まずは、こちらの開花をずらしたシャコバサボテンの生育状況を画像でご覧ください。
全く同じ日に撮影しましたが、つぼみの大きさが異なるのが分かると思います。
以前はシャコバサボテンを、12月末~お正月頃にかけて開花させていました。
このシャコバサボテンは、12月30日に挿し芽をしてちょうど2年の株です。
園芸店では10~11月には、すでに大きなつぼみをつけたシャコバサボテンが売れられています。
「やっぱり、早く咲かせたいな~」と思いました。
そこで1ヶ月ほど早く開花させることしました。
下記は3年目のシャコバサボテンの開花の様子。計算通り、1ヶ月ほど早く開花しました。
葉も増えて、それに伴って花の数もたくさん増えて満開はすごくきれい。
「どうやって、開花を早めたのか?」
開花時期は、栽培環境(日の出・日の入り・気温・室内の明るさ・水やり量)などによって、異なります。
そこで私がやっている、シャコバサボテンの開花時期を、自由にずらす方法をまとめました。
開花時期は日照時間を変える!
9月の中旬になったら、シャコバサボテンの開花時期を決めます。
私の経験から、花が開花する50日前に準備を始めます。
その頃、もし屋外で育てていれば室内に入れます。我が家では一年中、シャコバサボテンは室内で育てています。
開花準備させる
11月の下旬頃から開花させたい時。
8~9月の頃からリビングの窓際に置きます。夜も遅くまで電灯の光がついている部屋の窓際で、シャコバサボテンに光で照らします。
22時に消灯するなら、シャコバサボテンが寝ている時間は8時間くらいですね。
このまま放置していると、シャコバサボテンはつぼみを付けにくい。そこで、10月になったら夕方の5時になったら光を遮ります。
暗くする時間を増やす
シャコバサボテンは、日が短くなると開花準備のスイッチが入ります。
仕事などで5時に暗くできないときは、帰宅後、すぐにダンボールや新聞紙などでシャコバサボテンを覆い、電灯の光が当たらないようにします。
朝は7時になってから覆いを外すようにしています。こちらも、もっと早くてもOK。大事なのは、以前より光が当たる時間を数時間、短くすればOKです。
シャコバサボテンに光を当てずに、寝かせている時間は14時間になります。
光を当てない時間は、8時間 ⇒ 14時間
これだけ夜が長くなると、シャコバサボテンはつぼみを付ける準備を開始します。
あとは葉につぼみが完全につくまで、光が当たる時間を短くしたままにします。
ポイントその1
また水も控える方が、より完璧につぼみを付けます。
水やりは表面が完全に乾いてから、数日はやりません。私の場合、5~7日は水やりをしません。
家が乾燥しやすい場合は、葉の張りを見てシワシワになる前に、水やりします。
ポイントその2
シャコバサボテンは、葉に肥料(窒素成分)が多いと、つぼみを付けにくいので、肥料は与えません。
水を少なくして、肥料をやらないと花を付ける準備に入ります。それと並行して、日が当たる時間を短くすれば、40~50日ほどで、小さなつぼみがつき始めます。
つまり花を好きな時期に咲かせるためには、逆算してこれらの対策をすれば、思い通りになります。
つぼみがついたら
ほぼ葉につぼみがついてきたら、覆いをしなくてもOK。つぼみはどんどん大きくなります。
つぼみさえ付いてしまえば、リビングで電灯の光が当たっても大丈夫。もう、新聞紙もダンボールも使わなくても大丈夫。
水やり、液肥を与えてもOK。乾燥し過ぎると、つぼみが落ちるのでご注意を。
ただし水はけの悪い土で栽培していると、根腐れして株が弱ります。だから春先の鉢の管理は大事です。
それでもつぼみができない時
考えられるのは、鉢の用土に肥料成分が多いケース。
「用土の上に、肥料を置いていませんか?」
水やりのとき、肥料成分が溶け出しているので、つぼみをつけません。
用土の中に肥料成分が多く含まれていても、つぼみをつけません。
対策としては、肥料を取り除きます。
シャコバサボテンは、水耕栽培でも開花させられるくらいなので、液肥で十分に栽培できます。
水耕栽培で実験しました。
まとめ
私は1週間~1ヶ月ずつくらい開花時期を遅らせたかったので、1鉢ずつ順番に新聞紙で覆うようにしました。
このようにすれば、12月から1月にかけて1ヶ月以上、シャコバサボテンの花を咲かせることができるので、長く美しい花を見られます。
ちなみに私は、シャコバサボテンの花を、1年に2度、咲かせています。
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。