「勉強しなさい!」と言われて勉強を素直にやる気になる子供なんて、聞いたことがありません。
私なら「だったらお母さんがやれば?」とか「何で、大人って勉強しなくて良いの?」と言ってしまいそう。
『子は親の鏡』。実は大人自身がやる気スイッチが入っていないから!
では、どうすれば子供のやる気スイッチをオンにできるのでしょうか?
目次
やる気スイッチを入れる魔法
やる気のスイッチを入れるというのは、努力できる人になるということ。
メジャーリーガー イチロー選手の言葉
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行く、ただひとつの道だと思っています。
子供に「勉強しなさい!」と命令してもやる気スイッチを入れるどころか、逆効果なのは自分に置き換えると理解できると思います。
上から目線で、強制して勉強を強いると反発したくなります。そこでやる気スイッチを入れる魔法の、あの言葉を使います。
魔法の言葉でやる気アップその1
何かを頑張って、やった事に対していう言葉。
「○○ちゃんなら出来ると思った!」
やる気のスイッチを入れるには、子供に期待する言葉を使うことです。それらは、すべて魔法の言葉になります。
例えば学校のテストの点が、前よりもわずかでもアップしたら褒める。前が40点で悪かったとしても、それよりも1点でも良くなれば褒める。
- 同じ点数でも、成績が落ちていないので褒める。
- 点数が下がっても、頑張った姿勢を褒める。
目先の点数は取りあえず横に置いて、今は勉強のやる気スイッチを入れるのが先決。本人のやる気スイッチさえ入れば、成績は徐々に良くなります。
そのためには、まずは期待すること。
良い所だけを見て、期待する。簡単なようでとても難しいことです。子供に対する信頼がないと言えない言葉。
適当にテクニックとして使うと、逆効果になります。
気持ちがこもっていない言葉は、相手をきづ付けてしまうので、心の底から本当に期待できないと魔法の言葉にはなりません。
もし、本気で言えないなら、まずは自分の考え方から改める必要があります。
親が「そんなの無理」と思ったら、子供も無理。だから子供のやる気のスイッチが入らない。
使ってはいけない、最悪な言葉
最悪な言葉
子供のやる気がなくなる、あるいは出ない原因の多くは親や学校での言葉にあります。
「今日も宿題をやってこなかったのか!」
「また、忘れ物したのか!」
「また、こんな点数とって!」
「親に、その口答え、許さない!」
これらの言葉を言われると、やる気スイッチがオフになり、もう一度、やる気を出すのに膨大なエネルギーが必要になり、何年もかかるかもしれません。
たった一言で、一生が良い方向にも悪い方向にも変わります。
魔法の言葉その2「天才かも!」
人格そのものに対していう言葉。
「天才かも!」
自分は特別な存在かも。
「え?」自分の子供は勉強できないから、天才なんてとても思えない。そのように自分の子供を普段から、見下して見ていると子供にもそれが伝わります。
「やっぱり自分はダメな人間なんだ。何をやってもダメな子」そう思うと、全てが悪い方向にすすんでしまいます。
思いだしてください。産まれたとき「なんて可愛いの!」美人かイケメン、天才か大臣かと、将来に期待していた時期はありませんでしたか?
それは他人だけではなく、自分へも効果的。
自分への適度な期待(プレッシャー)は、自分が持っている本来の力を120%発揮するだけの力があります。
オリンピックの選手は、「金メダルしか考えていません」「金以外はメダルじゃない!」と、見ようによっては傲慢と思われることがあります。
しかし彼ら、彼女らは、命を削って過酷な練習をしています。そして自分の実力は痛いほど理解しています。
あんな奴が金メダルなんて無理だろう。誰もがそう思うような選手がいるかもしれません。
「どうせ自分なんて、オリンピックに出られるだけで良いんだ。メダルなんて・・・」そう思ったら選手は本来の実力すら出せません。
すでに自分に負けている選手が、コンマ何秒の世界で勝てるわけがありません。あとほんの少し手を前に出せば勝てるかもしれない。それなのに諦めたら負けます。
練習でも、それがでます。その積み重ねの4年。
これはスポーツの話しですが、私たちも同じです。
ここに2人の人がいます。
一人はいつも口ぐせで「どうせ自分なんて・・・」と、人生をあきらめている人。
こういう人って、社会にでるとたくさんいますよね?
