ダイソーのある商品を見たら、「毛針の材料にぴったり!」急に作りたくなりました。
毛針でオイカワ(ハヤ)を釣っていた時期があります。
虫餌(川虫など)で釣れますが、当時は苦手だったので、作り物の針で釣れるのを知って感動しました。
川の瀬で毛針を流すと見事にヒット!あの感覚は楽しかった。
それを思い出したので冬、釣行に行かない時間で自作してみることに。本格的に作るか分からないので、取りあえず手近にある物を使うことに。
そこで他にも100均で材料をいくつか購入して、取りかかることにしました。
※補足:毛針は毛鈎や毛鉤、フライとも呼ばれています。テンカラ、その他、地域によっては呼び方や使う材料に違いがありますが、いずれも虫などの擬似餌として作られます。
毛針の作り方と道具集め
ダイソーやセリア、Can Do(キャンドゥ)などで材料を集めます。
針など釣り道具は、ダイソーでしか取り扱いがありません。またお店によっては、在庫を置いていない場合があるので、そんなときは予約や仕入れしてもらえないか聞いてみましょう。
道具
- 針(今回は見やすいマス針)ダイソー製
- 糸(ダイソーの赤いミシン糸、セリアのミシン糸セットなど)
- 毛糸 ← 今回、毛針を作るきっかけに!
- 針を固定する道具(ダイソーのピンセット、工具コーナーにあるクランプなど)
- 針金
- 使い古しのボールペン(100均の安いもの)
- ダイソーのピンセット
毛針の形について
様々な形の毛針が考案されていますが、渓流など川の付近に生息している、飛行タイプの虫に似せた擬似エサ。
形は、その虫になぞったものをアレンジして作られています。
虫の種類によって異なるので、ここでは大まかな形を考えていきます。
触角、頭部、胸部、腹部、羽根。
これらの部位に似せて、毛針を作ります。極めている方は、さらに詳細な部位まで模倣して作り込まれていますが、そこまでのレベルに達すると毛針というより芸術作品。
毛針作りが楽しいと感じた方は、釣れる毛針作りの、その先まで楽しんでみてはいかがですか?
毛針の作り方【手順】
人や地域、狙う魚によって作り方が異なりますが、100均の材料で作れる手順を紹介します。
まず、簡単な流れはこちら。
- 針を固定する。
- 次に針に糸を巻く。
- 糸の上に毛糸を巻く。
- 毛糸の上に糸を巻く。
- 瞬間接着剤で固定。
- 毛を整えて完成。
行程は書くと多そうですが、やってみるとそれほど多くはありません。
針はダイソー製。
針にミシン糸を巻きます。これを巻くのは理由があり、針はツルツルしているので、糸を巻いて滑りにくいようにします。
針の固定は、こちらの手作りアイテムを使いました。
参考 バイスの自作
糸はミシン糸を使いました。
羽根の代用に、ダイソーで見つけた『毛糸』。これだけあれば、売るほど自作できます!
こちらは毛糸の拡大写真。何となく鳥の羽っぽい感じだったので、こちらを購入しました(本当は、いくつか買いました)。
手で巻いた方が早いかも
本でもネットでもフライ用のバイスを使うと書かれていますが、実は手で巻いた方が早いという方巻きやすいも。
とくに自作の場合、小さな針で作るときは手の方が巻きやすいかもしれません。針サイズが大きいとバイスは巻きやすいのですが、小さいとやりづらい。
手の場合は、右手、左手で針を持ち変えることができるので便利な面もあります。
最近、フライではなく手作りのサビキを作るとき、袖針2号でも手で巻いて作ります。
自作バイスや市販品でやりにくいと感じたら、10本くらい手で作ってみてください。意外と、それくらい作ると手でも作れるようになります。
まとめ
取りあえずフライの作成に慣れるために、身近にあるもので作れますが、本格的に作るなら早めに鳥の羽根を入手して作り初めましょう。
バイスは手でも自作でも代用できますが、完成度の高いフライは鳥の羽根にはかないません。
下記の記事を読めば、さらに釣りに詳しくなります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。