指示待ち人間の危険な特徴とリセットで改善する方法！

「指示待ち人間」が増加した背景には、日本の豊かさが関係していると考える人もいます。かつての日本、特に1964年の東京オリンピック時代と比べ、現代の日本では物質的な豊かさが著しく向上しました。

今では、食事や水、電気やガスといったライフラインが当たり前となり、これにより自発的に行動する必要が少なくなったことが、指示待ち傾向を助長している可能性があります。

しかし、この傾向は個人の成長や社会的成功を妨げるリスクも。次に、指示待ち人間の危険な特徴やそのリセット方法について詳しく解説していきます。

指示待ち人間の若者と中高年の特徴

指示待ち人間の特徴

• 受動的な態度
  指示待ち人間は、自分から行動を起こすことが少なく、他者の指示を待つ傾向があります。

• 決断力の欠如
  自分で判断することが苦手で、常に他者の意見に依存します。

• 自己主張の不足
  自分の意見やアイデアを表現することが少なく、周囲の意見に流されやすいです。

• 責任回避
  自分の行動に対する責任を他者に転嫁することが多く、問題解決に消極的です。

物があふれかえった時代しか知らない若者と、まだ貧しい時代を少しだけ記憶している40代以上の中高年では特徴に違いが見られます。そのため、指示待ち人間の特徴は、若者と中高年で異なる部分があります。

1. 若者の場合、経験不足や自信のなさから、自発的に行動できず、具体的な指示がないと動けない傾向があります。
2. 一方で、中高年はこれまでの職場の文化や上下関係に影響を受け、自分で判断することを避けがちです。

どちらも共通して、自律性や柔軟性が欠けており、職場の生産性や成長に影響を与える可能性があります。

物があふれかえった時代しか知らない若者と、まだ貧しい時代を少しだけ記憶している40代以上の中高年では特徴に違いが見られます。

指示待ち人間の危険性

• 成長の停滞
  自発的な行動が少ないため、自己成長やスキルの向上が妨げられます。

• チームの効率低下
  指示待ちの姿勢は、チーム全体の生産性を低下させ、他のメンバーに負担をかけることがあります。

• コミュニケーションの不足
  自分の意見を言わないことで、チーム内のコミュニケーションが希薄になり、誤解や対立を生む原因となります。

一番の問題は、答えは誰かが与えてくれる、その思考が進歩を止めて危険です。

指示待ち人間 若者の特徴

「やっぱり人生は楽しまなくちゃ！」

ある釣り好きのAさんは、休日になると海に出かける。お小遣いの大半は釣り道具や釣行の交通費に消える、釣りバカ日誌でおなじみの浜ちゃんみたいなタイプ。

そんな彼に昇進という文字は辞書にはない。典型的な指示待ち人間。出来るだけ社内では目立たず穏便に定時を過ごしたい人。

そういう人の特徴がこちら。

• 何でも家にある状況で育った若者の特徴は、上昇志向が希薄。
• 生活ができなくなるかもしれない危機意識がない。
• 人生は好きなことを中心に、生きいそがずゆっくり進めば良い。

上を目指すという思考がないので、昇進に対する興味もない。むしろめんどくさいことが増えるので避ける。積極的に参加しない。

生きるために働くという意識が低く、食べることすらできないという想像ができない。

また親世代を見て、夜遅くまで働いて休日は疲れて朝は遅くまで寝ている姿を目の当たりにし「親父みたいにはなりたくない」と考える。これは自然な流れかもしれません。

指示待ち人間 中高年の特徴

バブル世代の中高年は、かつては仕事に全力を注ぎ、会社への忠誠心を持って働くことが当たり前の時代に育ちました。終身雇用が約束され、会社に尽くせば生活が安泰とされていた時代の影響を強く受けています。

しかし、バブル崩壊によって、その努力が必ずしも報われるわけではないことを目の当たりにします。

「努力してもリストラされる」。

親の姿を見て、企業への忠誠心が失われ、仕事へのモチベーションが低下しました。

さらに、体力の低下や家庭の重視により、指示されたこと以上には頑張らないスタンスを取るようになり、安全策を選びがちです。リストラを避けるため、指示待ちの姿勢が定着し、冒険することを避ける傾向が強い世代です。

発展途上国に勢いがある理由

少し本題とはそれますが、発展途上国が日本以上に短期間で発展していく例があります。

格差は激しいですが、アジアの国々もその１つ。いままで自転車通勤だったのが、高級車での通勤に。電気もなかった時代を経験した人が、高級マンションでパソコンのキーを叩きながら、コーヒーを飲む。

「頑張れば報われる！」と分かれば、人々はみんな良い暮らしに憧れて時間を忘れて働く。彼ら、彼女らに働き改革はない。働けば生活が豊になる。それこそが生きがい。

日本は、すでに発展途上国の人々が手に入れたい生活の中にいるので、これがどれだけ素晴らしく幸せな環境かを気づかない。まるで、あの時代の貴族のようだ。歴史は繰り返す。いずれ日本は落ちる。そんな危機に今いるのですが・・・

