最近は爆光が人気で、パワーLEDや超光輝度タイプのLEDを搭載したヘッドライトをよく目にします。
「そりゃ、明るい方が良いでしょう!」なんて声も。
だけど、ホントにそこまで必要ですか?
ということで、実際に明るさを自分の目でみて判断してみました。
ちなみにここで結論づけた明るさは、あくまで私の目と使い方で判断したものなので、あなたの用途や使用環境などによって異なるので、ご自身で判断してください。
市販のヘッドライトの明るさを測定してみた
LEDライトに限らず、性格に明るさを測定するのは難しので、私が釣りの仕掛けを作るときの実際に使うシーンを考えて測定しました。
- ヘッドライトの20cm先で測定する。(手元重視)
- 周りは、ほぼ真っ暗な状況で測定。
私が実際に使って、十分に明るいと感じて使っているヘッドライトを使いました。
手元が明るければ、距離に応じて光は広がるので、それなりに明るくなります。
比較したのは、以下のヘッドライト。それぞれのレビューはクリックすると詳細が見られます。
- 冨士灯器 ヘッドライト ゼクサス ZX-260 ブラック ← 私のお気に入り
- エナジャイザー ヘッドライト HDL250 ブラック ← 爆光ならこれ!
- ダイソーのLEDヘッドライト ← ボタン電池がイマイチだけど軽量。
- セリアのLEDヘッドライト 無改造 重い。
- キャンドゥのLEDヘッドライト (長時間の点灯と乾電池2本で使用したいので改造)重い。
測定して感じたこと
中心さえ明るければ、周辺が少し暗くても使える!
室内では暗く感じるライトも、屋外で暗闇に目が慣れてしまえば明るく感じるの意外と使える。
もしテストするなら、暗いところに5~10分くらい目を慣らしてから、使うと明るく感じます。
釣りにヘッドライトをよく使うので、手元の作業をできる程度の明るさは、20mA程度の超高輝度のLEDであれば十分だということ。(私の場合)
災害時に誰かを捜索するような時に使う爆光のヘッドライトで、もし針を結ぶような細かな作業に使うと、電気を消して釣りをする場合には、目が慣れるまで釣りができなくなります。
暗さに慣れてしまえば、爆光でなくても周辺の明るさだけでも大丈夫なこともあります。そこでヘッドライトの、ちょっとした灯りさえあれば問題はありません。
手持ちのヘッドライトの明るさを測定して比較してみた
下記は私が現在、使用しているヘッドライトの明るさを光度計を使って測定してみました。
あくまでも個人の測定で誤差はかなり大きいと思うので、あくまでも参考程度に考えてください。
ヘッドライトは、いくつかの点灯のモードがあって、明るさを可変できるものや、赤色にできるものがあるので、それについても下記にまとめました。
測定方法は、LEDライトから20cm離れたところの一番明るいところの照度を測定してます。
これは、私が釣りの仕掛けを作るときの照明で手元を照らすのを想定しているためです。
表記はLux(ルクス)を使っています。
私がパソコン作業をしている蛍光灯の真下が机としたとき、机上の表面が150~200Lux。
一般的な事務所の蛍光灯が照明のところで400~500Luxと言われているので、若干暗く感じるかもしれませんが、私にはちょうど良い感じ。これを1つの基準にしています。
※注 光度の厳密な測定は困難なので、下記の光度は細かな数値ではなく、大まかなイメージで見てください。
冨士灯器 ヘッドライト ゼクサス ZX-260 ブラック
最大8000Lux(爆光) 最小120Lux 暖色系の最大560Lux 赤370Lux
数値は当てにしないでください。数値の割合で見ると良いかも。
こちらは床から40cm上から照らしたものです。
左が最大 真ん中が暖色系 右が赤。
手元は弱というか暖色系のモードでないと、明るすぎて使いづらい。最大の明るさは、屋外で山道などを歩くのには最適。
赤色が予想以上に明るい。
詳細 冨士灯器 ヘッドライト ゼクサス ZX-260 ブラック
エナジャイザー ヘッドライト HDL250 ブラック
最大12200Lux(爆光) 最小5130Lux 赤60Lux
左から最大 最小 赤色
こちらはさらに明るい。画像では分かりづらいですが。
ここまで明るくなくても良いんじゃないかというくらい。ただしスポット的に明るいだけ。最小の方は、拡散して周りも明るい感じ。