もう1人は、根拠のない自信を常にもっている人。
必ず成功すると約束されたわけでもないのに、なぜか自信のある人っていませんか?
さて、この二人の将来はどうなるでしょうか?
自分はダメな人間だと思い続けた20年。残念ですが、成功者からは遠いところにいる可能性が高いでしょう。
そもそも厳しい社会で、目指しても夢は叶うのは希なのに、なんでも諦めていたら、小さなことすら成功できない。
「自分は、どうせ何やっても出来ない。やってもムダ」
最悪です。
一方、「やればできる!」と、何の約束もされていかいけど、とにかく努力する人。
「自分は出来る!ガンバレば出来る!だってパパやママが、小さいころから、いつも応援してくれるんだ。だから自分はできるに違いない!」
どちらが、自分の持っている力を出し切れるでしょうか?
どちらが、自分の実力をさらに大きくアップできるでしょうか?
「天才かも!」
この言葉の持つ意味は、子供へ『こっそり応援する気持ち』も込められています。
魔法の言葉その3 心の応援
三つ目の魔法の言葉は、本人には伝えません。
ご両親が心の中で言う言葉です。
「うちの子は天才」「うちの子はできる子!」
朝起きたら、そう心の中で言葉にします。子供を朝、送り出すときに心でつぶやきます。帰宅したら、心の中で言います。寝るとき、「おやすみ」の後にまた、心の中で言葉にします。
たったそれだけ。
そうすれば、親は心の底から本気で応援できるようになります。
毎日、その都度、応援を心の中でつぶやくのは『潜在意識』に働きかけることです。
実は先ほどの、「自分は、どうせ何やっても出来ない。やってもムダ」「やればできる!」という言葉を発する人は、それぞれ自分に潜在意識の中で失敗する暗示と、成功する暗示をかけていたのです。
潜在意識の凄い力
今、潜在意識が注目を浴びています。
ちょっと潜在意識、無意識の事例を紹介します。
例えばテレビで見た俳優さん、「誰だったかな・・・」
名前が思い出せなくて考えていたら、よそ事が入って思い出そうとしていることを忘れてしまう。
ところがふとしたことで、急に頭の中に俳優さんの名前が浮かんで思い出した経験があると思います。
実は潜在意識の中で、脳は俳優さんの名前を脳の記憶した倉庫の中から、ずっと検索しつづけていて、見つかったので教えてくれたわけです。
つまり脳は並列作業をしていて、私たちの意識していないことでも、脳はいろんなことをしてくれているわけです。
そして自分に向かって、我が子は凄いと心の中で言い続けることで、脳は『自分の子供は才能がある』と、潜在意識下で記憶を書き換えていくわけです。
その結果、子供は勉強ができない子という印象から、子供は本当はできる子なんじゃないかと思う様になります。
潜在意識、かなりすごい!
その心変わりが、やがて子供にも伝わり「私、期待されている」と思うようになります。
子供の潜在意識が同じように『私は本当は凄いのかも知れない』『自分はダメな人間だと思ってたけど、本当はできる子かも』と、徐々に変化します。
このような意識が変わると、次第に行動にも変化が現れ、やる気のスイッチがどこかで入ると、前向きに勉強するようになります。そうなれば成績が上がるのも期待できます。
まとめ:子供のやる気スイッチを入れる3つの魔法の言葉
子供のやる気スイッチを入れるためには、親が本気になって子供を応援する気持ちになることが大切。
自分の子供は出来る子、やれる子、凄い子、天才かもしれない。
本気でその気持ちになれば、親が子供にかける言葉も変わり、結果として子供が自分から変わろうとして、また変わります。
3つの魔法の言葉を、試してください。
大切なのは、自分や子供の潜在意識に声かけすることです。そうすればやる気スイッチがどこかで入ります!
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釣りやレモン栽培などをきっかけにブログで発信。子供の頃から母親に教えてもらい野菜の栽培や挿し木などの方法も学ぶ。40坪ほどの畑を借りて100種類ほどの野菜を栽培していた経験も。現在は庭で趣味の園芸を楽しむ。