ネットは何でも質問すると、答えが得られる便利さがありますね。
ところが聞いちゃいけないことがあります。もちろん合法的なことでもです。
その中の1つに、魚釣りのポイントの質問。これを聞いちゃうと叱られたり、たしなめられたりします。
では、なぜ釣り場のポイントを聞くのはダメなのでしょうか?
目次
釣り場のポイントを教えない理由
結論
釣り場が荒れて、釣り禁止になるのを防ぎたいから。
もちろん異論もあると思いますが、これは、あくまでも私が考えた結論です。法律とか、百科事典から探しだした結論ではありません。
各自、想いがある方、意見がある方は、ご自身のブログなどで発信してください。きっとあなたの意見を待っている人がいます。
釣り場が荒れる
ネットは不特定多数の方が閲覧できますし、相手がどんな人かわかりません。
もし悪意のある人が、釣り場を荒らしてやろうと思って「その釣り場を教えてください」と、質問しているかもしれません。
また本人にはその気はなくとも、静かに回答を閲覧した人の中に、マナーの悪い人がいるかもしれません。
もしかしたら、その人はマナー違反をしてない、悪気がなく釣り場を荒らしているかもしれません。口論に発展すると面倒なことに・・・
漁港によっては、サビキ禁止などのところがあるかもしれません。そういうところでコマセをまいていると、マナーを守らないなら釣りを禁止するという看板が立っているかもしれません。
その方はたまたま、ネットでポイントを見つけて夜に来て、その看板を見逃して普通に釣りをしていただけかもしれません。
しかし違反は違反。
もともと釣りを良く思わない人がルールを決める側にいれば、「それみたことか!」と、即、禁止にされかねません。
それは釣り人にとってマイナスです。
きっかけ
このような事態になったのは、ネットで質問して回答した人がいるからです。
対処としては、その質問に対してはスルーしかありません。← 「なんで教えてくれないんだよ、ケチ!」って言われるかもしれませんが仕方ありません。
教えた人も、みんなに知って欲しい、喜んで欲しいという善意で教えていた。質問した人も、家族と一緒に釣れる場所に連れていきたいという、善意だと思います。
でも、その中に一人でも悪意や、マナー違反、あるいは運悪く禁止事項をしてしまうかもしれません。
釣り人が増えれば増える程、そのようなことが発生するリスクが高まります。確率の問題かな。
もしネットが無ければ、これからも地元のごく限られた人たちだけで長く楽しめたのに、遠くまで釣りに行くしかなくなります。
もし、釣り場を見つけても、ネット上で公開する場合には注意しないといけません。
どうする?
しかし悪意を持って公開している人がいるとした、らたちが悪い。そういう人って、どうやって止めれば良いのでしょうか?
地元の人が困った実話
ネット上で動画を公開したある善意の方がいます。
その方はある釣り場を、まだ、ほとんど人がいないときに釣り始めた地元の人です。
「すごい釣れる!」
自分だけ楽しむのはもったいない。もっと多くの人に知って楽しんでもらいたい。
そういう善意で公開しました。
が、その後、竿を出しづらくなるほど多くの人が訪れ、その後、動画を公開した人は釣りにくくなり、釣りから遠ざかってしまいました。
幸いにもルールを大きく破る人は、いまのところいないか、少ないようなので、釣り禁止にはなっていませんが、今後、さらに人が増えるとどうなるのか分かりません。
もし、そこが釣れれば釣れるほど、あっという間に人が押し寄せます。ネットの拡散力はハンパないです。
わずか数ヶ月~数年以内に、釣り禁止に追い込まれても不思議ではありません。それほどネットの力は大きい。
動画で公開するとき注意すべきポイント
動画を公開したときに、
「釣り場はどこですか?」と聞かれても、スルー(答えない)することです。
下手に答えると、もっと詳しく、もっと詳細に教えてください~となってしまいます。
また、できるだけ地上の建物などが写らないように、動画も編集するようにしないと、閲覧者からクレームが入ります。
「お前、なんで動画で公開しとんねん、しばくぞ!」なんて書き込みされると凹みます。
というか、このコメント、すでに強迫に該当する可能性があるので、警察が動く対象になるかもしれません。お互いに嫌なことになってしまいます。
言い方も注意が必要かもしれませんね。
「動画で釣り場を公開するのは、マナー違反になるので動画を修正された方がいいですよ~」と、柔らかく伝えてあげた方が気持ちが良いかもしれません。
このあたり、ホント、難しいですよね。これはネットに限らず、リアルに会社なんかで注意する場合、される場合の立場になって考えると分かりやすいですが。
いざ、自分がその立場になると、そこまで考えて行動できるのか・・・
これはセーフじゃない?
とはいえ、テレビや雑誌ですでに紹介されている釣り場であれば、すでに多くの人が知っているので、動画で釣り場を公開しても、あまり影響がないかもしれません。
それもダメって人もいるかもしれないので、その辺は難しい。責任は持てません。
地上の景色が写り込まないようにできる?
