福田俊さんは、フクベリーという超晩成種で甘く種が気にならず樹勢も強く台木としても活用されている、開帳性のブルーベリーの新品種を世に出された方。
このような樹勢の強い品種を、アーチ栽培という方法で栽培されています。アーチ状にすることで、木の下に適度な木陰を作ることでブルーベリー狩りなどで暑さをカバーできることから注目されています。
YouTube『数藤農園〜ブルーベリーの森〜』さんの【ブルーベリー】フクベリーの生みの親、福田俊さんから「アーチ栽培」を学ぶ!で、福田さんが詳しく解説されています。
参考 http://www.fukuberry.com/(保護されていない通信と表示される場合があります。SSL化されていないため)。
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ブルーベリーのアーチ仕立てのメリット
- 適度な木陰ができるので収穫が楽になる。
- 樹高を押さえられる。
- 収穫量が増える。
- 樹勢を安定できる(推測)。
真夏に収穫時期を迎える品種。ブルーベリーの摘み取り農園などでは、適度な木陰ができるので特別な日よけなどを設置しなくても暑さ対策になります。
徒長枝を有効活用して日陰を作りつつ、収穫量も増えるのでアーチ仕立てが注目されています。
枝がまだアーチ仕立てにするほど長くない場合でも、枝を水平仕立てにすることで花芽が増やせます。
こちらの『kaminytu さんの庭・花・ガーデン写真集』さんも、アーチ仕立てをされています。
参考 https://www.bises.co.jp/photo/detail_16671.html
その他の方でも、ブルーベリーのアーチ仕立てをされている方がいらっやるかもしれませんが、今後は増えそう。
水平仕立てで枝を誘引すると花芽がたくさん発生
上にまっぐ伸びる徒長枝は、水平に寝かせるとそこから結果枝が発生しやすく花芽増えます。ブルーベリー農園などでは、収穫量が増えるので有利。
このやり方は地植えなど、勢いのあるシュートがでやすい場合に活用しやすい。大きな鉢でもできると思います。
壁際にブルーベリーを植えて、水平仕立てで栽培すれば場所を有効活用できます。
YouTube『かみちゃん農園チャンネル』さんの【悩み解決】元気な枝の剪定|誘引しましょうの6分30秒~の動画で花芽の解説されています。
この動画のように徒長枝をアーチ仕立て(水平部分)にすることで、頂芽優勢によってそこから結果枝が発生して収穫量が増えます。結実しづらい品種では花芽を増やせるので、着果の確率をアップでき特に有効かも。
※注 木が成木になる5~6年生くらいまでは、実は付けすぎると木が弱りやすく成長も妨げるのでほどほどにて。品種にもよります。
樹勢を安定できる・・・かも
この章は、先ほどの動画より推測して書いている内容です。実際にこのようになるのかは、多くの検証が必要になりますが、そこまで栽培できる土地も時間もないので、もし検証できる方はやってみてください。
では本題。
ブルーベリーは品種によっては5mくらいの樹高になるものもあり、剪定しないと収穫するのも大変に。しかも徒長枝は剪定するとまた発生します。切る場所によってはさらに強い徒長枝が発生することも。
そんなとき徒長枝をアーチ状にして、花芽をつけ結実させることで樹勢が落ち着きます。着果、収穫後に剪定すれば適度に徒長枝が発生します。
ブルーベリーに限らず木は、勢いのある邪魔な徒長枝を剪定すると、また強い枝がでてくるので困りもの。もちろん小苗のときは早く木を大きくできるので良いのですが、樹高が2mを超えると収穫がしづらくなります。
そんな徒長枝をアーチ状に仕立て実を成らせてから剪定すると、樹勢を落ち着かせやすくなり必要以上の徒長枝の発生を抑えられます(品種にもよる)。とくに狭い庭での栽培でも助かります。
樹勢を安定できれば収穫量も安定させやすくなります(気象条件や肥料など各種条件がほぼ同じ場合)。
という推測した内容でした。
まとめ:ブルーベリーのアーチ仕立て【福田流】
最初にアーチ仕立てを見たときは、発想のすばらしさに心躍りました。「こんな方法があるなんて!」。
福田 俊さんは1970年ごろには、ブルーベリーの緑枝挿し、休眠挿しをされていたので、日本では先駆者のおひとりだと思います。そんな方が考えたアーチ仕立てです。
福田さん公式サイト http://www.fukuberry.com/ (2023年11月現在、SSL化されていないので、保護されていない等の警告がでるかもしれません)。
動画や公式サイトは必見です。私はブルーベリー関連の記事や動画はほぼチェックしたと思います。
このやり方を真似しつつ、狭い庭でもやれるように工夫していきたい。
こちらも合わせて読むと、より詳しくなります。
参考 ブルーベリーの花芽の剪定・調整はこれで決まり?実は摘果がオススメ!
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。