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釣り針の種類!代表的な5つの基本形で大抵の魚は釣れる!【初心者編】

細かな釣り針の種類はキリがありませんが、代表的な基本形を覚えていれば使い分けができます。(細かく分類すると数百種類にもなる)。

例えばハゼ針。

釣り具店に売られていますが、あれは流線の針を赤く色づけされてハゼ釣り用として販売されているだけなので、同じサイズの流線の針であれば使えます。

このようなことさえ知っていれば、仕掛けが売り切れの場合でも流用を思いつきます。

針の規格がない(材質や引っ張り強度などはある)ことから、私が今まで使ってきた針の中から、基本と思えるものを下記にまとめました。

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釣り針の基本形

針の専門メーカーには、100、200種類もの針が売られていますが、それらをざっくり分類しました。

  • エサが落ちない様に保持する。(細い針や、ケン付などの針、独特の曲がりのある針など)
  • かかった魚がばれにくい。刺さったら抜けにくい針。(逆に、すぐに外れるようなスレと呼ばれる針もある)。
  • 根掛かりしにくい。針先が内向きになっているので、岩などにひっかかりにくい。

あとは、魚のサイズや特性に合わせた針が開発されています。

釣果を度外視すれば、袖針と伊勢尼、流線さえあれば、取りあえずほとんどの釣りに対応できます。

種類をたくさん集めるより、針のサイズを複数用意する方が良いでしょう。

大抵の魚が釣れる針の種類

私が使う針は主に5種類。

大抵の魚は、これから紹介する針の種類を使えば釣れます。

チヌ、シーバス(スズキ、セイゴ)、メバル、カサゴ、アジ、カワハギから、ハヤ、ニジマスなど川魚までカバーできます。

  • 袖針と狐(キツネ)針も含む
  • 流線
  • 伊勢尼(チヌ針やアブミも含む)
  • 丸セイゴ
  • 海津針(ムツ針も含む)

これらの針を覚えておけば、ほとんどの魚を釣ることができます。 

袖針

小物の魚は袖針。

口の小さな魚を釣るのに最適。これは初心者向きの針で、小物の魚がよく釣れます。ダイソー 袖針

海ではサビキの針、アジ、サヨリ、イワシなど。川ではオイカワ、ハヤ、ワカサギなどに使われます。

管理釣り場でニジマス釣りをして食いが悪いときは、4号の袖針を使いハリスを少し短くして使います。

袖針の特徴は、針先と糸を結び軸とのが並行に近い形状です。この形状のおかげで、魚の口に比較的、掛かりやすくなります。

袖バリの特徴

小魚は、袖針(袖バリ)を使えば釣りやすい。

特徴は、小さな針が容易に入手しやすいこと。もし海コーナーになければ、川釣り(渓流)のコーナーを探すと見つかります。

堤防の足元で小さな魚(例えばアジやイワシ)が泳いでいますが、袖針の2~3号の針を使えば、釣れやすくなります。

数センチのゼンメの稚魚から、15cmくらいのグレまで釣れてしまいます。袖針で大きい魚がかかったら(例えば、30cmくらいのボラがかかったら、)タモ網を使わないとハリスが切れます。

ポイント

針が細いので、強度は低い。そのためアミエビに、針を二本重ねて使って強度や針かがりをアップさせています。ハリスも0.8~1号と太めの糸を巻いています。

このような工夫をすると、大きめの魚がかかっても釣り上げる確率がアップ。もちろん大物が釣れたら、タモ網を使ってくださいね。

無理して引き上げると、針が折れておしまい。

参考 タモ網を折りたたみ式にしたら、コンパクトになった!

