「ここも人で一杯か・・・」
何とか隙間に入り込んで釣り初めても、アタリすらない。ちょっと投げ疲れて、周りを偵察してみたら・・・
誰も魚が釣れていない。そういう時って、フグもヒトデすらかからない。
このままでは、釣果ゼロなんてことでその日は終わるかも。
運良く回遊してくれば釣れるかもしれませんが、もしこなければ・・・
例えばサビキ釣り、エサで魚を集めるのでルアーより釣れやすいですが、それにしてもアジやイワシ、サバが近くを回遊しなければ釣れません。
魚が釣れない時に攻めるポイント
実績のあるポイントについてまとめました。
- 河口の干潟のあるところ。
- 港の岸壁の際
- 砂浜の根(岩礁)のあるところ。
河口の干潟があるようなところには、チヌがカニや貝、小魚などを補食するために集まります。またチヌが群れでいることも多いので、数釣りが楽しめるかも。
梅雨からは、河口のトップ(海面ギリギリ)で、ホッパーで釣れるほど活性が上がるので面白い。
真水と海水が混ざり合う汽水域は、カニを初めとして小魚などが多様に生活しているので、それを捕食する大型の魚も集まるので狙い目。
岸際を狙う釣り
初心者の方は、港でちょい投げされたり足元でサビキ釣りをされています。
でも実は、大物が釣れる可能性があるポイントの1つ。
ヘチ釣り、落とし込み釣りなどと呼ばれている釣り方です。
港の岸際には、貝やカニが上から落ちてくるのを待ち構えているチヌが釣れます。しかも40cmクラスがいるので、タモが必要になります
また小魚なども集まるので、それを狙ってシーバス(スズキ)も釣れます。サビキ釣りをしていると、シーバスが目の前で集まったアジを捕食したので、泳がせ釣りがオススメ。夜はイカも釣れることも。
砂浜は、キスが釣れるところならマゴチがいる可能性があるので、底を中心にルアーで攻めてみるべき。
「ルアーはやってないから無理だね・・・」
いえいえ。ちょい投げでキス釣りされているなら、釣れた元気の良いキスを泳がせて釣る方法があるので、それなら十分に狙えるし釣れます。
さらに砂浜でも、チヌ、アジ、イカが釣れることがあるので狙ってみて欲しいですね。
「え~砂浜でチヌ!?」
ええ。先日もキスを釣っていたら、キビレ(チヌ、クロダイの仲間でヒレが黄色っぽい魚で、見た目はほぼ同じ)が釣れましたよ。
さらに根があるところなら、キジハタやカサゴなどがいる可能性があるので、朝マズメ、夕まずめに丁寧にテキサスリグで狙ってみると面白いことに。
参考 テキサスリグの作り方まとめ!チヌも根魚もマゴチも釣れる万能な仕掛け!
このテキサスリグ、マゴチが釣れることもあるし、2インチの少し小さめを使ってチヌも釣れるので、あるいみ万能な仕掛けです。
バスで多用されていましたが、最近は海でも使われるので道具箱に入れておくと、攻め方が増えて釣果アップにつながります。
魚が釣れないのに砂浜でイカが釣れる
「イカが砂浜で?ありえないよ」。
イカは岩礁、岩場、海藻が生えている近くにいることが多く、ベテランはそういったところを攻めます。
海の中で少し暗くなっているところが根です。
そのため釣れる時間帯は、初心者が入り込める場所がなく撤退することもしばしば。
でも砂浜でも海藻や岩などがある根の周辺に、イカが回遊していることもあるので、狙ってみるのも面白い。ちょっと根掛かりしやすいですが。
YouTube『竜示のライトルアーフィッシングちゃんねる』さんが、こんな動画を公開されています。
誰もいない静まり返った砂浜で目の前にルアーをキャストしたら高級魚が釣れた!
夏ならキスやマゴチも狙えるので、イカがダメなら狙う魚を変えられるので、手軽に釣れます。
「竿を2種類、用意しないとダメじゃないの?」。
いえいえ。そんなことはありません。真夏のキスはちょい投げで釣れるので、エギ用の竿でも十分。マゴチもそのキスを補食するため、かなり浅場でいることがあるので、同様に釣れます。
それにエギ用の竿にマゴチが釣れると、強烈な駆け引きが楽しめるので面白いですよ。
アジも釣れる砂浜
回遊次第ですが、砂浜でもアジが釣れます。
アジはプランクトンが多く集まる場所にいます。夜になると常夜灯にいるのは、その光でプランクトンが増殖しているので、それを捕食するために寄ってきます。食べるのに効率が良いからです。
一方、砂浜でも小さな小魚もいれば、プランクトンが集まる場所もあるのでアジが集まるポイントの1つ。
私が砂浜で感じたのは、1サイズ大きなアジが釣れるという印象です。ですから数釣りはできないので、型狙いになります。
アジング、投げサビキで狙っていると面白い。
ちなみに、このアジを狙ってイカもいるのでアジが釣れたら狙い目。
まとめ
魚が釣れないときは、ちょっと視点を変えて今までとは違う場所を攻めると、新しいポイントを発見できます。
人がたくさんいる、堤防、砂浜は魚よりも人が多くて釣れないと言われますが、それを実感します。
どうしても人が堤防や砂浜に等間隔で並ぶと、攻めるポイント、投げられる範囲が限られてしまうので、その場所に回遊してこなければ1日投げても釣果ゼロなんてことはザラ。
もちろん魚を待って投げ続けるのも楽しいのですが、思い切って人が少ない、あるいはいない場所を攻めてみると、思わぬ釣果が得られることも。
もし釣れたら、できるだけこっそり釣るのが良いです。
いまどきツイッター、ネットで公開したら、数週間で釣り人が大挙して押し寄せ、もし駐車場が少ないところだと住民トラブル、警察が動き出すことに。
自分だけの穴場を見つけて、爆釣してください。
下記の記事を読めば、さらに釣りに詳しくなります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。