「家にお金がないから大学に行けない・・・」
「どうして自分だけ、貧乏で進学できないんだ!世の中、間違っている!」
私の友人A子は子供の頃に、交通事故で父親を亡くして家が貧乏でした。裕福な家庭(両親がいる家)をみると、すごく悔しそうな顔をしていました。
そんなA子でしたが、あるときを境にがらっと考え方が変わりました。
※この記事は、何人かの体験を元に創作したものですが、内容の大まかな部分は遠からずといった内容になっています。
大学進学への道
ここからはA子の話です。
あるときテレビで、アフリカだったか、国は良く覚えていないようですが、裸足で同じ年の子供が仕事をしている様子を見て衝撃を受けました。
電気はなく、草とか木で作られた家で、アルコールランプみたいな灯りの中で、夜の食事を作る母親。父親は私と同じようにいなかったのを覚えています。
いま思うと古代の人々の生活を、少し良くした程度の暮らしだったと思います。
食べる物は、お世辞にも美味しそうに見えず、何か穀物かジャガイモかを汚れた水に入れて、調理をしていました。
その様子を食い入るように見て、ふと我に返ると現実に戻りました。
日本は楽園
高校卒業しても、お金がないから大学に行けない。
「あれ?大学って、お金がないのに借金とかして無理して、行かなくても良いんじゃないか?」
発展途上の国の子供たちは、そもそも小学校にいくのも難しい。それどころか、今日、明日食べる食事だってないことも。
それに比べて、日本では食べるものには困らない。それおどろか、食べ過ぎでダイエットに励んでいる。これみたら、きっとむかつくはず。
自分は、何で悩んでいたのか分からないなくなってきた。
そうだ。
みんなが大学行けるのに、自分は行けないから不幸だと感じたんだった。
ところが、世界に視野を広げてみれば、そんな私だって相当に幸せなところにいる。電気もない社会でいる人たちからしたら、日本人なんて貴族みたい。
そう思うと、贅沢だった。
大学は働いて行こう
何も友達が18歳で大学にいくから、自分は不幸だと思っていたけど、これで終わりじゃない。
お金をコツコツ貯めて、自力で大学に行った方が勉強にも身が入るから良いことかもしれない。
そう思うと、自分の境遇に納得しました。
もしかすると、自分って貴重じゃないか?
なんならお金を貯めて、世界を見てから大学に行っても良いかもしれない。そう思うと、気分が楽に。
大学は働いて行こう。
でも大学に行けなくても勉強は、今でも十分にできる!
調べてみると・・・日本には働きながら勉強できる、夜間の大学もあることが分かりました。
※この記事のモデルになった方は、実際に働きながら夜間の大学を卒業されました。
あの子供たちだったら、どうするだろう?
小学校にも行けないあの子供たちが、日本に来たらどうするだろう?
勉強したいけど、お金がないから・・・・あ、そうだ図書館で勉強するに違いない。
無料で世界中の書物が読める。自分がこれからやりたい分野を勉強するのに、基礎はそれで十分に学べる。
きっと将来、その勉強が役立つに違いない。
たぶん日本の環境を見たら、泣いて喜ぶに違いない。
そう思うと「今まで何てもったいないことをしていたのだろう」と。
スマホで勉強すれば学力アップはできる!
それに日本はスマホもWifiを使えば、使い放題で7000円くらい。
インターネットを使えば、世界中の言語の生の声(ネイティブ)を聞ける。これはすごい!
英会話教室に行かなくても、やる気さえあればペラペラになることだって出来るかも。
きっとあの子たちなら、それを活用するハズ。
まだまだ日本は恵まれた環境にいる、すごいアドバンテージがある。
希望が湧いてきました。
- お金がないなら、お金を貯めてから大学に行けばいいだけ。
- お金がなくても、無料で勉強できる。
あの子たちに笑われないように頑張らなくちゃ。
※ある知人は、会社を起業して本当に発展途上国に学校を建てました。
まとめ
『お金が無いから大学に行けない』というのは、言葉足らずですね。
「今はお金がないから、すぐには大学に行けないけれど、お金を貯めたら行く!」というのが正しいと思います。
「もし、あの子たちだったら、どうするのか?」
いまの社会や自分の現状の中で、今できることを精一杯やってチャレンジしてみることが大切ですね。
「日本は格差社会でひどい!」というけれど、世界からみたら「日本人も貴族だ!特権階級だ!ひどい!」と思われているかもしれません。
この記事を書くにあたって、いろいろ考えさせられました。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。