狐(キツネ)針

狐針は、袖針とほぼ同じ用途に使われます。

狐針

狐針の曲がりが違う

サヨリ釣りやキス釣りなどにも使われます。市販のサビキ仕掛けに、狐針を採用している商品も。

針先が内向きで、幅も狭くなっています。

個人的な感想ですが、エサを加えたタイミングで合わせないと、かかりが悪く私はあまり好きではありません。袖針の方が、サヨリの釣果はアップしました。

ただし、狐針で釣れたときもあるので、その日の食いの問題もあるかもしれません。

現在は狐針はあまり使わず、主に袖針を使っています。私の釣り方や、アタリのとり方のクセと針が袖針の方があっているのでしょう。あくまで個人の感想です。

ただし、ワカサギ仕掛けは、狐針を使った仕掛けも持っています。

流線

キスやカレイ、ハゼに最適。

流線は、袖針の針の軸を長くしたような形状をしています。ハゼ針も、この流線の針のこと。

針のサイズの違いを比較

キスやカレイなど、投げ釣り仕掛けに使われています。

形は袖針を縦に伸ばしたような形状で、イソメ(ゴカイ)を針と一緒に飲み込みやすい形をしています。

流線とケン付

口が小さいキスにぴったりな針。ケン付は、エサが引っかかって、はずれにくいような形状をした針。

もちろんこれでセイゴクラスなら釣れますし、ハゼ釣ることもできます。

実際、子供の頃は、魚に応じて針を変えられなかったので、流線や後ほど紹介する、丸セイゴなどで何でも釣っていました。

ちなみにキスを釣ったら、巻いてくるときマゴチが釣れたことも。

参考 マゴチのエサは現地調達の方が釣れる!?

メーカーによって、針の曲がりが結構、異なる印象です。私の釣り方では針の形状で釣果に差があるとは感じたことはありません。

流線は袖バリと比べると、針先と軸との広さが狭くなっています。これで口の小さなキスが飲み込みやすくなっているので、投げ釣り仕掛けに使われる理由の1つ。

流線と袖針の違い

軸が長いので、針も外しやすい。

キスのお気に入りの仕掛けはこちらで紹介しています。

参考 初めてのキス釣り!針の大きさ(サイズ・号数)はこれ!

伊勢尼

チヌ(クロダイ)クラスの大きな魚に最適。

針が太くてしっかりしている。

伊勢尼という針は、チヌ針やコイ針の原型のような形をしています。

伊勢尼 チヌ針

伊勢尼とチヌ針

どちらかというと、口が大きい魚向き。

グレ、真鯛、チヌ(黒鯛)、青物、釣り堀やアシストフックなど。チヌのヘチ釣りに伊勢尼を使っても釣れます。

次に紹介するチヌ針と形が非常に似ていますが、伊勢尼は針が太く強度はこちらの方が上。

伊勢尼でアブミと呼ばれるタイプもあります。これは針の軸が細く、エビなどを刺すのに向いています。

注意点

針の大きさ(号数)は同じでも大きさが違うので注意してください。詳しくはチヌ針で解説。

チヌ針

伊勢尼 チヌ針

伊勢尼とチヌ針

伊勢尼の形を少し変えたのがチヌ針。

針の双子と思うほど、よく似た針で同じ種類と記載されているケースもありますが、私は良く使う針ですので分類上、別にしています。

針を比べると、伊勢尼の方が針が太くチヌ針は細く作られています。カニやイガイ(カラス貝)も細身のチヌ針をオススメします。

正直、チヌ針と伊勢尼を別々に渡されても、私はどちらがチヌ針か分かりません。筆者は主にチヌ針を中心に使っています。

最近、伊勢尼が安く入手できたので、両方とも使っていますが、こだわりが無ければチヌ針で良いと思います。

ただし大物がよく釣れるポイントなら、太めの伊勢尼を使いましょう。

針サイズに注意

伊勢尼と形が非常に似ていますが、針の大きさ(号数)は同じでも大きさが違うので注意してください。

こちらは伊勢尼12号とチヌ針6号の比較。

伊勢尼12号 チヌ針6号 比較画像

どちらもメーカーは『がまかつ』の管付(カン付)の針ですが、同じくらいのサイズなのに、このようにパッケージに表記されている号数は違うので、初心者の方は間違いやすいので注意。