地上を全く移り込まないように、撮影するのは至難の業。というか、不可能でしょう。
後から編集で手間暇かけて、地上をカットしたり消すしかありません。← めんどくさいですよね。
例外もあります。
離島など手軽に行けないところや、船釣りなどは、動画で公開しても多くの人が訪れる傾向にはないようです。
釣り場を特定されないた方法を考えてみた
地上を100%カットするのは難しい。← そもそもそんな動画、誰がみたいでしょうね?それじゃ、釣り堀かもしれない。
- そこで場所の特定率を下げるためには、釣り場の地名を伏せるようにします。
それでも地元の人がみれば、場所は特定されますが、地元の人であればすでに知っている可能性の方が高いので、それほど問題になることはないでしょう。← それでもクレームを入れる人はいます。
- 足元しか撮影しない。← 動画で公開する意味が少なくなりますが・・・
- 夜しか撮影しない。← あまり釣り感を感じないので、閲覧者受けはあまり良くない。← こんな動画ばかりだと、誰も見てくれない。
- 上から下向きに撮影する。← 臨場感を難じないので、見た目はイマイチかも。
う~ん。いま、ここまでネットが普及しているので、遅かれ早かれ誰かが公開してしまうので、時間を遅らさせる抵抗にしかならないでしょうね。
動画でなくても、ツイッターやインスタグラムで1枚の写真を公開したら、もう、それで終わり・・・拡散力って凄いですから。
拡散されるパターン
- ツイッターで友達にだけ、釣り場を配信したつもり。
- ところが・・・その友人が他の人に教える。
- たまたま、その中に釣り好きの人が見ていて、拡散する。
- 数日で日本中に拡散。← ネタによる。
- 翌週の週末あたりから、釣り場に人が押し寄せる。← これはあり得る。
- 違法駐車が横行する。← これは困る!
- 釣り場が荒れる。← これを恐れています。
- 釣り禁止か、釣り場がゴミだらけになる。← 地元の人に申し訳ないです。
- 釣り禁止にならないまでも、釣り人が増えることで、魚がスレて釣れなくなる。
- 最初に教えた人も気分が悪い。人が多く、その釣り場には行かなくなる。
- 最初の人は、二度と新しい釣り場のポイントを動画配信しなくなる。
- 良質な動画が見られなくなる。← 最悪。どんどん面白くない世の中になっちゃう。
- 閲覧者が見たい動画がなくなり、どれも似たりよったりの動画であふれかえる。
動画を配信してはいけない法律はない
釣り動画を配信してはいけない法律はありません。
「だったら釣りのポイントを教えても良いじゃないの?」という意見もあります。
そこで私なりに考えた結論としては、地元の釣り道具屋さんのホームページや新聞・雑誌などで紹介されているポイントは、動画で紹介してもOKだと考えます。
もし動画のコメントで、「お前、なんで教えてるんだよ!」と突っ込まれた時に、○○釣り具店:URL http:~で紹介されていますよ。
とか、『○○雑誌の○月号のP○ページで写真入りで、ポイントが詳細に記載されています。』と返すことができます。
つまり何が言いたいのかというと、すでに世の中の既知の情報なので、私が初めて公にしたわけではありませんと、論理的に返すことができます。
まあ、宣伝みたいになるかも、仕方ないですね。でも、そういうのを、「宣伝ですか!」とクレームを入れる人がいて、また困る。
それでも色々と言ってくる人は、スルーするか、問題行為だとして適切に抗議することも検討してみてはいかがでしょうか?
また強迫などの文言が入っている場合には、サイバー対策などの公的機関に通報するなど、行動を起こすこともできます。
あまりにもひどいクレーム、脅迫まがいのことは、警察に通報、また弁護士に動いてもらうことで、個人を特定できる技術はあります。
そこまでにならないようにして欲しいですが、いろんな人がいますからね。
ネットの問題で頼りになる弁護士さんを探しておくと、相談できるので助かります。あと、親類や友人、知人に警察の方がいるのも頼もしい。
まとめ
『釣りのポイントをネットで質問すると叱られる』件についてのまとめ。
- 釣りのポイントは質問しない。
- 回答しないでスルー。
法律では問題ありませんが、『質問しない。回答しない』というのが、釣り人のマナーのようです。
ネット上では、ちょっと冷たい感じになってしまいますが、実際に釣り場で何度も出会ってコミュニケーションができれば、ポイントを教えてもらえるかもしれません。
そこまでの人間関係が作れる人は、釣り場を大切にできる人なので安心です・・・たぶん。
私も気をつけます。
良いアイデアがあれば、ぜひご自身のメディアで紹介してください。
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下記の記事を読めば、さらに釣りに詳しくなります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。