「あっ、切れた・・・」
アジングで極細のPEラインやエステルラインを使っていると、ブチッと切れることがあります。
「ゴミだなこのライン。ブチブチ切れて、使い物にならない」という方も。
ところが全く同じラインを使っているのに、「ぜんぜん切れないし、30cmオーバーのチヌも釣ったよ」という評価も。
そこで切れない人がやっている、ある対処法について、下記にまとめました。
目次
PE・エステルラインが切れない工夫
「ブチッ! やっちゃった・・・」。
0.2~0.4号程度のPEラインや、エステルで問題になるのが、高切れ。
あまり力を入れているつもりがないのに、簡単に切れる。
そんな時、まずは下記をチェックしてください。
- ドラグはゆるゆるにしているか?
- ラインは、いつ交換したのか?
- 移動中は、ラインをリールのスプールに巻いているか?
- リーダーは使っていますか?
詳しくみていくことにしましょう。
ドラグはゆるゆるが基本
「えっ!マジ、こんなにドラグをゆるめるんだ~」
私も最初に教えてもらったとき、まさかドラグをゆるゆるに緩めるとは思っていませんでした。
何キロとか、数値は分からないのですが、竿を強めにシャクルとPEラインやエステルラインが、ジージーと出るくらい緩い。
「え~そんなにゆるくちゃ、大きなアジが釣れたとき、ドラグが緩すぎてリールを巻いても寄せられないのでは?」
「そのときは、ドラグを少し強めれば良いんですよ」。
「だいたい、みんなドラグがきつすぎ。PE0.8号くらいなら、それでも簡単には高切れしないけど、細いラインなら0.2号とかでしょう?そりゃ切れるわ」。
確かに言われてみれば、その通り。私が良く使うのが0.3号ですが、0.06~0.08mm。いくら強度が高いラインでも、切れます。髪の毛の太さくらいですからね。
ラインが切れるタイミング
普通に0.3号のエステルラインを、ゆっくり引っ張っても簡単には切れません。
ところが、一気に強く力を入れると切れます。
これはPEラインでも同じ。じわじわ引っ張るのは強いのですが、瞬間的な力には弱い。
例えばガラス、上に物を少しずつ置いても割れにくいですが、瞬間的に力を加えると割れやすくなります。
そういう特性があるので、できるだけ力が瞬間に加わらないように工夫します。
その1つが、ドラグを緩めておくのです。もし、それでも切れるようなら、まだドラグがキツイ。
投げるときのジグの重さを軽いものに変えるか、軽めに投げるようにしましょう。自分が考えているよりも、糸に負担をかけた投げ方をしているハズです。
ラインは、いつ交換したのか?
次に多いのが、リールにラインを巻いたまま、ずっと交換していないケース。
0.2や0.3のラインですよ、ちょっとした傷でも命取り。瞬間的な力じゃなくとも、軽く投げただけでも亀裂が広がって切れます。
なんだかんだ、糸の太さは0.08mm程度の世界。寿命が短くなります。定期的に交換するようにしましょう。
私の場合、釣行したらその都度、最低、竿の長さ分はカットしています。人によっては、毎回、20mくらいカットされています。
私は150~200m巻きを使っているので、途中で裏表?を巻き替えます。このようにするとしばらくは新品と同じような感じになります。
ラインは、常に新しいものを出すように切っていきましょう!
移動中は、ラインをリールのスプールに巻いているか?
繰り返しになりますが、ラインは極細です。
車の移動中に竿に糸を通していると、どこかに当たってスレます。
フロロカーボンラインなど、耐摩耗性の強い2~3号のラインならまだしも、わずか0.0○mmの太さですから、車に出し入れするとき竿や何かにこすれて、目に見えない傷ができます。
ルーペや顕微鏡でないと、よく見えない傷だとしても投げた(キャストした)時に、負荷がかかって切れます。
糸って、傷がついた状態で引っ張ると、どんどん傷が加速度的に広がって、一気に切れます。
出来る限り、糸はリールのスプールに巻いた状態で移動させましょう。
その他のポイント
あ、そうそう。私はリールを持ち運ぶときは、必ずナイロンの袋に入れて、スプールには100均のゴムバンドみたいなものを巻いています。
ルアーは2g以下(できれば1g以下がおすすめ)で、飛距離を出したい場合はエステル。それ以上はPEラインの方が、キャストした時に切れにくくなります。
リーダーを使っていますか?
ごく希に、初心者の方が、0.2や0.3の細いエステルラインで、リーダーを使わず直結してジグにつなぐ人がいらっしゃるようです。
おそらくナイロンラインの2~3号を、使っている感覚だと思うのですが・・・
耐摩耗などの意味合いもありますが、クッション性も期待できるので、リーダーは必ず使ってください。
長さは30~50cmでOK。ラインが細いとはいえ糸の結び目を、ガイドの中に入れない方が良いでしょう。
私はエステルラインの0.3号を使う場合、フロロカーボンライン、またはナイロンラインを使います。
- YGKよつあみ ギガ ニトロン スピニング 1号(4lb)ナイロン
- サンヨーナイロン VALCAN EXTRA V-500 500m 1号 ナイロン ナチュラルクリア
- フロロカーボンラインならこちら>>安価なシーガー フロロマイスター
まとめ
「買ったばかりなのに、このラインはゴミだな~」と言う方は、ここで紹介したポイントをチェックして、取り扱いを変えてみてください。
それでも改善されないときは、ラインを太くするか、別の銘柄(他のメーカー)を使う様にしてみてください。
商品やメーカーによって、若干、強度や太さが異なるので、自分にあったラインが見つかると思います。
もういろんな対策をしても、エステルライン、PEラインが切れるようなら、しばらくナイロンラインを使ってみることをオススメします。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。