がまかつ 針サイズの比較

他の針でもメーカーや種類によって針サイズが異なるので、必ず実際のサイズを確認しましょう。

通販の場合、良心的なショップさんや初心者を対象にされているところは、サイズが分かりやすいようにグラフ用紙やメモリの付いた定規と一緒に撮影されています。

丸セイゴ

丸セイゴは、口の大きな魚に向く針。

丸セイゴ11号

丸セイゴの針も針先が若干、内向き。丸セイゴの針先の向き

名前が示すようにセイゴ(スズキ、シーバス)など、口が大きく一気に小魚を食べる魚を釣るときに使います。

針先が内向きに向いているので、根掛かりしにくいので穴釣り、根魚などにも好んで使われます。

小型で口の小さな魚、例えばアジを釣るのには向いていません。

アシストフックなどにも使っています。

海津針

以前は海津針を使っていた時期もありますが、最近は特定の魚種にしか使っていません。

海津針

針先が軸の方に、かなり曲がっている独特の形状をしています。このおかげで、根掛かりが少ない特徴があります。

海津針の角度

下記の図で示したが、かなり広くなっています。

海津針の特徴針メーカーの『がまかつ』さんの説明では、アケミ貝や丸サナギを刺すのに適しているとのことですが、私はそれらを海津針で使ったことがありません。この独特の形状が良いのでしょうね。

ハゲ ムツ 【番外編】

伊勢尼、チヌ針、丸セイゴなどをベースに針先が、軸側にキュッと曲がっている針もあります。

カワハギ ムツ

カワハギ(ハゲ)釣りなどに、良く使われる形状です。一旦、針がかりすると、はずれにくくなっています。

カワハギの自作の仕掛けは、この針を使っていますが、どちらかというと小型のカワハギは、袖針を使います。

基本形の針に追加工された針

針の基本形だけでは、釣り人の全ての要望にこたえられないので、さらに針を加工して別の機能を追加した針が販売されています。

スレ、ケン付、管付、ネムリ、ひねり等がそれです。

スレとは、針に返しがないもの。魚はばれやすいですが、針を外すのが簡単なので、1匹、2匹バレても困らない、サビキやミャク釣りのハゼ釣りなどに使います。

ケン付は、針にトゲがついていて、イソメ(ゴカイ)などが外れにくくなっているので、投げ釣りの仕掛けの針に、この手の針が使われていることが多い。

管付は、針の糸を結ぶところが穴(輪)になっているので結びやすいので、寒い冬などはチヌ針はこれをメインに使います。

ひねりは、針がひねっています。

針の色も金、銀、黒、赤など。エサに似せて赤色を使ったり、キラキラさせて魚を寄せるのにサビキは金や銀が使われています。

私はチヌは黒いカニをエサに使うので、目立たない黒をメインに。最初は基本形の針を使い、慣れてきたら自分の要望にあった針を使うようにしましょう。

初めから全部を把握して釣りをしようとすると、頭の中がごちゃごちゃに混乱して分けが分からなくなるので、初めは5つの形の針があるんだな~くらいに覚えれば十分。

まとめ

私が釣りで、いつも持っていく針はこの4種類。

  • 袖針(2~4号)、流線(キスは6~7号)、チヌ針(2号をメイン)、丸セイゴ(11号をメイン)

これさえ持って行けば、ほとんどの魚が釣れます。

同じ種類の針でも、メーカーによって形が違う場合や、なんでも例外はあるので、ざっくり覚えておけばOK。

チヌ針2号で50cmも余裕。(タモは必須)。ただし、エイなど強烈な引きで、針が曲がる可能性はあります。

ちなみに格安の針も販売されていますが、大物を狙うときは『がまかつ』の針は安心感があります。初めての方は有名メーカーをオススメ。

慣れてきたら、いろんな針を試すのも楽しみになります。

がまかつ、オーナー針、ささめ針なども使っていますが、ダイソー製も最近は使います。

下記の記事を読めば、さらに釣りに詳しくなります。

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