- 今週末に釣りに行ったときに余ったカニを、来週も使えるようにしたい。(1週間コース)
- 2~3週間分まとめて捕まえて、飼っておきたい。
このような1週間くらいの短期間と、少し長めの飼育方法・保存についての方法をまとめました。
目次
【釣りのエサ用】カニの飼育について
準備するもの。
1週間コース
- カニを入れておくプラスチック容器。
- 小石。カニがつかまれるようにする。水面から体を出せるように。
- 海水。カニを捕まえたときに、ペットボトルに入れて持ち帰る。
または人工海水。
1週間程度、カニを飼育する方法
- プラスチック容器に、カニの体が半分くらいつかる海水を入れる。
- 容器はあらかじめ、空気穴を開けて呼吸ができるようにしておく。
- 小石も入れておいてくださいね。硬めのスポンジなども使えます。
- 野菜室にカニが入った容器を置く。
- 水は減ってきたら、減った分だけ真水を足してください。海水を足し続けると濃度が濃くなりすぎます。
- あちらの世界に旅立ったカニは取り除く。
1週間程度なら、エサはなしでOK。入れる場合は、煮干しを入れる。たくさんエサを与えると、食べ残したカスが腐敗して水質が悪化するので入れません。
この方法では冷蔵庫に、カニを長く飼育することはできません。
1週間以上、飼育する場合
カニを長期にわたって飼育するには、道具が必要になってきます。
すべて熱帯魚や金魚のもので代用できます。
- カニを飼育する水槽。
- エアーポンプ。空気を送るブクブク。オススメ>>水作 水心 SSPP-7S エアーポンプ
- ろ過装置。水が汚れるので、それをキレイにしてくれる装置。
- 発泡スチロールの箱、スーパーなどで鮮魚を飼うともらえます。
水槽のサイズは、カニの数によって変わりますが、45~60cmくらいが入手しやすいでしょう。
エアーポンプは、うるさいものもあるので、こちらがイチオシ>>水作 水心 SSPP-7S エアーポンプ
水槽の水をろ過するためには、水量が多くなります。そのためカニが陸に上がれるように、大きめの石などを入れてください。
割れたブロックなどでもOK。カニが水と陸を行ったり来たりするように。カニに自分に良い環境に移動してもらうのが目的です。
砂浜や岩にいるカニは、潮の満ち引きによって、快適な場所を探して動いていますからね。
カニのエサ
雑食性。主にザリガニのエサを与えます。
与えすぎると腐敗して、水が臭くなります。エサが少なくなると、共食いするケースもあります。
ちくわ、煮干しを与えて飼育している方もいるので、何でも食べる雑食性ですね。
管理が難しい水温
「ゆでカニになってしまった!」なんてことに。
真夏の時期、寒い地域でも無い限り仕事で日中、エアコンを停止させていると室内は30度を超える日も多くなります。
水温はカニが棲んでいた水温と同じくらいが最適ですが、エサで購入した場合は計ることはできませんね。
25度以下に設定
この場合は、25度くらいの水温で試してみる必要があります。室内で飼育すると、部屋の温度はエアコンをかけても27~28度。
日中、仕事で家を空けていると水温は30度にもなります。これではカニはどんどん、あちらの世界に旅立ってしまいます。
夏場はクーラーで下げる
もし高温を下げるには、サーモスタットなどで水温管理をする必要があります。水を温めるのはヒーターを入れるだけなのですが・・・
冷やす場合は、熱帯魚用の水を冷やす専用の小型クーラーが必要です。
クールタワーCR-1 NEW
小・中型水槽に最適な冷却効果 約-4℃~-7℃
冷えすぎのためのコントローラー付
冷却効果約-4℃~-7℃。室温32~34℃の時に水槽の水を約26~28℃に冷却(RG-30水槽、水量約16L)
●小型水槽20から41cm(20L以下)に最適なコンパクトサイズ。
軽量モデルで設置が楽。
超小型のものでも9000円くらい。それに加えて、水をろ過する装置を付ければ完璧。
ポイント
このままでは電気代が高くなるので、一工夫が必要です。
観賞用の水槽ではやらないのですが、エサのカニ用の場合は、水槽を発泡スチロールで囲います。
考え方は、大きなクーラーボックス。外気の温度の影響を最小限に抑えるためです。
水を冷やすクーラーを使う場合、発泡スチロールで覆うだけで電気代が節約できます。また発泡スチロールを厚くすれば、それだけ保冷効果が高くなります。
底と水槽の4面を囲います。上の面は光を取り入れるようにするので、プチプチを何重かに重ねます。
考え方は、エサバコと同じなので参考にしてください。
これで電気代を節約できます。
クーラーを使わずに飼う方法
ちょっとめんどくさいですが・・・
- 100均で、カニを飼育できそうな適当なサイズの容器を買ってください。
- 周りを発泡スチロールで囲います。外側は、アルミシートを貼ります。先ほど紹介した、エサ箱の自作と同じ感じ。
- クーラーの代わりに、凍らせたペットボトルを水槽に入れます。
- 水はろ過してください。
- 上の面はプチプチ。夜は発泡スチロールを被せておけば、より保温・保冷効果がアップします。
- 陸を多めに作ってください。
凍らせたペットボトルでは、温度管理ができません。
そのため急激に水温が低下するとカニに良くないので、ペットボトルを立てておくと良いでしょう。倒れないように工夫してください。
また水が冷たくなり過ぎたら、自分で避難ができるよう。
大きめの石やスポンジを入れて、水から陸に上がれるようにしておきます。カニに自分で温度管理をしてもらう感じ。自然界と同じように、逃げ場を作るイメージ。
失敗のリスクがありますし、ペットボトルを定期的に交換する必要があるのですが、予算は低く抑えられます。
この方法のポイントは、水槽を可能な限り発泡スチロールで覆うこと。それだけ発泡スチロールは保温・保冷の能力に優れています。
参考 どっちが冷える?発泡スチロールとクーラーボックスの保冷力!
まとめ
本格的に超小型のクーラーまで導入すれば、一年中、自宅でヘチ釣りで使うカニを飼育できます。
ただしそれに見合うかどうかです。
- 近くにカニを採取する場所がない。
- そもそもカニを捕まえる時間もない。
- エサ屋さんでカニが品切れの時がある。
このようかケースでは、そもそもエサを確保できないとカニで釣りができないので、飼育する価値はあると思います。
熱帯魚や、グッピー、釣ったカレイを飼育していたことがありますが、やはりコストはかかりました。
もしカニをエサ屋で買うのが高いという理由なら、冷蔵庫方式のみに限定された方が良いと思います。
下記の目次で紹介している釣りの記事を読むと、釣りについて更に詳しくなります。
釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。