペアレントは、問題行動を記載した情報を、各保育園に情報を共有化して伝達すべき。ここは個人情報よりも、保育士保護に全力を傾けて欲しい。
モンスターが他の園に映っても同じ行動を起こすので、解決にはなりませんからあらかじめ、別の園でも拒否できる仕組みをつくるべき。
そうやって子どもたちの園を守って、長く保育士で勤務して経験を積んでもらい、ベテランが育つ環境にして欲しい。それが子どもたちの為になります。
彼女のような真っ直ぐな保育士さんが、子どもたちのために接する職場環境にしてあげて欲しい。一般企業のように、自分達で提案して変えられる法体制にもなっていません。
その辺りも一般企業と同様にできるのが理想です。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。