晩秋になると、急激に気温が低下して足元が寒い。
ちょっと前まで夏日でエアコン(クーラー)をつけていたのに、急に暖房を使うようになる寒暖差に体もついていかないですよね。
そんなとき、エアコンだけで足元を温めるのは無理。
足元が冷える理由と温かくする方法
以前、真冬に住宅展示場に見学に行ったとき、足元がとても温かく感動しました。
床暖房がこんなに効果があるので、すぐに導入をしたくなりました。
そこで言われたことは、「最新の家でも家中を温めるのには、1週間くらいはかかります」とのこと。
「え、そんなにかかるの?」
だから床暖房が人気になっています。
エアコンをつけても足元が冷たい理由
エアコンをつけても足元が冷たく感じるのは、いくつかの理由があります。
まず、暖かい空気は上に行きやすく、冷たい空気は下にたまりやすい性質があります。だから、エアコンで部屋を暖めても、天井の方が暖かく、床の近くは冷たく感じることがあります。
次に、「コールドドラフト」という現象も関係しています。これは、暖かい空気が冷たい窓や壁に触れて冷やされ、その冷たい空気が足元に流れてくることです。特に、窓の断熱が弱いことが多いと、この現象が起こりやすい。
結論:エアコンで床を温めようとすると数日はかかる。でもエアコンはつけっぱなしにはしないので、床は温まらない。
また、湿度も大事です。空気が乾燥していると、同じ温度でも寒く感じやすくなります。だから、エアコンをつけるときは加湿器を使って、湿度を保つと快適になります。
足元を直接、温める方がはるかに早い。
※石油ストーブは近くにいると、遠赤外線でエアコンよりは温かく感じます。
ホットカーペットとひざ掛け
ホットカーペットを使いつつ、足をすっぽり覆うようにひざ掛けを使うと、足元まで温まります。
さらに厚めのスリッパを履くと効果的。これ、私が実際にやっている対策です。ホットカーペットは電気代がかかるので、電気あんかの上に厚めの靴下を履いて、その上に足をのせています。
自分だけだったら、ひざ掛けと電気あんかがあれば十分です。これがかなり暖かい!
熱を逃がさない工夫
家族がいるとホットカーペットが、やはり有効ですね。でも節電もしたいし、効果も高めたい。
やり方は簡単です。アルミシートを活用します。
注意したいのは、100均のアルミシートは、シートが薄いので効果も低い。そこで何重にも重ねて、保温性を高めます。← すでに実験済み。
ホットカーペットだけでは非効率
ホットカーペットを、ただ敷いただけでは、床の冷えを完全には防げません。ペットの下に厚手のアルミシートを敷いて、冷気を遮断する必要があります。
最近の家は、その点、予想以上に家の冷え対策効果は大きい。床下に断熱材(保温材)を多く入れているので、下からの冷気を抑えてくれるので、ホットカーペットだけでも効率的。
もし10年か20年以上前の家の場合、やはりホットカーペットを敷いても、ある程度の温かさを感じるには半日くらいはつけておいた方が良いでしょう。
もし電気代がもったいないと言う方は、リフォームをおすすめします。
リフォームの箇所
まずはペアガラスを採用。
窓は外気と直接触れている場所。窓ガラスに水滴がついているなら、冷気が入り込み室内の暖かい熱が外に逃げています。
これではエアコンで暖房しても効率が悪い。
これは冬に限らず夏でも同じ。真夏は逆に暑い熱が部屋に入り込み、エアコン冷気が外にでます。
そこでおすすめなのがペアガラス。ガラスが二重になって間に空気の層がはるので、保温性に優れた特長があり、冬でも結露しません。カビ対策にもなります。
もし予算が厳しいようでしたら、当面はこれを床に取り入れてみてはいかがでしょうか?
百均のとは比べものになりません!
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。