シャコバサボテンは、鉢植えでも美しい花を咲かせ、手入れが簡単な植物です。しかし、元気に育てるためには置き場所が重要です。
本記事では、シャコバサボテンが健康に育ち、毎年花を咲かせるための理想的な置き場所を詳しく紹介します。日当たりや温度、湿度などのポイントを押さえて、長く楽しめる環境を作りましょう！
シャコバサボテンに最適な置き場所
シャコバサボテンの栽培は、真夏は強すぎる直射日光を避けた場所が理想。一方で気温が下がる秋～春までは、光が当たる室内がおすすめ。
特にレースのカーテン越しなど、柔らかい光を取り込める場所が葉焼けなどをおこしにくいので安心。
半日程度、光が差し込む場所であれば十分に育ちます。
夏場は窓際でも日差しが強い場合があるので、一時的に窓から少し離した場所に移動させるなど、季節によって置き場所を調整することもおすすめ。
室内の適度な湿度が保てる場所
シャコバサボテンは、基本的に乾燥に強い植物ですが、極端な乾燥や湿度不足が続くと成長に悪影響を及ぼします。特に室内で育てる際には、空気の乾燥に注意する必要があります。
エアコンやヒーターを使う冬場や夏場は、乾燥が激しくなりがちで、植物にとってストレスになります。
適度な湿度を保つために、室内の湿度計を活用し、湿度が40～60％程度に保たれるようにしましょう。私たち人間が不快に感じない環境は、シャコバサボテンも快適なようです。
乾燥が強い時期には、植物の周りに水を入れたトレイを置いたり、霧吹きで軽く葉に水を与えることで湿度を補うことができます。ただし、過度な加湿は根腐れの原因にもなるため、バランスを取ることが大切。
- エアコンやヒーターの影響
エアコンやヒーターは室内の空気を乾燥させ、シャコバサボテンの葉がしおれる原因になります。
暖房や冷房の風が直接当たる場所は避け、風が直接届かない位置に配置することが重要です。乾燥が進むと、葉や茎が縮んだり、花がうまく咲かないことがあります。
このようなことから、エアコンが設置していることが多い南向きの窓際が適しています。
冬場の置き場所は？
シャコバサボテンは冬に花を咲かせる植物であるため、冬の室温管理が非常に重要です。置き場所を間違えると枯れてしまうことも。
開花時期に適切な温度を保つことで、健康な成長と美しい花を楽しむことができます。つぼみを付けてから部屋を移動すると、つぼみが落ちてしまいやすいので、鑑賞する場所に早めに移動させましょう。
冬の適温10～15℃
シャコバサボテンにとって理想的な冬の室温は10～15℃。
寒すぎる環境は避けるべきですが、逆に暖かすぎると花が咲きにくくなるため、適度な涼しさが必要です。この温度帯は、休眠期の植物にとって快適な環境を提供し、春からの成長に向けた準備にもなります。
冬場は10℃を下回らないことが理想的ですが、軽い涼しさを感じる環境が、休眠中のシャコバサボテンには適しています。
15℃を超えると暖かすぎて、休眠から抜け出し、開花が遅れる場合もあるので注意が必要です。
暖房との距離
冬場は暖房が欠かせませんが、暖房の風が直接当たらないようにすることも重要です。
暖房の風は空気を乾燥させ、シャコバサボテンの葉や茎が乾燥してしまう原因となるため、風の当たらない場所に置くか、加湿器などで湿度を保つ工夫が必要です。
冬場の光の管理
冬は日照時間が短くなるため、光の確保も重要です。シャコバサボテンは明るい場所を好むため、日当たりの良い窓辺に置くと良いですが、特に冬場は朝日や夕日は柔らかい光なので、レースがなくてもOK。
光不足になると成長が停滞し、花が咲かない原因となるため、冬でも明るい場所を選んで置くことが大切です。
凍結や極寒を避ける
窓から10cm程度離して鉢をおきます。
寒さに強い一方で、凍結や極寒にさらされるとダメージを受けることがあります。
特に外気温が0℃を下回るような環境では、室内でも冷気の影響を受けやすい窓辺や、冷たい空気がたまりやすい場所には注意が必要です。冬の窓の近くは、意外と冷気で冷たい。
外気に近い玄関付近などは、シャコバサボテンにとって凍結のリスクが高まるため、避けるべきです。
冬場の水やりは控えめに
冬は休眠期に入るため、水やりも控えめに行います。水分が多すぎると根腐れを起こす可能性があるため、土の表面が乾いてから水を与えるようにし、少量の水やりで管理しましょう。
感覚的には真冬は、10日間隔で水やりすると良い感じになりますが、室内の湿度や気温などによって違うので参考程度にて。
休眠期は乾燥気味で管理
冬場は成長が止まる時期なので、水を与えすぎないようにしましょう。乾燥気味に管理することで、春からの成長が順調に進みます。
これらのポイントを守りながら、冬場も適切な環境でシャコバサボテンを育てれば、翌年も健康的に成長し、美しい花を咲かせてくれるでしょう。
ちなみに私は、１年に2度咲(春と秋）かせるので、冬でも水やりは一般の栽培よりは多め。
まとめ：シャコバサボテンの理想的な置き場所
シャコバサボテンを健康的に育て、美しい花を楽しむためには、適切な置き場所を選ぶことが最も大切です。以下のポイントを押さえて、最適な環境を整えましょう。
- 真夏は、明るいが直射日光を避ける場所（真夏の窓際は直射日光が当たらないので大丈夫だとは思います）。
- 湿度が適度に保たれる場所。
- 冬場は10～15℃を目安に温度管理。
- エアコンやヒーターの風が直接当たらない場所。
- つぼみができたら、急激な温度変化は避ける。
これらの条件を満たす場所に置くことで、シャコバサボテンはしっかりと成長し、毎年美しい花を咲かせてくれるでしょう。
とはいえ、週１回たっぷり水やりすれば、ほぼ勝手に育ってくれます。月に１回くらい液肥を与えれば、生育も良くなります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。