屋外で写真やビデオで撮影するときは、補助光としては良いかも。
ダイソーのLEDヘッドライト(200円+税)
980Lux
十分に明るいですが、ボタン電池というところにひっかかる。
2340Lux
十分に明るい。画像では伝わりにくいかもしれませんが。
一般的な用途なら、この程度の照度で十分な気がします。停電時に室内で使う場合には、ここまで明るくなくても良いかも。それよりバッテリーの持ちが心配。
ヘッドライトとして使うと重い。首からつり下げるのをオススメ。
キャンドゥのLEDヘッドライト 改造(100円+税)改造代は別。
6.2KΩ 13Ω 40mA 1040Lux
3.3kΩ 24Ω 25mA 230Lux
40mA流したもの。
手元は明るいですが、広い範囲を照らすには照度不足。あくまでも照明から20cmくらいところを照らす用途向き。
停電時に、ローソク代わりよりもかなり明るい。長時間の点灯もでき乾電池も2本でOK。非常用に1~2個あると安心。
もし改造ができない方は、乾電池を多めに在庫すれば大丈夫でしょう。
ヘッドライトとして使うと重い。首からつり下げるのをオススメ。
ちなみに無改造と改造の明るさの違いでは、これくらいの見た目に差があります。
さすがに明るさの差は分かりますね。左の無改造の方が圧倒的に明るい。
明るさが必要なとき
ただ私が明るさを求めるときは、例えば車の中で捜し物をするとき。何かを探す場合には、周辺も明るい方が見つけやすい。
そんなときは爆光とは言わないまでも、明るい方が効率良く探せます。
つまり用途。
手元で作業をするなら20mAと超高輝度のLEDか、あるいはパワーLEDで30mA程度を流せばOK。
パワーLEDじゃなくても良い。というかオーバスペック。まとめ買いで、在庫があるので使っているだけです。
もし、もっと灯りが欲しいときのことを考えれば、パワーLEDで100~200mAで60度くらいのレンズを使い、周辺を照らせば効率が良いでしょう。
それ以上、明るく照らすシーン、用途は私の中ではないですね。それに爆光にすると、電池の持ちが悪いので点灯時間が短くなります。
もし爆光と点灯時間の両立を目指すなら、スマホ用の大容量バッテリーを使うのが良いでしょうね。だたし使い勝手は下がりますが・・・
まとめ『明るさの目安』
今回の結果でわかったことは、お値段が高いヘッドライドは、かなり爆光と言えるくらい周辺まで明るく照らせること。
こちらの2機種はどちらも明るく、最大ではまぶしくて私はほぼ使いません。使うとしたら足元が悪いあぜ道や草むらを歩くときには、かなり有効だと感じました。
災害時に人の捜査などには最適でしょう。
一方の100均で買えるヘッドライトでは、無改造のセリアとキャンドゥの単四が使えるヘッドライトでも、実用上は十分明るいことがわかりました。
- セリアのLEDヘッドライト 無改造
- キャンドゥのLEDヘッドライト (長時間の点灯と乾電池2本で使用したいので改造)
私は単四2本で、長時間の点灯できるヘッドライトも欲しかったので、改造して使用しています。
100均の単四乾電池は4本入り、5本入り、6本入りがあるので、余らないようにそれぞれのヘッドライトに使えるのも良い感じです。
足元が悪い砂浜までは、無改造のヘッドライトで照らし、釣りをしているときは灯りを絞った目に優しいライトとして活用すればベストではないかと思います。
100均なので、2つ買っても200円+税なので激安です!
とはいえゼクサス ZX-260とエナジャイザー HDL250が2つあるので主に使い、車にいつも常備してちょっとした捜し物などは100均のヘッドライトを使う感じ。
あ、それと、100均のヘッドライトが4個も5個もあるので、非常用に家族が使えるように予備に在庫しています。まあネタで改造したら、どんどん増えていったのはココだけの話し。内緒にして。
ちなみにエナジャイザー ヘッドライト HDL250 ブラックとキャンドゥのLEDヘッドライト
改造を比べると、別物くらい明るさに違いがあります。
さすがに明るすぎて、手元はまぶしくて作業が私はしづらいので、光度は絞らないとダメ。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。