指示待ち人間の原因と改善

若者も上の世代もいい意味で、安全地帯を進むようになり、大きな失敗はないが業績も目で見て分かるくらい悪化する。

安全を考えた結果、新しいサービス技術革新が停滞した結果、外資系などの企業に押されるようになる。

結果として、古い体制や製品群しか提供できなくなりユーザーが見放し、業績が加速度的に悪化した企業は買収、倒産へ。

これを期待している国もあるのでしょうね。戦争せずに倒す戦略かもしれない。日本が瓦解する日がやってくるかもしれない。

指示待ち人間を改善させる

まず手っ取り早いのは、逆説的ですがありえないほど細かく指示する。

指示待ち人間なら、それはそれでOKとして認め、作業をマニュアルでこと細かに決める。例えば百科事典くらいの分量を与えて自動的に行動ができるようにする。

そのためには膨大な記憶力と理解も必要になるので、超優秀な人間を採用する必要がある。もちろんその指示書の作成は、それを遥かに凌駕する人材を充てる必要も。

現実的にはほぼ不可能。

指示待ち人間になってしまった人材を、自ら考えて動けるようにするのは、脳の思考プロセスを一旦、リセットして再入力できれば一番ですが、コンピューターのような柔軟性はないのでこれは不可能に近い。

何十年もかかるので、誰もやりたがらない。

指示待ち人間の直し方

さて、改善も並大抵ではないので、直し方となると最上級の難しさになるでしょう。

まず指示待ち人間の人格否定から入らないと直せない。

「あなたの思考プロセスはダメ、プログラムされたことだけしかできないあなたな、まるでパソコンと同じ。それでは自分で考えるようになるA.I.に確実に負けて失業する」。

そこであなたに2つの選択肢を選んで欲しい。

1. 指示待ち人間を辞めて、自発的に動ける人（人材）に率先してなるか？
2. パソコンとして生きていくか？

あなたが選べる選択肢は２つ。ちなみに2番は人間を辞めるということ。と、決断を迫る荒療治しかないのかもしれない。

ただコミュニケーションで・・・・というレベルでは、おそらく100年かかっても思考は変わらないに違いない。

もし「そんなことはない！」という方は、いますぐ、その方法を発信していまの状況を打開するために働いて欲しい。

リセットで改善する方法

• 自己認識を高める
  自分の行動パターンを見直し、指示待ちの傾向があることを認識することが第一歩です。

• 小さな決断から始める
  日常生活の中で小さな決断を自分で行う練習をし、徐々に自信をつけていきましょう。

• フィードバックを求める
  他者からの意見を積極的に求め、自分の考えを整理することで、自己主張を強化します。

• 責任を持つ
  自分の行動に対して責任を持ち、問題が発生した際には自分から解決策を考えるように心がけましょう。

• 目標設定
  短期的な目標を設定し、自分から行動を起こす習慣を身につけることが重要です。

これらについてあなた自身が部下や友人にあった方法を自らが考えて、方法を決定し、そして実践する必要があります。

荒療治

実現可能かは、会社などの環境によりますが、荒療治する方法があります。

例えば発展途上国で、学ばせる方法です。まだまだ海外では日本の昭和の頃に似た環境で暮らす方々がいらっやいます。子供たちの中には靴すらなくはだしで歩く子も。

このような環境を目の当たりにすると、価値観が一度崩壊する可能性があります。いかに自分が恵まれた環境にいたかを認識できるようになります。

そこから自分がどうすべきか、考えるようになればリセットできます。ただし誰にでも効果があるわけではなく、また危険も伴うのでどこの国、地域にするかの選定も難しくなります。

このような荒療治は、一例にすぎません。誰も指示してくれません。ではどうすれば良いのか？

そこがスタート地点。

まとめ：指示待ち人間の危険な特徴とリセットで改善する方法

• 仕事の目的と役割の明確化:
• 目標設定: 具体的で達成可能な目標を段階的に設定し、達成感を感じやすくします。
• 上司との関係改善: 意見を出しやすい環境を作り、上司と部下の信頼関係を深めることで、指示以上の行動を引き出します。
• 失敗を受け入れる環境: 失敗を恐れず挑戦できる心理的安全性を確保し、成長の機会を提供します。
• 考える力のトレーニング: 自発的に考える力を養うための研修やワークショップを実施します。
• コミュニケーションの活性化: 定期的なミーティングや交流イベントを通じて、社員同士の信頼関係を築きます。
• 権限移譲: 社員に判断権を与え、自己判断で行動する機会を増やします。
• 加点評価の導入: 失敗を評価の対象にすることで、安心して挑戦できる環境を作ります。
• 教育方法の改善: 「どうしたら良いか」を逆に質問し、社員の思考力を引き出します。
• フィードバックの強化: 定期的にフィードバックを行い、成長のための学びを提供します。

細かな具体的な方策は、それぞれの環境にアレンジして取り組む必要があります。腕の見せ所。

指示待ち人間の特徴とその危険性を理解し、改善することは、個人の成長やチーム全体の効率向上に欠かせません。

こうした事態を改善するために、リセットとして自発的な行動を促進することが重要です。

また、自己主張を強化することで、職場でのコミュニケーションが円滑になり、信頼関係が深まります。結果として、より良い人間関係が築かれ、チームのパフォーマンスも向上します。

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